こんな記事書いてるけどやっぱ基本的には怖い。
予言
まだ幼稚園児の頃、電車のボックス席に乗っていたら向かいのおじさんに「君は将来めちゃめちゃ美人になる」といきなり声をかけられました。
なんでわかるの?と尋ねると「おじさんは未来が見えるから」と言われてとりあえず納得しました。
あとで母に「しらない人に話しかけられても返事しちゃダメ」と叱られましたが、当時の嬉しかった記憶を持ち続けて25歳になりました。
おじさんの予言は当たったと思いたいです。
自己肯定感は高く育ちました
良い思い出っぽいけど怖いカテゴリに入れてしまった。怖いから。結果的に良い思い出になってるから良いけど!!
おかえり
小学5年生くらいの頃、いつものように仲の良い友人と2人で他愛もない話をしながら下校していたら、前から来た知らないおじさんにとびきりの笑顔と大声で「おかえり!」と、声をかけられた。
そのあまりの声量と知らないおじさん相手だということで気恥ずかしくなってしまい 「あ、こ、こんにちは…」とかなんとか、どもりながら答えたら
その返事が気に障ったらしく「おかえり!と言われたら、ただいま!だろ?!はい!やり直し!」と、怒られてしまった。その後
「おかえり!」
「ただいま…」
「声が小さい!おかえり!」
「ただいま!」
とおじさんの気が済むまで何回か練習させられた。当時は怖くて半ベソかいた思い出だったけど
今思えば確かに、「おかえり」には「ただいま」しかないよなって思う。
でもおじさんサイドも、もう少しソフトに伝える術もあったろうにとも思う。みーこ
おじさん的には教育のつもりなんだろうけど、怖すぎる。「おかえり」には「ただいま」だけどまず知らんおじさんに「おかえり」って言われる筋合いがないもん。
後ろ
大学生のころ、先輩の家で終電ギリギリまで映画を観て、最寄り駅から家路についていると後ろからコツコツと足音が。 普段ならそこまで気にならないようなものですが、時間帯とさっき観た映画がホラーだったのも相まってなんだか凄く怖くなってしまい、チラチラ後ろを振り返っていると、向こうから話しかけてきたのです。
あたりは暗かったし、気恥ずかしくてあまり顔は見ていないのですが、20~30代くらいの女性でした。
後ろを歩いて怖かったよね、とか、さっきまでホラー映画観てて怖くなって、とか、普段はどんな仕事してて、とかひとしきり話してから、じゃあ家こっちなんで、と言って別れたのを覚えています。
実家を離れた今も、たまに帰省する度に思い出すエピソードです。今考えてもめちゃくちゃいい人だな……星山
これは普通にかなり良い話なのですが、会話するまでの怖さがわかるので怖いカテゴリに入れました。
憎い?
小学生の頃、私は近くの温泉に行くのが好きでよく親にねだって連れて行ってもらっていました。
いろんな種類のお風呂があるのが楽しかったんですが、中には背の小さい子どもが入ってはいけないと注意書きされているお風呂(底が深くなっていて歩くタイプのお風呂)もありました。足がつかないので普通に危険です。
ただ、今まで入っても咎められることがなかったので、いつもどおり手すりを頼りに入ろうとしたら、その日はたまたまいたスタッフさんに止められてしまいました。
叱られて凹んだので、別の風呂に入りに行った親が戻ってくるまで待とうとベンチに座っていると、隣に座っていた中学生くらいに見えるお姉さんが「あの人(スタッフさん)憎い?」と聞いてきました。「消してあげようか」と言われ、怖くなった私が「大丈夫です」と言うと、その人はどこかへ行ってしまいました。
当時は「変わった人だな」くらいに思ったのですが、今考えると中学生らしくて微笑ましいかもしれません。善意っぽいし。
らっこ
「大丈夫です」って言ってなかったらどうなってたんだろう。
スレンダーマン
近所の商店街を歩いていたら、異様に身長が高くて痩身のおじさんに
「お時間ありましたら、お茶しませんか?」
と声をかけられました。真昼間の商店街で異様に細長いおじさんからのナンパに面食らってしまい、少し沈黙が流れました。
「今、急いでますので・・・」と言うと、
おじさんは「お金に困っていませんか?」と聞いてきました。
実際、常にお金には困っているのですが唐突にそんなことを聞かれ、あまりにも気持ちが悪かったので 「いいえ、困っていません。」と言うと「そうですか。」と言っておじさんは去っていきました。以降、そのおじさんとの遭遇はないのですが、私はそのおじさんをなにかの怪異だと思ったので「スレンダーマン」と呼んでいます。
