原宿が考えた理想の青春
三人目の参加者は、現在のオモコロ編集長でもある原宿。
見た目からして不遇なことは間違いないと思えますが、一応聞いておきます。どんな青春時代を?
「起きてる時間は、ほぼときめきメモリアルとサクラ大戦に費やしました。あとエヴァンゲリオンの解説本とかを買ってどっぷり観始めたあたりから、だんだん周りのクラスメイトたちと話が合わなくなってきて、学校に行かずにゲーセンで初代のポップンミュージックをやったりしてギリギリ卒業まで生き延びました。同窓会? 誘われたことないですね」
「青春は苦痛でしかなかった」という、見た目以上のヤベェ奴だった原宿。
彼が苦痛から解放される青春のカタチとは、一体……?
——– 原宿の青春 ——–
「はぁ~、次のテストで赤点だったら居残りだよ。バイトもあるし、どうしようかな……」
ガーーーーーー(スケボーの音)
「あらよっと!」
シュタッ
スーパーハッカー 「雪代氷夜(ゆきしろ ひょうや)」 登場!!
「チィーッス、明日香ッチ。なんか浮かない顔してるねィ」
「ほり。オイラの主食の果汁グミあげっから。これ食ってマシンパワー出すっスよ~」
「はぁ……ったく、うるさいのがきたわね……」
「あのね。グミなんていらないからあっち行っててくれる? 私、いまあんたに構ってるヒマないから」
「おーーー怖。やっぱり居残り組の人って、人生に余裕がナッシングっスねェー」
「!!! な、なんでアンタがそれを知ってんのよ……」
「IQ185のオイラに知らないことはないッ!」
「ってなわけで、ここはひとつオイラにお任せをっと」
「え? 一体なにを……」
「ホホイっと! 学校のメインサーバーにアクセス完了~。ちょろいもんスね~。このまま明日香のデータを書き換えちゃえば、赤点も居残りもなくなるっスよ!」
「えーーーーっ!? そんなスゴイことが……」
「ってェ! ダメに決まってるでしょ! どう考えても犯罪でしょーが! このアホアノニマス!」
「ブヒょッ! なんでっス~! 最適ソリューションだと思ったのに~!(涙)」
「はい、こういうの。こういう世間ズレした特能の持ち主って憧れませんか? 出来ればこういうキャラクターで青春を謳歌したかったんですよね。 ちなみに雪代氷夜は、氷属性のペルソナ使いでもあります」
~会場の反応~
「すべてがキツイおっさん」
「名前を変えていいとは誰も言ってないぞ」
「こういう奴が存在していいのは創作物の中だけ」
何がそうさせるのかわかりませんが、妙にゾッとする時間でした。
気を取り直して、まだまだ理想の青春は続きます。
ARuFaの考えた理想の青春
続いては目線のせいで、年月の経過がよくわからないARuFaの理想の青春です。
「高校は共学で、卓球部でした。中学から始めたブログを高校になってもずっと続けていたので、恋愛などの青春らしいことは皆無。ずっと深夜まで面白記事を書いていました。こんにちは、ARuFaです。」
——– ARuFaの青春——-
不良A「はぁ~クッソだりぃぜ」
不良B「誰か殴りてぇ~」
ARuFa「フムフム………」
不良A「んお? あんだあ?」
不良A「おいおいおい、誰の許可得てここ通ろうとしてんだよ」
ARuFa「え? な、なんですか君たちは…」
不良B「通りたいんならよお、通行料よこせや」
ARuFa「…………面倒だなぁ」
不良A「あァ!? 何だおい!舐めてんのか?! あァん?」
不良B「ちょっとツラ貸せや!!」
不良B「口で言ってもわからねー奴には体で教えこまねーとなあ」
不良A「おら、歯ァくいしばれや」
ARuFa「や、やめてくださ……」
不良A「おらぁ!!!!!!!!!!」
不良A「イッテェェェェェェェ!! こいつの腹、なんかわかんねーけどめちゃくちゃ固ェ!! 石か?!」
不良A「ざけんなオラァ!!」
ARuFa「ひえっ!」
不良B「ぼくぅ?あんまりナメてっと、シャレじゃすまなくなるよォ?」
ARuFa「だ、誰か助け……!!」
バキッ バキッ ドカッ バゴッ
不良A「オラッ!オラッ!死ねコラぁ!」
不良B「ざけんなコラァ!」
不良A「ハァハァ……今日はこんなとこか……」
不良B「二度とこの辺出歩くんじゃねーぞカスが!」
ARuFa「………………」
ARuFa「ヨッ」
ARuFa「っと……」
ARuFa「ふぁ~あ、逆にケガさせないように気ィつかっちゃった……」
バッ
ARuFa「まあ、”本部”から支給されたスーツのテストだと思えば、結果オーライか……」
クラスの女子「うそっ……あれ……ARuFaくん……?」
ARuFa「あら、見つかっちゃった……」
ARuFa「ナイショ♡」
実際はメチャクチャ強い奴が、学校では地味なキャラを演じてるの最高じゃないですか?
