何だかわからないけど出会った話。
おばさん
2,3年くらい前にバイクで旅をしていた時の事です。
高速道路のパーキングエリアにて休憩していた時に着物姿のおばさんに話しかけられ、そのおばさんに「〇〇県の〇〇町から来たんですか」と自分の住んでいる町の名称まで正確に当てられた事があります。バイクのナンバープレートには〇〇県まで書かれているのでそこまでは確かにわかると思うんですが、住んでいる市町村まで正確に言われたので今でも記憶に残っています。
時間帯が朝でなおかつ冬だったので寒くて幻覚が見えたのかな…?でも記憶にはしっかり残ってるんだよなあ…
まあ、その後の旅は特に変なことも起きずに無事帰宅したのでその住所当ておばさんは守護霊的な何かなのかなあと思っています…不思議な体験でした。旅行先で泊まったホテルの朝食は美味しかった
千里眼おばさんだったとして、千里眼おばさんがパーキングエリアで何してたのか気になるな。どっか行ってたんだろうな。
似の何か
少し前、めちゃくちゃ疲れた状態で自分の部屋に入ったらベッドの上で1mくらい浮いてるあばれる君似の何かがいました。
疲れすぎてまともな判断が出来なかったので「出てけ!!!!」って叫んだら消えました。多分夢だと思います。
ゴートゥートゥートゥー
素直に指示を聞くタイプでよかった。
知り合いのマネキン
5歳くらいだったかな、2階の寝室でまだ両親と寝ていたくらい幼かったときの話です。
普段は1度寝たら全く起きない子だったのですが、その日は夜中にトイレに行きたくなって起きて、父親を起こして一緒にトイレに行きました。特に意味もなくふと階段の下を見るとマネキンがいました。
のっぺらぼうとかじゃなくて、顔の感じも関節も、素っ裸のマネキンでした。
確実にマネキンが階段の下からこっちを見あげていました。フリーズする私にマネキンは友達に挨拶する感じで片手を挙げて、そのまま階段を登ってきました。
いやそんなフランクに来られてもお前のこと知らんしって謎の怒りが湧いてきて父親に「なにあれ」って聞いたら、父親はちらっと見て「あぁ、知り合いのマネキン」と何でもないように言いました。それより早くトイレに行けと促されて渋々行き、出てきたときにはもうマネキンはいませんでした。
次の日父親に聞いてもなにも覚えてないそうなので多分夢なのですが、ウン十年あのマネキンだけはしっかりはっきり覚えてるんですよね。結局お前は誰だったの?
まあなんか、敵意がなさそうなのはいいよね。次に会うことがあれば「知り合いのマネキン」って言えるな。
画面覗き
電車内で立ちながらスマホを見ていました。
急に右隣から女の人にスマホを覗き込まれて、「あー」と言われたので驚いてそっちを見ましたが、誰も覗き込んでなかったし覗けるような位置にも誰もいませんでした(覗かれる前もスマホを見ている視界の端に誰か立ってたように思うんですが)。白昼堂々こういうことが起こると、怪奇現象より脳の病気を疑ってしまって怖いです。
ぴにゃにゃちか
病院行ってみてもいいかもしれないけど、脳に異常がなかった時が怖いな。本当に何だったんだよってなるな。
骸骨
私が幼稚園年中の頃、畳が敷かれた部屋の壁に、私のお気に入りだったカラフルなペンで(色の感じが同じだったので絶対そう言える自信がある)骸骨が描かれた紙が貼ってあった。
怖いものが本当に苦手だったので自分で描くわけもなく、不思議に思って近づくと絵の口部分が動いて「ハロー」と話しかけてきた。ビビり散らして泣きながら、引きちぎってゴミ箱に投げ入れた。
母にはやんわり否定された。「ハロー」、全く流暢じゃなかった
泣きながらも引きちぎってゴミ箱に捨てる度胸があるのはだいぶ強い。
我が身に起こったけどよくわからない体験編。
シャボン
幼稚園くらいの頃、祖母と子ども番組を見ていた。子どもたちが泡だらけでシャボン玉遊びをするような、そんな内容だったと思う。
居間で見ていたのだが、突然小さなシャボン玉が飛んできて、私の顔の上で弾けた。
「泡飛んできた!」 と、祖母に報告したが、祖母は 「テレビでシャボン玉やってるから」 と、平然と言うだけだった。今思えば祖母は、撮影中のカメラのレンズにぶつかるシャボン玉のことを言っていたのだろうが、幼い私は 「そうか、テレビに映ったものがこっち(現実世界)に来ることもあるのか」 と、納得して終わった。
台所と居間は壁で隔てられていたし、そもそも誰も洗い物なんかしていない。 シャボン玉が出現するはずが無いのに。
シャボン
気のせいでしょで済ませることもできるけど、何もなかったとも言い切れない良いエピソード〜。勘違いも含めてかなり良い温度感。
ふわ〜
幼稚園児の頃、前回お婆ちゃん家に来た時階段を上から飛んでふわ〜っと下まで降りた記憶と感覚があったので、魔法が使えるようになったんだ!とワクワクしながら次お婆ちゃん家に来た時に階段から勢いよくジャンプしたらしっかり落ちてしっかり怪我して救急車に運ばれた。