もしかして、「困っている。」と言ったらお金をくれる怪異だったのでしょうか。かに味噌もつ鍋
身長をお金で買ってくるタイプの怪異かもしれない。それかただ細長いナンパ師。
とにかくなんかいいもの。
わかば
10年ほど前、インディーズのライブに行ったときのこと。
前座が終わり、10分くらいの準備時間の間タバコを吸っていると 「あ!ハイライトだ!」と背の低い20代前半くらいの女の子に話しかけられました。
ピアスバチバチのゴスメイクがよく似合う女の子でした。 (ちなみに分からない方に説明するとハイライトというタバコは60年くらい販売され続けているロングセラーで、超オヤジタバコです)
「私も一回吸ったんですけどキツくって~!」みたいなノリで2、3話した後 「あ、これあげます!」とカバンから「わかば」が。(タール値超高のオヤジ飛び越してお爺ちゃんタバコ) 「パッケージ可愛かったんですけどキツかったんであげます!」と。
もう、調べなよ。蚕
本当だ、パッケージ可愛い。名前から初心者向けかと思ってしまう罠だ。
水族館
大阪の海遊館へ友達と行った時の話です。
生まれて初めて見るジンベイザメに感激して10分くらいに観察していると、ジンベイザメの口元に小魚がいました。
それを見ながら友達と「何のためにそこにいるんだろう?」「食べられないのかな?」とか話し合っていると、突如背後から係員さんに声をかけられ、解説をいただきました。「それは〜ですよ」と、アニメキャラのように颯爽と現れた係員さんに感激して解説の内容は忘れました。今度また海遊館に行こうと思います。
ふわや
「プロの解説」それ自体がカッコよくてスゲーって思っちゃうので内容忘れちゃうのわかるな。話が難しいとかじゃなくて、解説自体がカッコ良すぎてそっちが印象に残っちゃうの。
ルージュラ
文化祭の準備中、入口の暖簾にするために赤色のスズランテープを細く引き裂いて繋げていた時のことです。皆でこれ腰蓑に似てるね、こんなやつを巻いてるポケモンいなかったっけ?と話していた時、工具を借りに来ていたらしい、他のクラスの女の子が重い荷物を早歩きで運搬しながら「ルージュラ!」とだけ叫んで通り過ぎて行きました。その時はそれだー!と皆盛り上がりましたが、よく考えるとシュールでした。
無記名
ルージュラではなくない? でも他のクラスの女の子がポケモンの名前叫んで通り過ぎていくシチュエーションはすごくグッとくるな。
優しい
大学に入って1ヶ月くらい過ぎた時のことです
1ヶ月が過ぎたとはいえ、大学の雰囲気にはまだなれず、授業もほとんど一人で受けていました。そんな中、授業が終わった時にふと視線を下の方に向けると、誰かの落とし物であろうスマホが落ちていました。結構装飾がしてあり、背面にプリクラの写真とかも貼ってある感じで、恐る恐る拾って学生課に届けに行こうとしました。
教室を出ようとした瞬間、前からかなりのスピードで女性が走ってきて、教室のスマホが落ちていたあたりを探していたので、もしかしたらと思い声をかけると案の定その人のスマホでした。その人の女友達も後から追ってきて、すごい勢いで感謝されました。
そこでスマホの持ち主が、「大学って優しいねぇ〜」みたいなことを言っており、友人から「いや拾ってくれた人が優しいの!」みたいに一喝されていました。
それ以降話したりはしていないのですが、終始ほんわかした雰囲気だったのをたまに思い出して優しくてよかった〜と思い返しています。うにウニする雲丹
優しくした側が「優しくしてよかった〜」と思っている話安心する。
タオル
現中2です。私は吹奏楽部に入っていて、その日は家に楽器を持って帰ることにしました。
しかし、カバンに入らないデカデカ楽器+炎天下(部活が昼で終わる日だった)で運動が嫌いすぎて体力もついていない私は死にかけていました。
学校から10分ほどの場所にある交差点に着くと、そこには3人ほどでタオルか何かを配るおじさんおばさんたちが。
その人たちは「おはようございます」と言いながらタオルを配っており、絶対声かけてくるなあと思いながら横断歩道の前に立とうとすると案の定ボスっぽいおばさんが「タオルいりますか😊」と話しかけてきました。
ただ、話すのが苦手すぎるのと疲れで「………あ…………大丈夫です……」くらいの反応しか出来ず申し訳ないと思っていた時。
