みなさん、こんなこと思いませんか?
いや、もちろん面白い漫画は世の中にたくさんありますが、全く新しい漫画ジャンルを作るというのは市場が飽和した今なかなかに難しいものです。
そんな現状を憂うオモコロ編集部一同が集まりました!
そう、この機械要素の全くないスーパー漫画マシーンがあれば、全く新しい漫画ジャンルを量産できるのです!
というわけで、早速やってみましょう。
【永田】○○ × 食べ歩き
さあ、一発目に永田がスーパー漫画マシーンから引いたのは……
「マルチビタミン」×「食べ歩き」
「傑作漫画が生まれてしまいました…。みなさん、マルチビタミンのグルメ漫画読んだことありますか? ないでしょ?」
「確かにないですね」
「いつもこういうビタミン剤って適当に買っちゃうわ」
「そうそうそう! 効果もパッケージ見ただけで適当に信じちゃうし、なにより味を気にしたことないんですよ」
「味、します?」
「味というか、なんだろ、ノドごし?」
「ノドごし」
「ごくんと飲んだ瞬間に、こういうビタミンの海に溺れるみたいな描写になるに決まってます」
「なにこれ、おしっこで溺れてる人の視界?」
「ARuFaはちょっと黙ってて」
「ただのグルメじゃなくて『食べ歩き』ってことは毎回その土地にあったマルチビタミンを嗜むんだろうね」
「原宿さん、その通りです。『ピラミッドを見ながら飲むとしたら、この三角錠剤のマルチビタミンしかない!』とか」
「名産を食べて」
マルチビタミンのグルメ漫画という新境地を切り開いた永田。この調子で行きましょう!
【恐山】○○×するまで出られない部屋
ダ・ヴィンチ・恐山が引いたカードはこちら!
「パーマ」×「するまで出られない部屋」
「ただの美容室じゃん」
「いま流行りのデスゲーム漫画です」
「デスゲームって、だいたい閉じ込められて殺し合ったり騙し合ったりするものですが、これはパーマをかければ出れるというところが新しい」
「パーマくらい無駄な抵抗せずにスッとかけろよ」
「いや、もしかしたらハゲてる人や元から天然パーマの人とかがいて、大変なことになるのでは…?」
「そうです。シンプルに見えて実は奥深い戦略が必要だったんです…」
「戦略も何もそいつらは単に詰みなだけだろ」
デスゲーム漫画に一石を投じたダ・ヴィンチ・恐山。書籍化のご連絡お待ちしてます。
【原宿】○○×歯科
喜怒哀楽のどれともつかない表情で原宿が引いたのは…
「混ぜご飯」×「歯科」
「名作爆誕…」
「本当かよ」
「どういう状況?」
「『グルメ×医療』、これが新境地だ!!」
「歯に混ぜご飯を詰めるってそんなに重たいこと?」
「人の命が懸かってるんだから何でも一大事だよ」
「歯が欠けただけだろ」
「病気によって何の混ぜご飯を詰めるかとか変わってくるんでしょうね」
「もちろんそう。末期患者には鮭とキノコの混ぜご飯が詰められる…」
「ただのおいしい秋の味覚」
「医療漫画にありがちな、仕事を舐めてる新人がミスするシーンはやっぱり…?」
「あります。『バカ野郎!! なぜ蒸らさなかった!!!』と、米の硬さでオペが失敗する」
「歯に混ぜご飯詰めることを『オペ』と呼ぶな」
「グルメ×医療」という通常ならありえない発想も生まれるスーパー漫画マシーン。名作が生まれるのも時間の問題かもしれません。
【ARuFa】鬼×○○
ARuFaが引いたカードはこちら!
「鬼」×「授乳」
「これ、エロ漫画では?」
「いや、めちゃくちゃ少年誌です。そして引いたカードがそのままタイトルです」
「『鬼授乳』が…?」
「主人公が赤ちゃんなんですよ」
「ギャグとか子育てエッセイとかじゃなく、主人公が赤ちゃんなのは珍しいですね」
「主人公の赤ちゃんはメチャメチャ強くてかっこいいんです。なので我先にと授乳させたい女性の列がもうズラ~っと出来てるんです」
「ほうほう」
「で、先頭に並んでる巨乳の女性が、赤ちゃんから『入れ』って言われるんです」
「喋るんだ」
「喋ります。強いから」
「中に女性が入るとどうなるんですか?」
「もう、こう、めっっっっっっっっちゃくちゃ吸われます」
「グワワワワワワワ~~~~~~~~~~~~、って」
「ズゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ~~~~~~~~、って」
「そんで吸われ終わった女性は胸がぺったんこになってます」
「ひどすぎ…」
「これだけは言うまいと思ってたんだけど…、バーーーカ!」
「鬼授乳だからめっちゃ吸うし、吸われたら胸ぺったんこになる。なぜなら鬼授乳だから」
「ARuFaはバカ」
クソ漫画でした。
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