何だかわからないけど出会った話。
巨人
4、5歳くらいのころ、家族と車で出かけたときに、70m位の真っ白い巨人がのっそのっそと街を歩いているのを見た。
その時は特に驚いたりせず、そういうものなんだと受け入れていた気がする。
この間ふと思い出して母に聞いてみたら、母もうっすら記憶にあると言っていた。毛玉
母も見てるんならせめて母は大騒ぎしてくれよ。親子共々「そういうのもいるよな」と思っていたのかもしれないか。
何か
小学生3、4年生の梅雨頃、母と2人で買い物に行くために車に乗ってました。
雨がザーッと降っていてどんよりとした雰囲気でした。橋を車で渡っていると、橋の下の川に何かがいました。
川の中央にぽつんと立っていて、なんだろうと目を凝らすとそれが人の形を取っているのが分かりました。それは腰まで水に沈んでましたが、人間ではないなとなんとなく悟りました。
外見はシャンプーハットを被っていて、腰周りに蛍光色のピンクのスカートを履いており、腕が異常に長かったです。当時、それを運転中の母に見せたくてスマホを貸してとねだっても貸してくれませんでした。
帰り道再び通るとそれはもういませんでした。たまにその道を通ると今でも思い出す不思議な体験です。長文、駄文、失礼しました。
よう
ギリギリそういう人間の可能性もなくはないけど、それはそれで怖いな……。
シルクハット
小学生の時、家族で花火大会に行ったらシルクハットを被って杖をついたおじいちゃんに「大きくなったな〜!」と声を掛けられた。
知らない人だったし、母親も心当たりがなさそうだったので怖かった。その年の秋に、習い事の帰りの車で窓の外をぼーっと眺めてたら、自宅と水路の間の狭いスペースに人影が見えた。
シルクハットを被って杖をついてたからあの時の…!って思ったけど、よく見たらめちゃくちゃガイコツだったし、私に向かって満開笑顔で手を振ってたし、母親には見えてなかった。このちょっと前におじいちゃんが死んだからそれかもって思ってたけど、今思えばおじいちゃんは漁師で、漁師はシルクハット被らないと思うのでなんだったのか謎です。
マイメロの筋肉
シルクハットを被った何かしらに気に入られている……かっこいい……。一応じいちゃんやその他身の回りにシルクハット趣味の人がいなかったか聞いてみてもいいかも。
サンタ
小学五年生の時、もうサンタさんは親であることを分かっていたけれど、親がプレゼントを置くところを見るまではまだ分からないと思っていたため、クリスマスの夜ずっと起きていた。
眠気も限界を迎えまだ来ない?と思っていた時にドアが開き、現れたのはお母さんではなくスキンヘッドで民族服の外国人女性だった。
恐らく寝ぼけて夢か何かと混同しお母さんを見間違えたんだろうが、当時は何が何だか分からなかった。
冬休み明けの給食の時間に友達にこの話をすると何故かハチャメチャにウケた。サンタになりたい
まあ、それがサンタの正体である可能性はあるよな。
ジェイソン
私が幼少期の頃。お風呂から出てリビングに向かう途中に祖父母の寝室を通る難儀な家に住んでいたんですが、小学校2年生くらいの時祖父母の寝室で13日の金曜日のジェイソンが布団の上に正座してたんです。
泣きながら風呂に戻ったら母に「そんなの居るわけないでしょ」と言われ、戻るとジェイソンは居なくなってました。
昔父がジョークグッズでジェイソンのマスクは持っていたのですが家の父はジェイソンほどガタイが良くないので絶対に別人なんですよね。
泥棒の類いだとしても正座する意味が分からないし… そこからジェイソンが現れる事は無かったので未だに何だったんだろうと思ってます。
ルーク
幻でも見間違いでも「何かを見た」のはたしかなので頭ごなしに否定するもんじゃないとは思うけど、「ジェイソンが布団の上で正座してた!」って言われたら「そんなのいるわけないでしょ」って思っちゃうかもしれないな……。
影
小学校低学年くらいの頃、自分はマンションに暮らしており、ベランダに面する窓のある部屋を自室としてあてがわれていました。
自分は窓とは反対側に枕を置いて寝ていたのですが、たまに深夜に目が覚めることがあり、そう言う時に必ず窓の前に黒い影が立っていたんです。
決まって二体、人型ではなく人魂や何かの妖怪のような形でした。 多分夢かカーテンの影がそう見えていたのだと思うのですが、やけに記憶に残っています。3年生か4年生になる頃に梯子付きのベッドで寝るようになり、それ以降は見ていません。
9時間寝たい
正しく99%見間違いであろう不思議体験だ。ちょっと感覚が狂っていたけど、こういうのを募集していたんだった。多分カーテンの影なんだろうけど、でも確認したわけじゃないし、違ったら怖いよね。
