こちらは抱石葬の上位葬になります。石ではなく生身の人間、しかも若かりしころのオノ・ヨーコをジョン・レノンと同じポーズで抱けるという夢のようなシチュエーション葬です。
ご遺体は「天国なんかない(= 今この瞬間こそ天国)」とイマジンしながら満足げに天に召されます。
いわゆる「黄金比」の長方形の中に同じ比率の長方形を描いていき、分割した円弧を繋げてできた「対数螺旋」をご遺体に重ね合わせることで、ご遺体そのものの体勢を優れた芸術作品のように見せることができます。
ご遺体は死を以て芸術になった喜びとともに天に召されます。このご遺体のばあい「芸術が爆発して亡くなられたんだな」と解釈することもできますね。
シンプルだからこそ力強い言葉です。すでに生命を落とされているご遺体に「生きろ。」の言葉は一見逆説的に思えますが、それだけ死を惜しまれていることが強調できます。
ご遺体は「あの名作映画と同じキャッチコピーが付けられた」という喜びとともに天に召されます。
「るみばあちゃんに “踏み踏み” されると何でも讃岐うどんの生地に変わっていく」という自然法則を活用した大胆な葬送です。アニメ版「キン肉マン」でラーメンマンがブロッケンマンをラーメンにしたシーンと同じ原理が働いています。
昭和32年からうどんを打ち続けている人生の大先輩・るみばあちゃんに丹精込めた讃岐うどんにされてご遺体も満足げに天に召されます。出来上がったうどんはシンプルに生醤油でいただきたいですね。
最終回葬とも呼ばれております。火葬、抱石葬、宇宙葬の特徴を併せ持った壮大な葬送です。地球を守るためにご遺体に核融合カプセルを抱えてもらい、異常化した太陽に突撃していただきます。
地球が守られたことによりご遺体は満足げに太陽熱に溶か…天に召されます。
こちらこそありがとう…!
ご遺体さまのことはずっと忘れません。いい最終回でしたね。
いかがでしたでしょうか? いずれも既存のものとはひと味違った葬送方法だったかと思います。
皆さまも機会がございましたら、是非これらのようなイカした葬送を…
…!!!
クッ…! ご遺体を用意するために栽培していたヤツの生き残りがいやがったか…!!
私は常日頃から死を想起(メメント・モリ)しておりましたので、これしきのことで動揺はいたしません。
では皆さま、あの世でお会いしましょう。
めめんともり~
(おしまい)
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