【永田】○○×絶対音感

「金券ショップ」×「絶対音感」

 

「金券ショップの業務ってまだ漫画になってないんじゃないですか?! どうなんですか?! ええ?!!」

「なってない気はするけど、そいつが絶対音感を持っててどうするんだ」

才能の無駄遣い

「これはいわゆる日常系の漫画、『平凡な日々の中でちょっとした楽しみを探す』という最近の流行りのタイプのやつです」

「そういうの流行ってるんですか?」

「いや、ごめん、それは今適当に言ったけど」

「この金券ショップの人は何に楽しみを求めてるんですか?」

1番メロディとしての響きが良い金券を探してるに決まってるだろが!!」

「そうなの?」

「今んとこ1番良いのは『マックの株主優待 ~サイドメニューお引き換え券~』らしい」

 

 

「それを聞いた瞬間、もう頭の中のイメージはこうだから」

「ソムリエ漫画の金券ショップバージョンってこと?」

「その通り」

「すっげーつまんなそう」

「すっげーつまんない漫画です」

「認めた」

「すっげーつまんない漫画をプレゼンしてはいけないなんてルールはなかった」

「ルールにはないけどそれは敗北では?」

 

 

 

【恐山】○○×お笑い芸人

「プテラノドン」×「お笑い芸人」

 

 

「主人公はお笑い芸人志望の若者。ある時バイト先で1頭のプテラノドンと出会い、コンビを組むことを決意します」

「なるほど、こういう『現実×ファンタジー』の組み合わせは良いね」

「プテラノドンと心を通わせ、一人前のお笑い芸人になっていくわけですね…」

「いや、心は通わせないですよ、何言ってるんですか。プテラノドンは獣なので

「そこはファンタジーじゃねえのかよ」

『クエェェェェェェエ』と奇声を発するだけです。獣なので」

「お笑いできっこない」

「それどころかめちゃくちゃ迷惑をかけます。通行人をつっついたり」

「なんでそんな獣が普通にバイト先にいたんだよ」

「そんなこんなで嫌になったりもする主人公ですが、徐々にプテラノドンとお笑いをする喜びに目覚めていくわけです」

 

「そんな喜びに目覚めんな」

「隣にいるのマジの獣だぞ」

「僕、なんでかわかんないけど、この1枚だけでちょっと感動しちゃったかもしれません」

「ARuFaはバカ」

 

 

 

【原宿】○○×仏壇

「キリンの模様」×「仏壇」

 

「???」

「???」

「???」

 

 

これ

「それが何?」

「こういう仏壇あったら良くない?」

「どういう漫画ですか?」

「いや、漫画とかじゃなく普通に」

「何言ってるんですか?」

「これは漫画とかじゃなく、普通に提案。こういう仏壇あったらさ、良くない?」

「いい加減にしろよ、てめぇ」

「普通に良くない?」

「もう放っておきましょう」

「普通によ?」

 

 

 

【ARuFa】○○×○○×異世界転生

「僕、3枚引いてみてもいいですか?」

「無茶するねぇ」

「鬼授乳の作者風情が…」

 

 

「本当に頭がおかしい」×「猿」×「異世界転生」

 

「はい、おしまい」

「ちょっと待って下さい!! 異世界転生って今すごい人気ですよね? これはまさにそれをぶっ壊す漫画なんです」

「人気ジャンルを勝手にぶっ壊すな」

まず主人公は、本当に頭がおかしい猿です

「まあ、そうでしょうね」

「本当に頭がおかしいせいで群れを追放されて、1人で白目を剥きながら腐ったイモを食べてるところ、車に轢かれて死にます。何故ならそこは高速道路のど真ん中だったから」

「悲惨すぎる最期」

「ですが、死んだはずの猿が目を覚まします。そしてそこはなんと中世のファンタジー世界だったんです!」

「転生する世界はわりと王道なんだ」

「猿は街をさまよいながら、冒険者が集まるギルドにたどり着くんです」

「本当に頭がおかしい猿のくせにベタな行動しますね」

 

「で、ギルドに入った途端、叫びながら部屋中のカーテンを全部びりっびりに破きます

「嫌だな~」

「そして、全員の注目を集めた猿はこう言い放ちます」

 

「キ?」

「本当に頭がおかしい」

「保健所を呼べ」

「こういう本気で何をしでかすかわからないところに、読者は毎週ハラハラドキドキさせられるんです」

「本当に頭のおかしい猿の行動なんかに一喜一憂するわけない。読者を舐めるな

「本当に頭がおかしいから、次の週から歯が全部なかったりする」

「ずーっと1人で読んでろ」

 

 

 

【永田】○○×発電所

「3枚は危険なので普通に2枚引きます」

 

「チョップ」×「発電所」

 