なんとおじさんがまだ信号が赤いままであるにも関わらず横断歩道を渡ろうとしたのです。
咄嗟に「まだ赤ですよ!!!!!」と今まで出した中で4番目くらいに大きな声を出してしまい、めちゃくちゃ気まずく、青になってから早歩きで向こう側へ渡ったのですが、その後小学校の時にめーーーーっちゃ仲の良かった校長先生に会い、談笑してから帰ったので良い思い出です。でもなぜ配っていたのがタオルだったのか、なぜ明らかに昼なのにおはようございますと言っていたのかなどが謎だし校長先生でハッピーエンドにねじ曲がっているのが謎すぎるので夢かもしれません。ごめんなさい。
あと今思うとめちゃくちゃつまらんかもこの話。書いたのがもったいないので一応投稿します。あーー後で思い出してやめとけば良かったってなりそうううーーーわああああ
書かずに心の中に秘めておけばこんな気持ちにはならなかったのにね
この企画の趣旨にはバッチリあってるから自信持って。「まだ赤ですよ!!!!!」って言えたのが最高。完全に正しいこと言ってるのになんでこんな気まずい思いしなきゃいけないんだよ感が良い。
コンプレックス
食堂制の高校に通っていた時のエピソードです。
男友達2人と食堂でうどんを啜りながら自分のコンプレックスの話をしていました。
その話の中で自分の眉毛が太いのが嫌だと言う話を持ち出した後に、急に隣に座っていた知らないギャルから「えー可愛いじゃん、眉毛太いのって」と言われその後に眉毛を触られました。一瞬めちゃくちゃドキドキしましたがその後に「もっと太くしようよ、味のりくらい!!」と言われたので一瞬で冷めてその後真顔のまま友達と食堂を後にしました。
男友達2人はギャルの言う事だし気にせんほうが良かぞとフォローをしてくれたので何とか腑に落としました。
たった一言だけで人の印象は変わるんだなと強く脳に押し付けられたエピソードです。無防備な脇
ウワー余計な一言だ。まあ本当に味のりみたいな眉毛が好きなギャルの可能性もあるけど、それにしても。
新幹線
新幹線に乗っていた時のことです。
東京から新大阪行きの夜8時発くらいの便になったのですが、お盆前の週末ということで、車内は全席指定で満員。
私は東京から会社の同僚と一緒に乗る予定だったのですが、隣り合った席が取れず、一人で3人席の通路側に座っていました。
3人席の真ん中と窓側には女性が座っていましたが、その2人も連れというわけではなさそうでした。
私の隣の、3人席の真ん中の女性は、東京駅を出発して早々に缶ビールのロング缶を2本と、かなり大きめの、何か焼き鳥のようなお惣菜パックを1つ空けていました。
さらに瓶で日本酒を取り出してまた別のお惣菜パックをおつまみに飲んでいました。
そして、冗談みたいなドリフ風のシャックリがしばらく続いたかと思うと静かになり、どうやらお眠りになったようでした。その後、新幹線が小田原あたりに差し掛かった時に地震があり、1時間以上停車するというトラブルに巻き込まれました。
ようやく運転再開したあたりで、そういえば隣の豪快な女性の気配が全くしなくなったなと思ってこっそり隣を見たら、その女性は、私の反対側、3人席の窓際の女性の方に、もたれるというよりほぼ倒れ込むようにして爆睡していました。
あまりにテンプレすぎる酔っ払い仕草と小田原で止まってからずっとこれだったのかと想像すると、失礼ながら面白すぎて、私は変な声で吹き出してしまいました。
すると、3人席の窓際の、完全に寄りかかられた側の女性も笑って、二人で目を見合わせて笑いました。ひとしきり笑いあいはしたものの、倒れた酔っ払いの女性をどうすることもできず、私は無力感を感じながら時間を過ごすことしかできませんでした。
そんな中しばらくして、窓側の女性が「すいません、ちょっとトイレに行きたいんですが…」と申し訳なさそうにおっしゃったので、これはもうシノゴの言っている場合ではないと奮起し、爆睡している酔っ払い女性の肩を持って所定の位置に座らせ、日本酒の空き瓶とグラスを持ち上げて座席のテーブルを畳んで、道を開けてあげました。窓側の女性は「ありがとうございます、本当ありがとうございます」と言って無事に通ることができました。
トイレから女性が戻ってきたちょうどその時、2時間遅れくらいで私の目的地である名古屋にもうすぐ到着する見込みであるアナウンスが流れました。