猫
長期休みに友達の実家(日本家屋)に泊まりに行ったとき、庭が見える縁側のようなところで一人でぼうっとしていたら、猫が二足歩行で廊下を歩いてきて「いらわんのですか」とはっきりとした日本語で、若い男性のような声で言ってきた。
「え?」と聞き返すと、四本足の姿勢になって廊下を引き返して行った。
なんとなく他人に喋ってはいけないような気がしたので、友人には黙っていた。
(投稿するにあたり検索したところ、少し使い方は違うようですが、いらう、というのは触る、のような意味の方言らしいです。)コンソメ鮭ポテト
人間は自分を触りたくて当然だと思ってるあたりがマジで猫だな。
ワンカップ
電車待ち中に座ってたベンチの横におっちゃんが座ってきた。
酒のワンカップあけてるの見て羨ましいな~思いながらチラ見してたら「おっちゃんの飲みかけやけど飲むか!?」と話しかけられ、ビビりながら「いらんけど!」言ってそのおっちゃんの手元みたらタブあいた缶コーヒーだった。ワンカップじゃなかった。確かにあの瓶の蓋あける瞬間みたはず…しかし周りには何も置いてなかったし、おっちゃんは「いらんかぁ…」言いながら缶コーヒーを引き続き飲んでた。
おっちゃんが一瞬で飲みきったのかマジックですり替えたのかわからないけど酒飲みたい欲はなくなった。水が一番
仕草がワンカップすぎてワンカップに見えた可能性はあるな……。見間違いだったとしても、自分が飲んでるコーヒーを物欲しそうに見てる人に「飲むか?」って言えるおっちゃんめちゃめちゃ優しいな。
ラクダ
小1のとき初めてインフルエンザにかかった。高熱でうなされながら、自分が寝ている掛け布団の凹凸の上をちっちぇ〜ラクダが歩いていくのを見た。
お肉大好き丸
めちゃめちゃ可愛いし、その光景はなんだか想像はできるな。
蛇
保育園の帰り、隣の家の庭に綺麗なバラが1輪咲いているのに気が付き、お迎えに来ていた祖母といっしょにきれいだねーと見ていたら、その家のおばさんが出てきてそのまま祖母とおしゃべりを始めた。
暇になった私はつい「今だったらこのバラ折れるな。そしてこの人は優しいおばさんだから、多分怒られないだろうしバラも貰えるな」と邪な思いを抱き、二人の方をちらちら見ながらそーっとバラへと手を伸ばした。
あと少しで茎に触れるな、というところでバラへ視線を向けると、いつの間にかバラの花に蛇がぐるぐるに巻き付いていて、私に向かって細長い舌を伸ばして来た。
びっくりして泣き叫び、祖母とおばさんへ「バラに蛇がいる!」と訴えたが、その時には蛇は跡形もなく消えていた。
今思うとバラみたいな棘だらけの茎に蛇なんて巻き付けないだろうし、多分見間違いだろうなとは思うけど、ピンクのバラに絡みつき、舌を出した蛇の姿は今でも頭に残っている。
頭痛
いいな、絵本や童話の世界だ。そのおばさんが魔女であってほしい。
カンフーしそうな人
帰国子女なのですが、台湾に3年ほど住んでおり、その際にたまに見かけたいかにも映画に出てくる昔の中国の人っぽい人(カンフーしそうな格好、長いあごひげ)を、日本に帰ってきてからも当時外国の人などほとんどいないド田舎で何回か見かけた事。
x31hook
絶対ついてきてるじゃん。
母
母と同じベッドで寝ていた幼稚園児の頃、目を覚まして母が隣に寝ていることを確認して寝返りを打ったら、反対側にも母がいました。
その後のことは良く覚えていないのですが、「ここで人生終わるのかも」と恐怖したことだけ覚えています。
ぼにゃり
たしかに怖いけど「ここで人生終わるのかも」は絶望しすぎで笑ってしまった。
のっぺらぼう
小学生2年か3年の頃東京の人混みの中、スーツを着た外国人ののっぺらぼうを見た。
無記名
なんで外国人だと思ったのかはわからないけど、スーツののっぺらぼうはなんだかかっこいい気もする。
我が身に起こったけどよくわからない体験編。
おばあちゃん
6歳くらいまでおばあちゃんと住んでいた記憶があるのですが、両親に確認したら「おばあちゃんと住んでたことなんてないけど」と言われました。
父方、母方の祖母のどちらにも「昔一緒に住んでたっけ?」と聞いてみましたが、泊まりに行ったことはあるけど同居はしてないよと言われました。
ただの記憶違いなんだと思いますが、じゃあ一緒に相撲を見たりしたあのおばあちゃんは誰なんだ?と今でも不思議に思ってます。
BOW
ウワー気になる、相撲を見た記憶はあるか聞いてみてほしい。
貫通
広い公園でキャッチボールをしていた。
