↑「オモコロ杯 2022」の詳しい結果はこちらをご覧ください!

 

オモコロ杯、結果発表!!!!

ついにきたー!!!!!

よっしゃーーーーーーー!!!!

本当は5月末の発表予定でしたが、6月末に発表します。

めっちゃ遅れてすみません!

理由は……?

応募総数が1024通だったからじゃい!!!!

すごかった…………

短期間で1000記事も読んだことない。

今回、初めて審査員をやったんですが、本当に終わりが見えない量でした。

昨年443通だったので、今年もそのぐらいかなと思ってたんですが、いきなり倍以上に……

いきなり倍は反則。

株価だったら大儲けだった。

こんなにも「書きたい人」って存在したんですね。とにかく大幅に我々のキャパを超えてしまい、物理的に時間がかかってしまいました。

オモコロ杯出身ライターのストーム叉焼さんが言うには、この発表を待つ間が一番辛いらしい。

僕もオモコロ杯出身なのでその気持ちはわかる。

それなのにひと月も……

拷問をしてしまい、申し訳ありません!

でも本当に全記事読んで、しっかりと審査したので結果を聞いてください!

 

オモコロ杯2022年の優勝者は…………

 

2人います!!!

 

ダブル!?

なんだと!?!?!?!

原宿さん!約束が違うじゃないですか!!!!

「大賞を2人にしない」という約束はしてない。いや、そもそも去年も3人だったじゃねーか!!!

確かにオモコロ杯の優勝者は、一人だったケースの方が少ない。

怖がりのオモコロ編集部が一人に絞れるわけない。

「あいつがこれを推すなら、俺はこれで……」みたいなことばっかり考えてるからな。

人をオススメすることで、自分を高く見せようとするのに必死。

みんな違ってみんなWe.

↑そりゃそう。

でも今年のオモコロ大賞も、2本ともどっちか決められないくらい凄い作品だったのでこれはもうしょうがないです。それではさっそく発表にいくぞ!

 

 

オモコロ大賞(優秀賞2名)

一人目の優秀賞は……

 

この方だ!!!!!!

 

■インターネットユーザーのための、クイズで学ぶ「ライティング」入門(オグラホロ)

 

オグラホロ~~~!!

これはまず、記事の見た目がいいですね。見た目でもう面白い感じがする。

サテンのような手触り。

ヴィジュアルが綺麗だと、一気に記事の信頼度が上がりますよね。企画もEテレみたいでめっちゃいい。

クイズの温度感も実にインターネット的で最高でした! こういう見慣れたものに別角度から光を当てるパターン、好きです。

撮影・照明というニッチな話題に、新しいフォーマットでここまで親和性を持たすとはね……

この記事は本題に入るのがとにかく早くて、そこも非常にポイント高かったです。

専門性が高いテーマだと、つい語りすぎて読者を置いてきぼりにしちゃいがちなんですが、この方は必要なことだけサクサク書いてて凄かった。

このまま、本や番組のフォーマットにもなりえそうな完成度の高さを感じました。オグラホロさん、おめでとうございます!

 

そしてもうひとりの優秀賞は………こちら!!

 

■図書館の資料修復技術を駆使してカピカピになったポイ捨てエロ本を蘇らせる(シュゴウ)

 

シュゴウ!!

もうウケまくっている人だ!

素晴らしい!!!

もう皆さん読んでいることでしょう……。なぜならTwitterでめちゃくそバズっていたから……。

「誰にも見つかっていなかった人をオモコロが見つけた!?」が、やりたかったのに。

でも送られてきた時点で、「これは発表の前にウケちゃうな」と思いました。

ウケている間、不公平になるから何も言えない俺たちの苦しさも分かってほしい。

オモコロ杯なんて要らなかったのかもしれない。

シィーーーーーッ!