窓側の女性は新大阪まで行くようでしたし、真ん中の酔っ払いの女性は再び窓際の席に倒れ込んでいるし、名古屋からこの時間に乗ってくる人もいないと思ったので、「私は名古屋で降りるので、こっちに座ってくださいね」と通路側の席を空けました。
素敵な笑顔で「ほんと助かります」とおっしゃいました。名古屋発の接続電車が最終に近かったので、新幹線を降りた後ダッシュで在来線のホームに向かったため余韻もありませんでしたが、思えばちょっと素敵な思い出です。
たじ
新幹線や飛行機の隣になった人との「着くまで同じ班だね誰だか知らんけど」くらいの連帯感とか、協力ってほどでもない気の使いあいとか、ちょうどいい微笑ましさ。真ん中の人も迷惑といえば迷惑なんだけどなんだか憎むに憎みきれない豪快さがあるな。
写真
大学生の時に友達と2人でディズニーランドに行った時のこと。
シンデレラ城の前に到着して友達と綺麗〜!ってキャッキャしていたんですが、私が「写真2人で撮りた……」と言いかけた時に、ちょうど真横で写真を撮っていた同い年くらいで女性2人組の片方の方とばっちり目が合い、お互いににやにやしながら無言で持ってたスマホを交換し合って写真を撮り合いました。
最後はちゃんとお礼を言い合い、そのままスっと別れましたが声かけあったわけでもないのに同タイミングでスマホ差し出したのがなんか面白かったのでディズニー行くといつも思い出します。
めつこ
良い〜。言葉は交わしてないけどアイコンタクトも会話といえば会話だし、なんなら言葉を交わすより深いコミュニケーションしてる気がする。
鎌
高校3年生の時に通っていた画塾でハロウィンパーティがあり、私は死神の仮装をしていった。
その帰りの夜中に駅前をフラフラしていたら酔っ払った大学生4人組に「死神さ〜ん!」と呼ばれ、5分くらい絡まれた。
「鎌で攻撃して!」と曰われ、「えっいいんですか?」と応えると「いいから本気でやって」などと言われ攻撃させられた。
鎌は手作りだったのでそこで半壊した。
その後また別の人に話しかけられたので無視したら、そっちは画塾の友達だった。武器にするなら大鎌
酔っ払いはまあアレだけど一生に一回くらい大鎌で人を攻撃してみたいから羨ましい。
バイク
ちょっと珍しいバイクを買ったのが嬉しくて、県をいくつか跨いで遠出した。
駐車場にバイクを停めて降りると、知らない若い女の子が「それ〇〇(バイクの名前)ですよね!」と話しかけてきた。
「詳しいですね」と応えると「友達が好きなバイクなんです!写真撮っていいですか?!」と言われたんで「どうぞ」と返した。
帰り際その子は「すいません、私ばっかテンション上がっちゃって」と去って行った。
もっと愛想良くすべきだったかもしれんと、少し悔やまれるエピソードです。イタリ屋チョー介
「あれ友達が好きなバイクじゃん、写真撮らせてもらって見せちゃろ」ってなるのめちゃめちゃいい人だな……
ヒカセン
少し前、私の職場がある地域に、なぜかFFの作曲家として有名な植松伸夫さんが来て、バンドで演奏する……というライブがあった。
私はFF、特にFF14というオンラインゲームの大ファンで、仕事帰りにそのライブに向かい、演奏を聴いていると、知らない女性に「ヒカセンですか?」と聞かれた。
ヒカセンというのは光の戦士のことで、FF14においてはプレイヤーキャラクターやユーザーの事を指している。
話を聞くと、その女性もヒカセンで、私がFF14の公式イベントで配布された鞄を持っていたので、思わず話しかけたらしい。
「ほんとに植松さんがいますね……」
「なんでこんな田舎にいるんでしょうね……」と少しだけ話をして、そのあとは各々演奏を聴いた。
私は所用で途中で離脱してしまったので、それ以上女性と話したわけではなかったけど、
こんな田舎にもヒカセンっているんだなーと思った。案外ゲーム内ですれ違ったり、同じパーティーだったことがあるのかもしれない。
ど田舎の事務員
田舎でオタクイベントあった時の「こんな近くに同士いたんだ」ってなる感じいいよね。あとオンラインゲーム特有の「ゲーム内で一回くらい会ってるかもなあ」感も好き。
ウロウロ
5年振りに観光で渋谷に行った日の事です。
スーツケースを預ける場所を予約していてスマホのマップを見ながらウロウロして探していた自分の光景が気になったのか、とても綺麗で都会的な女性の方に「何処かお探しですか?」と声を掛けてもらいました。
