こんにちは。ボニー・アイドルです。

 

 

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先日、奈良県に行ってきました。奈良を訪れたのは高校の修学旅行ぶりです。

 

鹿が興味深そうな目で見ているのは、ぼくがいま大好きなアイドルグループ「乃木坂46」全メンバーの生写真がびっしり入ったファイル。乃木ヲタの友人に借りたものです。

 

 

 

 

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なぜ奈良公園で乃木坂の生写真を持っているかというと、5月25日に乃木坂46の2枚目のアルバム『それぞれの椅子』が発売されるからに他なりません。

 

 

 

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5月25日発売 乃木坂46『それぞれの椅子』(Type-A)

 

 

 

 

乃木坂46はニューシングルを発売するたびに冠番組内でヒット祈願として、全国の都市でティッシュ配りをしたり、スカイダイビングをしたり、富士登山をしたりと、過酷なロケを行ってきました。

 

 

これまではイチ視聴者、イチヲタとしてそのヒット祈願をハラハラドキドキしながらおもしろく見てきたわけですが、今回発売されるのはメンバーにとってもファンにとっても記念すべき2ndアルバム。

 

 

できることならCDを買うだけじゃなく、売上げに貢献、とはいかないまでも応援することはできないだろうか。

 

 

そう思っていたある日、いつものようにネット検索で「生駒 桜井 生田」と乃木坂メンバーの名前を入力してヲタ活にいそしんでいると、なぜか奈良県のバス路線がヒット。

 

 

 

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奈良県には「生駒市」(生駒里奈)、「桜井市」(桜井玲香)、「生田」(生田絵梨花)という地名があることを知りました。

 

 

さらに、奈良にはこの3名以外にも乃木坂メンバーと同じ地名が点在していることが判明。

 

 

奈良といえば史跡が点在し観光ルートにもなっている「奈良大和路」が有名ですが、「乃木坂路」も存在したのです。

 

 

 

「これは、行くっきゃない…!」

 

 

 

乃木坂路で、できるだけ多くの勝手に見つけたメンバーの“聖地”を訪れ、標識や看板と生写真のツーショット写真を撮ってこよう。

 

それが乃木ヲタでありライターでもある自分がすべきヒット祈願のはず。

 

 

 

僕が行かなきゃ誰が行くんだ?

 

 

 

「誰も行かねーよ」というツッコミを無視し、生写真を用意するや奈良行きの夜行バスに飛び乗っているぼくがいました。

 

 

 

奈良市内〜筒井町

 

1日目。JR奈良駅前に到着したのが朝8時前。すぐに聖地巡りを始める。

 

駅南口から伸びているバス通り沿いをひたすら西に向かって進み、田中町というバス停がある交差点を近鉄奈良駅の方に上る。

 

 

この辺一帯は「ならまち」と呼ばれ、江戸から明治の頃に立てられた町屋を改築したお店が軒をそろえている。

 

 

 

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風情たっぷりの町の一角に最初の聖地はあった。

 

 

 

井上町。

 

 

スマホから“さゆ”こと井上小百合がセンターを務めた「あの日 僕は咄嗟に嘘をついた」を流す。

 

 

 

 

 

 

町名の由来が書かれた看板をバックに、友人の“サユリスト”から借りてきた生写真をパシャリ。

 

 

 

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よし。これで奈良市で予定していたノルマは果たした。次の聖地に向かおうとしよう。

 

近鉄奈良駅を目指してならまちを歩いていると、観光客で賑わっているひがしむき商店街の中で予定外の聖地を発見!

 

 

奈良漬けで有名な「山崎屋本店」さんではないか!

 

 

2期生・山崎怜奈だ!

