後日…
先日は飲み会を図解いただき、ありがとうございました。
普段扱わない話ばかりだったので楽しかったです!
結論としては、余裕でまとめられたという…。
案外できましたね。
このままだと悔しいので、おまけでもっと難しいお題を用意してみました。
何ですかそれ?
校長先生のARフィルターです。
手を上げると教頭先生も出てきます。
何の意味が…?
子供の頃、校長先生のスピーチってとにかくわかりにくかったんです。それならグラレコにまとめづらいんじゃないかと思って。
校長先生のネタ本を入手したので、それを元に入学式のスピーチを作ってきました。
そんな本が…。
早速始めます。
—
新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。新しい学校で頑張るための言葉をまず紹介しましょう。それは、「置かれた場所で咲きなさい」という言葉です…
挨拶のしっかりできる人になってください。挨拶は人間の基本です。おはようございます。こんにちは。このような言葉をしっかり使うことのできる人は皆から信用されます…
そして、人の話をしっかり聴きましょう。友達の話、先生の話、ご両親の話。普段からそう心がけていると、授業もよくわかるようになります…
以上です。
自分で作ったスピーチなのに、つまらなすぎて頭に入ってこなかった。これならまとめられないんじゃないですか!?
できました!
完璧だ…。
ならばもうこれしかない…
今度はなんですか?
最終形態、哲学者のハイデガーです。
ハイデガー…?
手を上げると教頭先生も出てきます。
それはもう大丈夫です。
僕がこれまで読もうとした本の中でも、ぶっちぎりで難しかったのがハイデガーの『存在と時間』という本で。これはマジで難解です。
存在と時間…。
流石に図解するのは不可能じゃないかと。
ハイデガーってそんな髭生えてましたっけ?
では、序章の一部を読みます。(*以下、「『存在と時間』ちくま学芸文庫」より引用)
—
最初に覚知のなかに入ってくるものは存在である。それの理解は、人が覚知するおよそあらゆるもののなかに含まれている。
しかしながら、「存在」の「普遍性」は、類の普遍性ではない。「存在」は、類と種との関係に従って概念的に分節されている存在者全体の、最上位の領域を画定する概念ではない。
類の普遍性…?
類の普遍性…?
してみれば、人びとが「存在」はもっとも普遍的な概念であるというとき、それはこの概念がもっとも明白でそれ以上のいかなる究明をも要しない概念であると言う意味ではありえないわけである。「存在」の概念は、むしろ、もっとも暗い概念なのである。
もっとも暗い概念…?
もっとも暗い概念..?
自分で何を言ってるのか一つもわからなかった…。
できました…。
初めてわけのわからないグラレコが登場した…!
正直、これは全然無理でした。
やはり…。
これは私がよく描くキャラなんですが、
こんな風に、表情を描きわけることで感情を表現しましょうって、グラレコの講義なんかで教えるんです。
今回はこうなりました。
わからなすぎて全員「無」になっちゃった。
描き手の感情がにじみ出ている。