自分の家でも一通り同じことした。飛べなかった。
四葉ではないクローバー
一回やった気がする感覚を100%信頼して挑戦できるのカッコよすぎ。
カマキリ
幼稚園児の頃、茶色いカマキリがケツに思いっきり噛み付いた。あんまりに痛くて先生に泣きついて追い払ってもらおうとしたけど「そんなのいないよ」と言われた。でも現にめちゃめちゃ現在進行形で痛いから必死に訴えかけた。
先生はケツを何回かパンパン払ってたけどずっと痛くて、しばらく先生を恨んだ。さみこ
こういうのもファントムペインって言うんだろうか。
コーチ
小学生の頃スイミングスクールに通っていたのですが、秋ごろ私のクラスのコーチに突然ですがこの日でコーチを辞めることになりました、という話をされた日がありました。
ふーんそうなんだ、と思い母にもあの先生やめるんだってなどと言い変な時期に辞めるんだねという会話も絶対にしたとも思うのですが、次の週スクールに行ってみると当たり前のようにコーチは出勤しており、辞めると言ったことなどなかったかのように存在していました。
同じクラスに特に友達がおらず辞めるって言ってたよね?という確認もできず、さすがに本人に聞く勇気もなく、めちゃくちゃリアルな夢だったのか?とずっとモヤモヤしています。
でも絶対に決定事項で辞めるって言ってたのになー。オレンジ帽子
まあ辞めるって言った人が辞めないことも社会ではなくはないけど、何だったんだろ。
直感
小学6年生の頃、習い事の合宿にて。
レクリエーションが終わり、部屋で友人3人とダラダラしていると、A君がトイレに行くと言い部屋を出ていった。しばらく経った後、突然電波のような何かを全身で感じ、「A君が女子トイレに入っている」という情報を直感で受け取った。
普段大人しいキャラで通っていた自分は、「A君が女子トイレに入ってる」とは突拍子も無いため言いだせず、とにかく他の2人に付いてこいと伝え、スリッパのままトイレまでダッシュして走った。
トイレに着いた後、女子トイレは覗けないので、男子トイレを確認したがそこにA君の姿はなかった。
部屋から近いトイレは複数あったため、他の方に行った可能性もあるな等考えていると、A君が驚いた様子でなんと女子トイレから出てきた。付いてきた友人もA君が女子トイレから出てくるシーンを目撃しており、その日の夜はその話題で彼をイジり倒した(申し訳なかったと思う)。A君は「間違えて入った」と言っていたが、あれは人気の少ない合宿所だったので入ったんじゃないかと思う。というかあれはそういう直感だった。
アルミパンチ系女子
面白すぎる。説明しようがないけど、今の科学で説明できないだけで何らかの仕組みがある気がするな。友達が女子トイレに入るとわかる第六感。
半ドア
都内で舞台を観劇したあと、車で地元まで帰っていたときの話です。
平日夜のスカスカな高速道路を進み、PAで少し休憩をとり車へ戻りエンジンをかけると、開けた覚えのない後部座席が半ドア表示になっていました。
私ひとりしか乗っていない上に日帰りなので特に後部座席へ積むほどの荷物もなく、鞄は助手席。
後部座席のドアを開けるはずないのですが、不思議な事もあるなぁと思い閉め直して出発しました。
また地元へと車を走らせ、同じ様にPAで小休憩。
車のエンジンをかけると再び後部座席が半ドア。
どこか壊れたかなぁと思い後日メンテナンスしてもらいましたが特に車に異常はありませんでした。
誰か乗せて帰ってきちゃったかな〜と思いながらも、特にそれ以降は何も起きていないので気にしないことにしました。おはぎだいすき
一回ちゃんと故障を疑っているのが好感が持てる。何かが乗っても良いからちゃんとドアは閉めてほしい。
カップラーメン
学校に行く前に自分の部屋の棚に置いといたカップラーメンが、帰ったらリビングのテーブルにポツンと置かれていた。
両親や姉は私より先に出て私が最後だったし家に帰ってきたのも私が最初。
そもそも誰にもカップラーメンの存在を教えてない(こっそり食べようと思っていたので)カップラーメンが置いてある場所も普段私が使っている所だったので驚いた。その日は帰ったらカップラーメンを食べようと強く意識してたので、無意識に念力でも使ってたのかな
その辛ラーメンは美味しかった黒光り金玉
カップラーメンを自在に操る能力の片鱗。
風
高校生の頃の夏。
自室で寝ていて、不意に目が覚めた。
半分眠ったまま寝返りを打ち、うつ伏せになって枕元の目覚まし時計を見たら2時頃だった。
うつ伏せのまま再び眠っていく途中で、背中に風が通った。 着ていたのは文化祭のときに作ったクラスTシャツ。結構詰まっている襟ぐりから、化繊の重い生地を持ち上げて、すうっと細い風が背中に吹き込んだ。