「西暦21☓☓年。人類は究極のクリーンエネルギー、チョップ発電を生み出した」

「エネルギー効率悪そう」

「人類の明るい未来を文字通りその手で担うチョップ発電所。これは、そこで働く熱い男達のストーリーである」

 

 

「もっと良い発電方法あるだろって」

「男達の熱い仕事観と、そこで生まれる人間ドラマが見どころです」

「どんなドラマがあるんですか?」

「チョップは片手ずつやらなきゃいけないんだけど、ズルしてサボろうとした奴が…」

 

禁断のクロスチョップに手を出してしまう…」

「主人公がそいつを怒ってチョップしようとしたら、ガっと手を止められて『やめな、その手は人を傷つけるもんじゃない。照らすもんだろ』って先輩から言われる」

「まさにその通り! それが2巻の36ページです」

「あるんだ」

「今のは恐山の得点」

「得点って何だよ! 書籍化したら俺が全部印税もらうからな!!」

「絶対にしないんで大丈夫ですよ」

 

 

 

【恐山】○○×世界一

「よし、もう大体わかった。次に恐山が引いた2枚を本当に6ページくらいの漫画にしてみよう!」

「へ、編集長!」

「そんなことしちゃっていいんですか?」

「どうなっても知らないですよ…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「漫画ってランダムじゃなくてちゃんと考えた方がいいんですね」

「うん、当たり前の事実に気付かされたね」

 

 

 

【PR】ラッパー×○○

「ちょっと待って!!! 最後に1回だけ引かせて!!!!」

 

「何だって言うんですか、いきなり…」

「そうそう、こんなのいくら引いたって面白い漫画ができるわけが…」

 

「え!?!」

「ムムムっ?」

「マジ?!」

 

「ラッパー」×「感染」

「『ラッパー』×『感染』……。思いついた~!

 

「ラッパーに噛まれたらラッパーになるウイルスが蔓延した世界のサバイバルマンガっていうのはどう~!?」

「ちょっとちょっと!! それって『LINEマンガ』で好評連載中の『ラッパーに噛まれたらラッパーになる漫画』そのものじゃないですか!!! 盗作はいけませんぞ~!

「ヒョェェェ~~~! もうあるの~!?」

 

「でもちょっと待って!! 『ラッパーを倒すには、ラップバトルで勝つしかない』、『ラッパーはマイメン(仲間)からのリスペクトによって肉体的ダメージを回復する』、こんな面白い設定はさすがにないよね?!」

「あるんです…」 

 

 

『RAPウィルスは元々Bウイルスというもので変異を起こし、4つのタイプに進化した!! RウイルスB型(Bボーイ)、RウイルスD型(DJ)、RウイルスG型(グラフィティ)、さらに強力になったRウイルス弐型(セカンド)※新たに未知の感染者が誕生しているかも』、なんてことないよね…?」

「あるんです…」 

 

 

「おいおいおい、俺っちも相当引きが強いな…。豊富な解説ページや描き下ろしにくわえ、さらに無料でLINEスタンプまでついてくる『ラッパーに噛まれたらラッパーになる漫画』に関連する2枚を引けるなんて…」

 

「あっ!! 箱の中に何か入ってるぞ?!?!?!

「一体どうして?!! 誰も何も仕込んでないのに!! ヤラセ0でこんなことが起きるって、いま僕は奇跡を見ているってことですか~~?!

 

「う、うわあああああああああああああああああ!!!! 11月15日に発売されたばかりの『ラッパーに噛まれたらラッパーになる漫画』第1巻が出てきた~~!!!」

 

「パ、パオパオパオパオーーーン!! す、すみません! びっくりし過ぎて象になっちゃいました!!  目印にしやすいピンクの表紙を見れば落ち着くんですが…! あっ、あった!! この漫画の表紙だ!!」

 

「すすすすすす、すっっげ~~~~~~~~!! すみません!! 突然、1番好きな数字を言っていいですか?! 583!! あ、たまたま漫画の販売価格と一緒だった!!!! こんなことってあります?!」

 

「おい、この記事読んでるお前! バッキャローー!!! こんなクソみたいなサイト見てる場合か!!! 今すぐコイツを買いに行け!!!!

 

「こんなキャワイイ主人公のみのりちゃんが見れるのはこの漫画だけぇぇ~~~~~~~!」

 

「え?! しかもこんなカッチョイイPVまであるの?! 至れり尽くせり~~!! ここは竜宮城か!!!」

「すやすや…(あらら? 嬉しいハプニングが続き過ぎて寝ちゃったみたい)」

 

 

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絶対買おうぜ!!!!!!!!!!

な?! 買うよな?! な?! な?!!

 

 

オモコロとの約束だよ??

 

 

 

(おしまい)