凄く助かる!と思いスマホを見せたところ、「私も観光で来ていて土地勘が無くて分からないですねぇ。私も迷ってるんです」と言われました。
その後お互い健闘を祈って別れましたが何故あの方が急に状況を共有したがったのか、もしかしたら目的が別にあったのか今振り返ってもよく分からない出来事です。ひつじわらび
その話しかけ方で親切じゃなくて「自分も! 困ってる!」なパターンあるんだ。でも困ってるのが自分だけじゃないってのはちょっと慰めにはなるしな。
聖地
8、9年ほど前のことですが、『響け!ユーフォニアム』というアニメにハマってしまった自分は、居ても立っても居られなくなり、京都の宇治まではるばる聖地巡礼に行きました。
アニメの舞台となったロケーションをいくつも堪能してたら夜になり、せっかくなので、有名な宇治川の鵜飼いも見学していくことにしました。
お金を払って観覧船に乗り、その船上で爽やかな青年から声を掛けられました。「宇治には観光に来られたんですか?」
本当のことを言うのは恥ずかしく、「そんなとこです!」と答えると、「実は自分は『響け!ユーフォニアム』というアニメにハマってしまって、いわゆる聖地巡礼に来たんです」と、彼はそう答えました。
「あの……実は自分もそうでぇ……」 そう返す自分が本当に恥ずかしかったです。下船したあとも、一緒にご飯を食べたり、駅のホームで『響け!ユーフォニアム』の話をしたりしてたら、あっという間に宿に戻る時間がやってきてしまいました。
正直、連絡先を交換しようかなと迷いましたが、あえてしないことにしました。そのほうがエモいと思ったからです。長い上りのエスカレーターに運ばれていく自分を、青年は見送ってくれました。
だんだん小さくなっていく彼に、これで最後だからと、大声で「また会いましょうー!!」と叫んで、大きく手を振りました。
連絡先を交換してないので、もう会うことは無いのではとも思いましたが、そう言うのがエモいと思いました。
令和も6年になり、やはり彼とは再会できずにいますが、あのときのことは今でもときどき思い出します。モバイルいわし
全部最高だ……。「実は自分もそうでぇ……」のくだり良すぎるな。恥ずかしいけどそれ以上にめちゃめちゃ嬉しいだろうなこれ。お互い超楽しかった思い出として別れるのはお友達になるのと同じくらい価値があると思う。
声優
16歳だか17歳のとき、声優養成所の体験にて。
帰ろうとした時、同じように体験に来ていたお姉さんに話しかけられて、その人は19歳ということで、あなたは若いから良い、私は遅いみたいなことを話していた。
私は19歳も全然若いと思ったけど、その人的には声優目指すには遅いらしかった。
私は声優養成所の体験を3校くらい行って、それ自体は楽しかったけど、声優もアニメの道も目指さずにそれっきりで終わった。
もずく
その人的には遅いな〜と思いながらも諦めず養成所に行ってみてるのはいいな。(絶対全然遅くないのは置いといて)
スポーツ
前回のWBC開催中のことですが、準々決勝の日本対イタリア戦の日に出張が入ってしまい、新幹線に乗っていました。
車内でスマホを出して試合の配信を見ていたら、隣の席に座って一心不乱に柿の葉寿司を食べていたドレッドヘアのイカついお兄さんが、「お、野球じゃないすか。おれデカいiPadあるんで一緒にみましょ」と自分のiPadを出して配信を見せてくれました。
どうやらお兄さんはあまり野球に詳しくなかったらしいのですが、「隣の席のやつに遠慮しながらみてたらスポーツの試合ってあんまおもんないっしょ。せっかくだから一緒にみよっかなって」ということで声をかけてくれたようです。
私は結局途中の駅で降りてしまったのですが、世の中優しい人もいるんだなあ、と今でも時々思い出します。
鯛茶漬け
良い人すぎるしコミュ力のバケモノだ。せっかくだからで隣の人の趣味に付き合ってみるような人はさぞドレッドヘアが似合うに違いない。
今回はここまで!
ご協力いただいた皆様本当にありがとうございました。みんな知らない人と話すことがあったらぜひ教えてくださいね。あと知らん人と話す時は気をつけてね。
自分も何かこういう知らん人と1回きり話した思い出あったな〜という方はこちらから投稿ください。いっぱい来たらまたやります。7回目がなかったらごめんなさい。
告知
近い将来「もうちょっとで危うく恋するところだった話集」が本当の本当に書籍化するので本買えるお金を貯めながら続報を待っていてください!!!!!!