野球ができるスペースがあり、ネットが巨大な壁のように広がっていた。
投球のコントロールをミスり、あらん方向へとボールが飛んでいった。
そして、明らかにネットの向こう側でボールを見つけた。
ネットはボールが通るような網目ではないし、隙間なんてないし、ネットが破けていたところは全て頑丈に補修されていた。後日、投球のコツを掴んだ。
物体貫通ボールをマスターしたら無敵だぞ。練習しよう。
ない巻
夢でも無いのに約束のネバーランドの22巻を読んだ事がある。見間違いとかでなく漫画として本当に読んでいた。
ワルイージ
20巻で完結してるのね。見間違いじゃないって言い切ってるのがすごいな。
マグカップ
小学生の頃、習い事の発表会を見に来てくれた友人からマグカップをもらった。
その友人は、同じく発表会に参加していた妹にも色違いを贈ってくれた。私がピンク、妹が黄色で、クマの模様が付いているマグカップだ。気に入った私たちは、高校生までずっとそのマグカップを頻繁に使っていた。
高校卒業後、私は遠方の大学に通うため、下宿することにした。
下宿にも慣れたころ、久しぶりに実家に帰ると、母がミルクティーを淹れて出してくれた。それが、黄色のマグカップだったので、これ妹のだよ、と言うと、きょとんとした顔で、あんたが黄色でしょ、と言われた。
妹にも確認すると、同じように、私のがピンクでお姉ちゃんのが黄色でしょ、と言われた。
そんなわけがないので、絶対にパラレルワールドに来てしまったのだと思っている。かものはしお
めちゃめちゃ些細だけど、思い違いとして放っておくにはあまりにも気持ち悪いズレだ。
テレポート
就活中、面接会場に向かう時の出来事です。
片側4車線くらいの大通りを歩いていましたが、会場に着くには道路を横断する必要がありました。「次の信号を見つけたら渡るか~」などと思いつつ、面接の受け答えをぼんやり考えていましたが、我に返ると、いつの間にか自分が反対車線側を歩いていることに気づきました。
付近には横断歩道もなく、車通りも非常に多かったので、自分が道路を渡ったとは思えません。ちょうど道路を挟んで反対側にテレポートしたと今でも思っています。
しかし、その後、超能力に目覚めることはなく、面接にも落ちました。
クロマグロ
「今日はどのようにしてお越しになりましたか」に「テレポートで」って言ってれば合格した可能性はある。
胃袋タイムふろしき事件
保育園にいた頃、給食で豆腐を食べた後にゲロを吐いたら口から豆が出てきた(咀嚼されたものではなくしっかり硬かった)。その日の献立に豆は無かった。
家族や友人に話しても信じて貰えなかったが私は「胃袋タイムふろしき事件」として今でも不思議に思っている。
明田
事件名が最高。
トン
大学生の頃、家に帰る時にイヤホンをして音楽を聴いて歩いていた。
ふとした瞬間に体が道の端の方に向かって「トン」と押されたようになった瞬間スレスレ真横を車がビュン!と通っていき、もし今「トン」となっていなかったら、そもそも音楽を聴いていて車が来ていたことにすら気づいていなかったし、余裕で肩とかが車に接触して大変な感じになってたろうな、と肝を冷やした。
体がただふらついただけかもしれないけれど、なにかが守ってくれたのかもしれないと思ってもいる。そのほうが嬉しいから
無記名
ありがとう、トン。
石塚さん
今年の5月から職場の同期の「石塚さん」が「川端さん」になっていたこと。
4月末までは皆がその人を「石塚さん」と呼んでいた記憶があるのだが、実際にはその人は入社時からずっと川端さんらしい。
去年の内線表なども全て川端さんと表記されていて、社員記録を調べても石塚という名前の人は1人もいなかった。
唯一、自分用に作成したWordの資料(最終更新日が去年の日付)に石塚さん表記があるのだが、「去年から仕込んだイタズラでしょ」と言われたら反論のしようがないので黙っている。
おさしみ
めちゃめちゃ面白い。何があったんだ。石塚と川端の聞き違えないだろ感も絶妙だ。同期の名前なんか覚えなくても仕事に支障がないというのはいいことかもしれない。
飛んだ
子供のとき(小学校3年生くらい)に竹箒に乗って空を飛んだ。
自宅の2階くらいまで飛んだ。普通に考えたら絶対に出来るわけ無いとは頭の中では分かっているが、風がいやに気持ちよかったのを覚えている。
母親が魔女だと言っていたのは本当だったのかと半ば本気で思った。
体重が25kgだった時の話だ。今から痩せるから、また箒に股がったら飛ばせてくれよ。2階までとは言わない。
せめて30cm、いや15cmだけでも。
五十嵐雷華
とりあえず練習してみたら?
