8月某日。オモコロ編集長原宿。
日課の「樹液舐め」の最中にそれは起こった。
原宿「フヒ!フヒィーッ!ピチャピチャ…、ジュル…、んふっ、ンマぁーい!クプププ…、やっぱ樹液は最高だァーッ!ジュルリ!ピチョリ…、ピチョチョ!」
原宿「ゲプゥ…。さーってと。次はどの木の樹液を…。ん?あれは…?」
原宿「人が倒れてる…!?」
原宿「あれは…、もしかして…?ちょっと!大丈夫ですか!?」
王(ファラオ)「あれ…?どうして僕はここに…?」
原宿「あーーーー!!!!」
原宿「ツ、ツタンカーメンだーーーーーー!!!!!」
ツタンカーメンは古代エジプト第18王朝のファラオ。
王家の谷にあるツタンカーメン王の墓から黄金のマスクをはじめとする数々の副葬品がほぼ完全な形で出土した事で知られる。
原宿「しかしまた、何故古代エジプトの王(ファラオ)がこの現代の日本に…?」
王「いや、なんか気付いたらあそこに倒れてて…。」
頭を打ったせいか、記憶がちょっと曖昧で。ファラオとか言われてもなんのことだかさっぱり…。」
原宿「ちょっと!貴方何言ってるんですか!!どう見たって貴方はツタンカーメン王でしょう!!古代エジプトの王が現代に生き残っていたとしたら、歴史を揺るがす大発見ですよ!!なんとか記憶を取り戻して下さい!!! …そうだ!!」
原宿「上野で開催予定の、ツタンカーメン展に行って自分の副葬品を見れば記憶が蘇るかもしれない!!」