~会場の反応~
「こいつもマンガの読みすぎだった」
「こういう妄想しながら、地味ーな青春を過ごしたんだろうな」
「しっかり現実と向き合え」
次が、最後の青春です!
長島が考えた理想の青春
最後は野球部に所属し、本当に甲子園を目指していたという長島による理想の青春です。
「目指していたは目指していたんですが、野球部ってマジで練習がキツくて……。あまりにもキツかったので、どうにかして休もう休もうとしてました。だから甲子園に行けなかったのかな」
真剣だったのかそうでもなかったのか分からない長島の青春ですが、当時の部には存在しなかった女子マネージャーに憧れがあるようです。
——– 長島の青春 ——–
「長島くん、明日はいよいよ甲子園出場がかかった大事な試合だね」
「ああ、そうだな」
「長島くんが試合で頑張れるように、これ作ってきたんだ。レモンのはちみつ漬け」
「すっぺ」
~会場の反応~
「男梅だ」
「男梅?」
「あとこれ、ハイ」
「お守りも手作りで作ったの。明日の試合、打てるといいね!」
「KANSYA!」
~会場の反応~
「男梅だ」
「男梅の青春時代?」
そして迎えた地区予選の決勝。相手チームに1-0と差をつけられ、迎えた9回ウラ・ツーアウト。長島に打席が回るも、2ストライクと追い込まれる……。
「タイム!」
グッ
「信じろ…今までやってきた練習を、自分を信じろ。あの子も応援してくれているんだぞ…」
「 男梅~! かっせ~!!!」
カッキィーーーーーーン!!!!!
~会場の反応~
「見事、逆転ホームラン!」
「さすが男梅!」
「手塩にかけた梅ェ味!」
ちょっと! 僕の理想の青春だけ誰かに書き換えられてません? こういう話じゃなかったんですけど。
ハッキング完了……
お前は出てくるな。
———————
さて、いかがでしたでしょうか? 「第一回 理想の青春選手権」。
ライター各自の「生まれ変わったらこんな青春が送りたい」という欲望を、なるべく正直に再現させていただきました。
そして最近生まれ変わった青春ゲームといえば……
八月のシンデレラナイン!
「八月のシンデレラナイン」は、Akatsuki×KADOKAWAが贈る「青春×女子高生×高校野球」をテーマにした“青春体験型野球ゲーム”です!
プレイヤーは同級生監督として、魅力的な女子キャラクター達を指導・育成しながら、共に”甲子園”という夢を追いかけます。
このゲームでは、野球部の様々な活動を通して選手を自分好みに育成することが可能ですが、時にヒロインたちが抱える悩みや葛藤を解決することも、選手としての成長を促すコツとなっており、 “青春”というテーマとゲームシステムを密接に連動させることで、ヒロインの内面を深く豊かに体験できるのが特徴です。
さらに3月から大幅アップデートされた『八月のシンデレラナイン』では、試合画面を一新し、演出も大幅にバージョンアップ!
試合経過や選手の各種成績がより詳細に表示され、より深くゲームや選手とのやりとりが楽しめるようになりました。
すでにゲームをプレイしたことのある人も、そうでない人も、ぜひ一度プレイしてみてくださいね!
青春体験型野球ゲーム
「八月のシンデレラナイン」
仲間と一緒に甲子園に行こう!
model.
菅 明日香@Coupe(instagram / Twitter)