 

 

しかも山崎屋さんの入っているビルの名前が「井上ビル」! さゆとれなちのユニットが実現する。

 

 

 

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開店直後とあって、山崎屋さんは商品を陳列したり、お店の前を掃いたりとかなり忙しい様子。そんな中、店の前で奇声をあげながらアイドルの生写真片手に写真を撮っているオレ氏。

 

厄介ヲタというよりもはや不審人物と言った方が、れなちもきっと「それなち!」と同意してくれるだろう。

 

にも関わらず、心良く奈良漬けを売ってくれた山崎屋さん、ありがとうございました。

 

 

当初の予定では、奈良市内での聖地探訪は井上町だけだったが、まさかれなちにも会えるとは。

 

 

これ以上ない幸先いいスタートを切ることができた。

 

 

しかし、順調だったのはここまで、次の聖地巡りではこの旅いちばんの苦戦を強いられる。

 

 

 

近鉄奈良駅から橿原線の筒井駅に着いたのが11時前。どことなくぼくの地元の風景に似たこの街に“聖母の聖地”があるのだ。

 

 

 

 

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乃木坂の聖母、“まいまい”こと「深川麻衣」の名前のついた「奈良深川」という食堂が筒井駅から徒歩圏内にあると知った時点で、初日の昼メシはここで食べようと決めていた。

 

 

 

 

 

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http://r.gnavi.co.jp/kewugpz40000/

 

 

 

結成以来、その溢れんばかりの笑顔とやさしさで陰に日向にグループを支え、ファンに癒しを与えてきたまいまい。

 

 

6月に開催されるコンサートをもって卒業してしまう彼女への餞という意味でも、ぜひ「奈良深川」さんでご飯を食べたい。

 

 

汗だくになってバイパスを南下すること30分、国道25号線沿いにやっとそれらしきお店が見えてきた。

 

 

店に入ったら、とりあえず生ビールだな。

 

 

喉を鳴らしながらお店の前まで行くと、看板には違う店名が。深川の「ふ」の字もない。しかもお店閉まってるし。

 

 

そんなバカな…。

 

 

ぐるナビの情報が間違っているのか古いのかは知らないが、とにかくここに「奈良深川」というお店はないようだ。

 

 

冷静になってもう一度ネットで調べてみると、ここから歩いて30分ほどの距離にある「奈良県中央卸売市場」の中に「深川食堂」というお店がある。

 

 

こっちの紹介ページにはお店の外観写真も載っているので、間違いないだろう。

 

 

 

 

 

 

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http://tabelog.com/nara/A2902/A290202/29004028/

 

 

 

元来た道を戻り、筒井駅の北側にある奈良県中央卸売市場に到着。もう13時近い。

 

奈良県中央卸売市場はかなりの広さだった。

 

深川食堂さんは「関連商品売場」内にあるとのことだが、どれがその棟なのかさえ分からない。

 

つーか、部外者が勝手に入っていいのだろうか(市場内には郵便局などもあったので一般にも開放されているようだ)。

 

 

 

市場をウロウロすること30分、あきらめる。耳の中で「ハルジオンが咲く頃」が虚しく響く。

 

 

 

 

 

まいまい、ゴメン。

 

 

 

疲労と喉の乾きでフラフラになって筒井駅に戻ってくると、偶然にも商店街の中で乃木坂メンバーを発見。しかもふたりも。

 

 

「ドラッグショップ ひぐち」さんと「ファッションハウス まつむら」さんだ。

 

 

 

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まいまいの聖地を巡礼できなかったのは心残りだったが、ひなちま(樋口日奈)とさゆりん(松村沙友理)の名はまさに希望だった。

 

 

ちなみに後日、たベログに掲載されていた深川食堂さんに電話したところ、「現在、この番号は使われておりません」とのことだった。

 

 

 

 

 

東生駒〜高山町〜南生駒

筒井駅から近鉄を乗り継ぎ、いよいよぼくの推しメンの聖地・生駒市に入る。まずは東生駒駅で降り、ここから大阪府との県境に近い「ひかりが丘」行きのバスに乗る。

 

 

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さすがは生駒市なだけに、街の至るところに「生駒」という看板が立っている。

 

 

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「お、ここにも生駒ちゃん。あそこにも生駒ちゃんが」

と推しの名前を目にするだけで疲れが癒される。

 

 

バスに揺られること15分少々。目的地の停留所に着いた。

 

 

「けやき通り南」

 

 

 

その名の通り、まっすぐ伸びるバス通り沿いはケヤキの並木道となっている。

 

 

この旅は乃木坂の2ndアルバムヒット祈願が目的だけど、この4月CDデビューを果たした「欅坂46」だって同じ“坂道シリーズ”。

 

それにデビューシングルはかなり好きな一枚だったし。

 

 

