その後も仁木は自分のチン毛の記憶を頼りに・・・
「私が生やしたのは、3番のチン毛じゃございません!!」
「10番のチン毛じゃございません!!」
すやぁ……
「8番のチン毛じゃございません!!」
「6番のチン毛じゃございません!!」
正解!!
なんと6連続正解!
「GO GO GO GO~~~!!!!今年で23歳だぞ!!チン毛生えてから何年経ってると思ってんだ!!」
さあ残るは4つ。
ここからが問題。正直、全然わからない・・・。
いやもう全部俺のなんじゃないか?というくらい似たチン毛が4つ並んでいる。
悩み続けた挙句、大量のチン毛を触った手を口元に当ててしまう仁木。この記事を書いている時に気が付きました。最悪です。
ここで仁木から提案が。
「あの、チン毛カンニング良いすか?」
❝「チン毛カンニング良いすか?」❞ そう言っておもむろにパンツに手を入れる仁木。
チン毛カンニングとは…
自分のチン毛を抜き、それを対象のチン毛に当てがい、うまく溶け込むかを確認する手法。
「溶け込んでる・・・」
「溶け込んでる・・・」
「全員溶け込んでる・・・」
全然わかんない・・・。まったく同じチン毛が今ここに3つあるぞ・・・。ドッペルチンゲーだ。
もうここまで来たら、チン毛の張りとか柔らかさを確認するためガッツリ触るしかない。
チン毛をギターの弦のように弾いたときの動き(通称:「返り」)を確認すると、7番のチン毛がわずかだけど、返りが少ない気がしました。
「いやーでもこの中だった7番かなー!!!もうわかんねえけど!!」
「えーーー・・・私が生やしたのは、7番のチン毛じゃ・・・・・・」
「ございま~~~・・・・せん!!!」
ジャアーーーーー頼むっ!!ーーーーーーー
・・・・・・
・・・・・・
・・・・・・
・・・・・・
正解!!
「うおおおおおっしゃらああああーーーー!!!!!!!」
残り3つ。
もう全然分からん。DNA鑑定とかさせてくれ。
蛍光灯に透かしてみたりしましたが全然無理。
この時点ですべての弱音が出てきました。なんかチン毛見すぎて具合悪くなってきたし。
「わっかんねえなぁ・・・・・」
うーうー
「なんかもうわかんないけど9番じゃないの?量もちょっと少ない気がするし・・・」
本当に分からないのと、チン毛を見続けたせいか軽いノイローゼになってきたので9番を選択。
「ええーーー・・・・・私が生やしたのは、多分ですけど、9番のチン毛じゃあー・・・」
「ございません!!!」
ジャアーーーーーーーーーーーーーー来いっ・・・・!!!!---------------------
・・・・・・
・・・・・・
・・・・・・
・・・・・・
・・・・・・
残念!!!!
「えっっ!!??」
「うわぁーもうやっちゃったよーー!!!くっそあと少しだったのになあー・・・」
バタンッ!
「えっ!?」
「オマエノ!」
「読ミハ!」
「全然チン毛ェーンダヨ!!」
スッ
「えっ!?えっ!?何何何!??」
チョキ、チョキ、チョキ、チョキ・・・
「ちょっと!?ちょっ、おいっ!!!」
チョキ、チョキ、チョキ、チョキ、チョキ・・・
「危ない危な、ちょっ!!危ない!!!!うわあああーーーー!!!!」
10月7日
仁木恭平、パイパンに。
「あーあ…こんなんなっちゃって……」
「はあ・・・」
北海道に住む家族へ。
芸人になると言って飛び出しましたが、僕は今ライターをやってチン毛で筆を作っています。
こんな人生どう思います?
さよなら。
ちゃんとした大人にならないと・・・
おわり