マジックごっこ
3、4歳頃、母親とマジックごっこで遊んでた時の出来事。
伏せた紙コップを2つ用意して右側のコップに入れたおもちゃを、左側のコップに移動させるというマジック(ごっこなので母親が目を瞑っている間に手で移動させるだけ)。それで30分くらい遊んでたら母親が寝落ちしてしまったので、1人でマジックごっこを続行してた。
マジックごっこにも飽きてきたので、右のコップにおもちゃをセットした後、なんとなく本気で念じてみた。
その後にコップを開けると中にあるはずのおもちゃが消えていた。
もしやと思い左のコップを開けると、中には右のコップに入れたはずのおもちゃが入っていた。私は驚きすぎてしばらくポカンとしていた。 誰も信じてくれません。
ワンデイちくび
ここまでの超常現象ではないにせよ「再現性はないけどその時はたしかにすごいことが起こった」ってことは世の中ままあるからな……見たと言ってる以上そんなわけねえだろと言うこともできない。
毛
小学生の頃、ソファの上に謎の髪の毛が出現した事があります。
寝室で寝る支度をしていた時、リビングから母の「何これ!」という声が聞こえ、呼び出されました。
雰囲気で母が怒っているのはわかりましたが、全く心当たりがなかったので黙っていると、母が「これ何?」とソファを指さします。
そこを見ると黒い髪の毛がありました。
綺麗に長さの揃った毛束で(多分10センチくらい)、かなりの量がありました。
落ちていたり散らばっている感じではなく、そこに置かれているという印象でした。
弟と父は短髪、母は茶色く染めているので、黒髪ロングの私の仕業ということにされたみたいです。その時は眠くてめんどくさくなり、「この辺切った」と適当に自分の頭を指さし、めちゃくちゃ怒られて終わりました。
その場には弟もいたはずですが、案の定誰も覚えていません。
今思えばちゃんと弁解して何なのか調べればよかったなと思います。枝豆
「めんどくさいので罪を被っておく」なんてことをしていると、何かとんでもないことを見逃すことになるかもしれないぜ。
うんこ
私が住んでいる家は3階建てで、1階は私と母が住んでいて、2階は物置、3階は祖母と叔父が住んでいる。
ある時2階に脚立を取りに行ったのだが、なぜかめちゃめちゃでっかいうんこが沢山落ちていた。
すぐ母と祖母を呼んで、我が家は大混乱になった。
祖母はイノシシかも、母は空き巣かも、と言っていたが結論としてどちらも違った。そもそも2階に行くには私と母の住居を突っ切らなければならない。
流石にイノシシがドスドス階段を登っていたら気付くだろう。
2階には動物が入れる大きさの窓とかもないし。 空き巣は何も盗られてなかったから違うと思う。金目のものが無さすぎて腹いせにうんこをした説もあるが、明らかに人間のうんこの大きさ・量ではなかった。というか2階にもトイレあるしそこでやれや。
祖母・叔父・母みんな大らかすぎて「まあいっか」で終わらせていたが果たしてあのうんこはなんだったのだろう。
害がなかったから良かったけれど、うんこは全部私が片付けたのだから謝ってほしい。私は絶賛便秘中です
「無から急にうんこが現れた」としか言いようがないな……。
以上、第五回はここまで。本当に多分99%は見間違いか気のせいで説明できるんだろうけど、たま〜にくる「そこまで怖くないけど原因をこじつけしようがないエピソード」も良いな。最後のうんこのやつとかな。
次をやるかはわからないけど、募集フォームだけ作っておこうかな。次がなかったらごめんね。書籍化の話も待ってるぜ。
さて今回も恒例「普通の怪談企画なら真っ先に採用なんだけど企画の趣旨からすると強すぎる」ものもちょっと紹介しよう。