さらなる活躍にエールを送る意味でも、次の聖地に向かう道中、このバス停で途中下車しようと決めていたのだ。

 

 

 

 

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けやき通りの先にあったバーミヤン生駒白庭台店でエネルギー補給したのち、ここから2.8km先にある聖地に向かう。歩きで約30分の距離だ。

 

富雄川に沿って国道を北上をしていると、乃木坂メンバーの名前が書かれた標識が現れた。

 

 

 

「高山地区」

 

 

 

そう、ここは“かずみん”こと「高山一実」の聖地。

 

 

旅に出る直前まで聖地の存在を知らなかったのだが、メンバーの生写真を貸してくれたかずみん推しの友人が「けやき通りの北にあったよ」と教えてくれたのだ。

 

目指すお店の看板広告も見えてきた。生駒北中学校入口を左折し、ついに発見!

 

 

この地で工場直販のかきもちをつくって66年の歴史を持つ「高山製菓」さん!

 

 

 

 

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試食で自慢のかきもちをいただいたのだが、まさに「アメイジング!」な美味しさ!

 

 

 

 

 

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かずみん推しの友人にお土産を購入し、元来た道を引き返した。

 

 

 

 

 

そして、生駒市の中心地・生駒駅に到着したのが17時半過ぎ。改札を出ると、視界にベルギーワッフルの「マネケン」さんが飛び込んできたではないか。

 

 

 

 

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マネケン。マネキン。制服のマネキン

 

 

 

 

 

 

 

生駒ちゃんがゴジラ級のカッコよさを爆発させる曲を駅ナカに用意するとは。さすがは生駒駅。抜かりはない。

 

というわけで、まずは生駒駅の改札をバックにマネキンポーズ。

 

 

 

 

 

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日頃お世話になっている「生駒ふぁむ」(生駒ちゃん推しの総称)の皆さんへのプレゼントとして、生駒駅発の150円(イコマ)の切符を必要以上に購入。

 

 

 

 

 

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せっかく推しメンの聖地に来たので、駅から出ているケーブルカーに乗って生駒市を一望できる生駒山上に行ってみることに。

 

駅員さんに訊いたところ、山上行きは次が最終で、山上遊園地もすでに閉園しているという。あぶないところだった。

 

 

 

 

 

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生駒山の中腹にある宝山寺は別名「生駒聖天さん」とも呼ばれているという。

 

 

商売繁盛のご利益があるとのことなので、2ndアルバムのヒット祈願にこれ以上相応しいお寺はないだろう。

 

 

 

 

 

 

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ファンシーなケーブルカーにひとり揺られながら生駒山上に着いた。標高642mの山上だけに肌寒く、空気が澄んでいる。

 

 

閉園作業中の係員さんにお願いして遊園地のシンボルだという飛行塔の前で記念撮影。

 

 

 

 

 

 

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「太陽ノック」のパフォーマンスで生駒ちゃんが最後に見せる決めポーズ。

 

 

係員さんにお礼を言って急いで終電に乗り込む。

 

 

 

 

そろそろ体力が限界に近づいていたが、本日中にあとひとりだけ聖地を訪れたいメンバーが残っていた。

 

 

近鉄生駒線に乗り、南生駒駅で下車。下調べによって、南生駒には「みなみ保育園」という保育施設があるという情報を手に入れていたのだ。

 

 

生駒ちゃん、生田絵梨花とともに初期乃木坂のフロントメンバーであり、次代のエース候補とも呼ばれている「星野みなみ」の聖地である。

 

 

南生駒駅から徒歩3分の距離とのことだったが、ここに及んで天性の方向音痴っぷりが炸裂。

 

 

駅周辺を行ったり来たりすること1時間余。

 

 

「もうボニーは限界だよ!」とみなみの口真似をしながらやっとのことで聖地にたどり着いた。

 

 

 

 

 

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反射がヒドくてごめん、みなみ…。

 

 

ただでさえグラサンにリュック姿という怪しいルックスなのに、ここは保育園前。

 

いつ通報されても不思議ではない。門の前で写真を撮り、急いで駅に取って返した。

 

この旅のベースキャンプである奈良駅に戻ってホテルにチェックイン。

勝手にヒット祈願1日目はこうして終了した。

 

 

 

 

 

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