部屋を旅館にしてみよう

 

さて「あのスペース」に欠かせないのが、なんといっても座高の低い椅子です。 

 

「くつろぐ以外の用途はお断り」という頑固さを感じさせる椅子。
買うと高そうなので、自分で作ることにしました。

 

では……

 

 

はじめましょう

 

椅子を作ろう

 

 

はじめに厚紙を用意します。

 

 

カッターで切り抜いていきます。

 

 

 

このような形になりました。栗まんじゅうみたいですね。
同じ物をもう一枚つくります。

 

 

先ほどの板に合わせて切り抜きます。

 

 

 

2枚の板ができました。これを…

 

 

段ボール箱に貼りつけます。

 

 

これが椅子の土台になります。

 

ちなみに丸めた段ボールを中に入れ補強してあるので、座っても大丈夫です。

 

続いて使うのがこちら

 

100円ショップで売っている木目シートです。

 

 

土台に貼ります。

 

 

表面だけ家具っぽい質感になりました。次に背もたれを作ります。

 

 

厚紙を貼り合わせて……

 

 

このような山型を作ります。

 

 

木目シートをはりつけて

 

 

土台に装着します。

 

 

逆光がすごい。椅子の上半身が完成しました。

 

 

最期の仕上げをほどこせば……

 

 

完成。

木目シートのおかげで本物の椅子みたいな質感に仕上がりました。

やや背もたれがペラッペラなのが気になりますが「こういう椅子もあるから。たぶんあるから。」と自分に言い聞かせて次にすすみます。

 

 

 

机をつくろう

 

つづいてを作ります。

 

 

今度は黒の厚紙を使います。

 

 

細く切ってL字型に貼りつけ、脚を作ります。

 

 

続いて天板を作り

 

 

組み立てると……

 

 

机の完成。

椅子と並べてみます。

 

 

旅館だ…。お茶と菓子を置くと、いっそう旅館らしさが増します。

 

さて、小道具がそろったところで、
ここから一気に「あのスペース」を完成させます。

 

組み立てよう

 

 

巨大な海。フリー素材の海の写真を拡大コピーしました。

 

 

窓に貼りつけます。まるですぐそこに海があるかのよう。
私の町は山にかこまれているのですが、「家にいるときだけ海が見える」という変な状況になっております。

 

 

次に100円ショップで売っているフローリング模様のステッカーを床に貼ります。

 

 

少しだけ「あのスペース」の片鱗が見えてきました。
しかし、これではまだまだただの部屋。

「あのスペース」になくてはならない部品を作ります。

 

 

用意するのは木目をあしらった厚紙。

 

 

これを2枚に切り分け

 

 

こうやって貼りつけます。この形、見覚えありませんか?

 

 

渋い色の画用紙に貼りつけ

 

 

天井に吊り下げると……そう

 

 

「壁の赤ちゃん」こと鴨居(かもい)

これがあっての「あのスペース」です。

 

 

障子をとりつけます。

空間ができました。
思わず「部屋の中に空間がある!」と当たり前のことをつぶやいてしまいました。

さあ、最後の仕上げです。

 

 

100円ショップで売っている、木目模様の板
100円ショップは木目シリーズが充実しています。

 

 

細長く切って

 

 

紙に貼りつけます。

 

 

これ、何だかおわかりでしょうか?

 

 

次に用意するのは布団を収納する袋。

 

 

チャックをはさみで切り取ります。

 

 

はめ込みます。

 

 

こんなものができました。これは……

 

 

 

障子のレール

部屋と「あのスペース」の境界線。地味ですがこれがあるだけでリアリティがぐっと増します。

 

最後に椅子をセットすれば……

 

 

完成!

ついに「あのスペース」が自分のものに!

 

日常の中の非日常。

 

 

家にいながら旅の宿。
こんな暮らしを夢見ていました。

 

さて、次のページでは……

 

生活がもっと豊かになる、「あのスペース」を楽しみつくす方法をご覧にいれます!

 

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