夏だから窓は開いていたけれど、うつ伏せに寝ているのにTシャツと背中の間にもぐりこんでくる風が窓から吹きこむ夜風だとは思えなかった。
何より、その風の細さが、私は、息だと思った。
唇をとがらせて、頬をふくらませて、狙いすました、吐息に思えた。
当時家には父と母しかいなかったが、父は一度寝ると起きないので母のいたずらかもと思った。
神経を尖らせて耳をそばだてたが、どれだけ待っても母が部屋を出ていく気配はなかった。
子供部屋のドアも廊下の床板も、誰が歩いても絶対に音がするのに。
もちろん翌朝母に尋ねても「知らない」とのことだった。 高校を卒業して実家を出るまで同じことは二度と起こらなかったが、あのとき背中を滑っていった細い風の感触を未だに思い出しては鳥肌が立つ。うつぶせ寝は顔がでかくなるからやめようね
文章が生々しくて良いな。ヒィー気持ち悪い。全然気のせいで片付けることもできるんだけど、息と風ってたしかに間違えない気がする。
誰かいた
確か小学5年生の時の野外活動での話です。
山登りやカレー作りなど一連の活動を終え、宿泊する2段ベッドが4つある8人部屋に戻り、同じグループの子達と恋バナなどを楽しみ、そのまま何事もなく、その日は眠りにつきました。異変に気づいたのは翌朝のことでした。
私達のグループは7人で、ベッドの寝るスペースは8個。
一つ分寝るスペースが空いているのは当然のことだったのですが、同じ班の子達ほとんどが、「今布団が畳まれて、誰もいない1番手前のベッドに、昨日の夜誰かいたよね」と話していたのです。
私自身昨夜は全部ベッドが埋まっていたような感じがしたのですが、気のせいかもしれないということで、その話は終わりました。ちなみに私の妹の代でも同じ宿泊先を使っていたのですが、私と同じ部屋を使った子達から同じような話を聞いたようです。
そして、数年前その建物は新しく建て替えるはずだったのですが、建設中に火災が起き、工事は中断されました。しゃけおかか
「まあ気のせいだよな」で一旦全員が流せるというのも幸せなことなのかもしれない。
いないよ
小学校三年の頃、クラスメイトに「ミナちゃん(うろ覚え)って子いたよね?」と急に聞かれた。
「いないよ」と答えると、「何で?昨日までいたじゃん。なんでみんな分かんないの?」とややパニックになっていて、少し鬱陶しくなりその場を離れようとすると、私の筆箱の中を指差し「その消しゴム、ミナちゃんに昨日借りてたでしょ」と言われた。
チャイムが鳴ったのでその会話は終わったが、授業中筆箱を開いた時、筆記用具は全部水色で揃えていたのに消しゴムだけが無骨に黒く浮いていた。
誰かに消しゴムを借りた記憶はない。寧子
こういうタイプの話で「いや知らん」って側の視点の話初めて読んだな。「いたよね」って言い張る話があるなら「いないよ」って側の話もあるよなそりゃ。ちょっといたっぽい痕跡があるのもめっちゃ怖い。
感覚
幼稚園から小学生頃までの話です。
よくママチャリの後ろに乗せられていたんですが、墓地がそばにある裏道に入るといつも眉間から後頭部にかけてツーンとくる臭い?感覚?がありました。それがなんとなく嫌で、そこを通るときは、母の背中に顔を押し付けて息を止めていたことを覚えています。
感覚としては頭を強く打った時になるツーンに似ています。
なんだったのでしょうか今日も元気
完全に説明できない「感覚」の話だ。トンネルとかなら気圧の変化とか説明できそうなものだけど、そういう感じではなさそうだしな。
冷やし納豆うどん
小学生ぐらいの時に、よく家で冷やし納豆うどんが出ました。納豆大好き、うどん大好きのわたしは、出てくる度に爆速で食べて「おかわりある?」と聞いていました。母の作る料理の中で特に好きなメニューでした。
冷やし納豆うどんが出なくなって、久しぶりに食べたくなったわたしは「また納豆うどん作ってほしい」と母に伝えると「そんなの作ったことないよ…?」と言われました。食べたはずなんだけどな…
小桜なかい
冷やし納豆うどんを作ってくれた謎の存在がいるのか、冷やし納豆うどんを知らない母にどこかで入れ替わっているのか……。
以上!! 全6回にわたって紹介してきた99%勘違いか見間違いの不思議体験エピソード集おしまい!! 応募してくれた皆様、本当にありがとうございました。初回からずっとめちゃめちゃ面白かったな。なんか、紹介できなかった分もいつかどこかで紹介できればいいな。
この企画は今回で一旦おしまいだけど、生きていればこれくらいの体験100回くらいすると思うので「今の何だったんだ」というのを見逃さずにいこうね。1回くらいはマジの怪奇現象かもしれないぜ。
最終回の今回も「普通の怪談企画なら真っ先に採用なんだけど企画の趣旨からすると強すぎるやつ」紹介コーナーを最後にやるぞ。