どうもこんにちは。
私 プレミアムおくりびとこと、葬送プレゼンターの 森目 免人(もりめ めんと)と申します。
親しい友人からはモックンと呼ばれております。
早速ですが皆さま、亡くなられた方をいい感じに葬られておりますでしょうか?
古くからある葬送方法には、土葬、火葬、水葬といったオーソドックスなものから、鳥葬、抱石葬、野ざらし葬、最近では宇宙葬なんてものもあります。
いずれも伝統的な葬送方法ですので悪くはないのですが、葬送プレゼンターの私からいたしますと、死者へのリスペクトやサービス精神が物足りないなぁ~と感じております。
というわけで今回、私森目が考えましたワンランク上の葬送方法をみなさまにご提案したいと思いまして、この機会を設けさせていただきました。
ご紹介するまえに、「葬送」という行為において押さえておいていただきたいポイントはこの2つです。
① 死者をリスペクトし、死者へのサービス精神が遺憾なく発揮されたプレミアム感たっぷりの葬送方法を実践する。
② 上記を以ていい感じに葬られるとご遺体は「ありがとう…!」の声とともに自ずと消えていく。
今回葬送されるご遺体には、もっともポピュラーな亡骸の一つであるこの方をご用意しております。
ではではご紹介していきましょう。めめんともり~。
ワンランク上の “葬り” かた
土葬の上位葬になります。土のなかでも希少価値の高い甲子園の土を、生命みなぎる現役の高校球児たちに(ひと夏にかけた思いとともに)ご遺体にかけてもらい葬ります。
ご遺体は「(感動を)ありがとう…!」の気持ちとともに満足げに天に召されます。
こちらも土葬の上位葬です。大相撲の砂かぶり席にご遺体を置き、土俵から自然にかかる荒木田の土(土俵の盛り土に使われる「ええ土」)によりじっくりと時間をかけて埋葬されていきます。
ご遺体は「大相撲をVIP席で観れた」という喜びに浸りながら天に召されます。
こちらは火葬の上位葬になります。アツアツの鉄板の上にご遺体を置き、その上で花かつおを踊らせます。自らの上でゴキゲンに踊る花かつおを見ながらご遺体もつられて上機嫌で天に召されます。
余談ですが、某有名バンドの「花葬」という曲はこのことを歌っていると解釈しております。
「土以外で行う」埋葬の上位葬です。ふわとろ卵のオムライスが大好きな方は多いだろうと思われますが、ご遺体にとってもそれは例外ではありません。
半熟のふわふわとろとろ卵に包まれながらご遺体は「おいし~☆」と満足げに天に召されます。
トッピングの豊富さが売りのお店で一度はやってみたい(けどなかなかできない)とっておきの贅沢によって埋葬します。
このご遺体はパリパリチキン、エビにこみ、ほうれん草が特にお気に入りのようです。あれこもこれも乗せられて大満足で天に召されます。
ご遺体に年代物のビンテージジーンズを履いていただき、トップスには無地の白Tシャツを着ていただいたうえで、ベストジーニストに選定させていただきます。
このご遺体は爆発によりジーンズにナチュラルなダメージ加工が施されており、受賞に相応しい出で立ちですね。賞の名誉とともに満足げに天に召されます。
インターネット時代に沿った、非常に現代的な埋葬方法です。
たくさんのネット民の皆さまからのねぎらいの「乙」カキコに埋葬されることでご遺体の承認欲求は満たされ、全能感いっぱいの状態で天に召されます。