飛鳥〜橿原市
翌日は6時前に宿をチェックアウトし、勝手にヒット祈願2日目スタート。
天気は晴天。今日も暑くなりそうだ。
JR奈良駅から郡山駅で近鉄に乗り換え、橿原神宮前駅に到着。
「飛鳥寺」に行くにはこの駅から出ているバスがもっとも便利らしい。
日本最古の仏教寺院「飛鳥寺」は県内でも指折りの観光スポットとのことだが、さすがに早朝7時のバスに乗っている客は乃木ヲタひとりのみ。
明日香村に入るとバスは飛鳥川と並走
もちろん、飛鳥寺行きは次世代エースと期待される“あしゅ”“あしゅりん”こと「齋藤飛鳥」の聖地巡りが目的だったが、バスに揺られていると「次は、和田町西」という車内アナウンスが!
こんなところに「和田まあや」が隠れていたとは!
最近番組で披露しているメンバーのものまね、最高におもしろいよ、まあや! ということで、帰りに和田町西で途中下車することに決定。
飛鳥寺はバス停留所「飛鳥大仏前」の目の前にあった。
拝観受付が開始される9時まであと1時間半もある。絵馬に2ndアルバムのヒット祈願を記したかったが、販売所が開くまで待っていられなかったので本堂の扉に向かって手を合わせ、お寺を後にする。
拝観は叶わなかったものの、飛鳥大仏前のひとつ手前にある「飛鳥」というバス停の先に、明日香村で採れた野菜や乳製品を売っている販売所を発見。
営業時間前にも関わらずレジを開けてくれたお店の方に感謝し、西井牧場の牛乳でつくった「飛鳥のアイス」290円と「飛鳥の美留久(みるく)」190円を購入。
ではさっそく。
濃厚!
飛鳥で採れたミルクの味を口の中いっぱいに楽しみ、バス亭に引き返した。
帰りは和田町西で途中下車し、和田まあやの聖地(集会所)を巡礼。
橿原神宮前に戻ってきたのが9時前。2日目はかなりいいペースだ。次に目指すのは、国道24号線沿いにある寺田町。
昨年から成長著しい2期生「寺田蘭世」に会いに行くのだ。
寺田町は電車はおろかバスも走っていないらしく、近鉄橿原線「八木西口駅」から徒歩で目指すことに。約2kmの距離。歩いて30分ほどか。
すると、国道24号線に差し掛かる手前で「炭火焼 ひな美人」さんというお店を発見!
「樋口日奈」「北野日奈子」「川後陽菜」の乃木坂ひな祭が完成!
らんぜの勢い止まらんぜ。
と思ったのはここまで。国道沿いを歩けど歩けど目的地には着かない。それどころか、周りは同じような風景が続くだけなのでどこが寺田町かさえわからない。
おおよその目星をつけ、国道沿いから農村に入ってみると「寺田町公民館」を発見。やっと着いたー。
和田町もそうだったけど、観光スポットやお店が少ない土地では公共施設の看板頼みだった。
これで「寺田蘭世」もクリア。しかし喜びも束の間、帰りが行きに輪をかけてキツかった。
あぜ道や駐車場脇を通ってショートカットしたつもりが、逆に道に迷って時間を食ってしまう結果に。
すでに寺田町周辺を1時間近くさまよっている。暑さ(この日、奈良の気温は夏日を記録)と疲れのせいで、これまで旅を続けながら頭をよぎっていた疑念がつい口に出てしまう。
「なんでオレ、奈良を徘徊してるんだろ?」
アルバムのヒットに貢献したいんなら、アルバムをいっぱい買えばいいだけじゃん。乃木坂に奈良出身のメンバーがいるわけでもないんだし。
ひょっとしてコレ、無駄なことなんじゃあ…。
マズい! 油断して現実に目を向けようとしている自分がいる。雑念を振り払い、やっとのことで帰りの足に考えていたJR桜井線金橋駅に到着。
無人駅と知った時点でイヤな予感がしたが、ホームで時刻表を確認してみると、やっぱり「地獄表」(©みうらじゅん)!
次の電車が来るのは一時間後だ。電車を諦め、バスを乗り継いで大和八木駅に着いたのが11時過ぎ。時間的にも体力的にもかなりのロスになってしまった。
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