企画段階でもうかなりの「勝ち」なのに、小ネタの充実具合もすごい記事。

写真や文字画像のひとつひとつに渡って見やすいのも凄いよね。かなり細かい調整が入っている気がする。

NHKで流せるレベルの整い方。

あとは僕の家と使っているテーブルが同じだったので、これも高評価でした。

それが高評価になるんだ。

まぁこれ本当に理想なんですけど、修復する本にマジの思い入れがあるともっと良かったよね~!

エロ本への愛があるのか無いのかのスタンスがブレる描写があったので、そこをもう少し詰めればさらなる傑作となっていたかもしれません!

ARuFaならきっと記事を書くことを見越して、思い出の本を5年前に森に捨てるところから始めたはず。

ARuFaさんは思い入れを感じる器官が無いのに。

思い入れ細胞は、あります!

無いときの言い方だ。

とにかくオモコロ大賞、2本とも素晴らしい作品でした!

レベルが高すぎて、オモコロもすぐに寝首をかかれそう。

なので今日から一睡もしないようにします!

目線と同じ形のクマができるぞ。

 

個人賞(金賞5本)

続いては個人賞です!個人賞は5人の審査員が「とにかく好き」という基準で選ぶので、それぞれが完全な好みのものを選んでおります。

「世界の山ちゃんの手羽先」とかを選んでも良い。

選べばよかったな。

せめて記事ではあってほしいですね。

ではまず僕の個人賞から……原宿の個人賞はこれだ!!

 

 

■大調査!あの世の新常識(ありふれた平凡なドラマティック)

 

 

「ありふれた平凡なドラマティック」っていう人なの!?

これめちゃくちゃで最高!

これはもう全てが好きかもしれない。面白すぎて。

私も好きです。本当のことが一個もないのに面白くて凄い。

 

これをプテラノドンと言い張っているのも凄い。

プテラノドンの骨格が一番映えない正面からの写真ばかりなのがいい。

横を向けよ。

「ドタマくらってる」とかも、意味はよく分からないけどパッションが伝わってきて、全体的に思い切りがいいのが素晴らしいと思います。

「なんてアンティークな日課なんだ…!」も好き。

この構想で「イケる」と思った理由を知りたい。

何の確証もないのに、自信を持って書いている感じがいいよね。

オモコロ杯のせいで、noteというプラットフォームが本来歓迎しなさそうな記事が増えていそうですね。

ざまあみやがれ。

「プテライザーX」と検索すると、この人の動画も見れます。

次のインターネットを牽引するのは君だ!!

 

次は私の個人賞を発表します。私は……

 

■あぜ道走りサンボマスター界隈(ンノヤキ)

 

 

これは優勝でもおかしくない。

なんなんだよこれ。

よく分かりませんが、「ROCK」だけは感じます。

どういうことかと言うと、もし今後、数字が透明になってしまったら、フォロワー数とかでハッタリがきかなくなるので、「説得力のある言葉」を語らなければならなくなるんです。

なので、あぜ道を走っていろいろ言って、サンボマスターを歌おうという企画ですね。

なんで?

17分くらい走って喋ってる。

純粋にスタミナがある。

走りながら頭に浮かんだことを叫んでるだけなんですけど、それによって意思とかそういうのを超えた「本当の言葉」が引き出されていて感動します。

「ファンタ飲んでるときって一番時間がゆっくりに感じるもんな」

ソウルだ。

喋ってる内容も支離滅裂に見えて、この人だけの条理がしっかり通っていてめっちゃいいです。マジで17分全部聞いて欲しい。

道もまっすぐ過ぎてウケますね。

ぜひこの内容だけの上映会を開いてください。こういう、どこにいたのか分からない才能が出てきてしまうのがオモコロ杯の凄さですね。

次は僕の個人賞を発表します!

 

■デカビタCをでっかくしてデカデカビタCをつくりたい!(華美たパン)

 

読むと分かるんですが、途中から「もう許してくれ」という気持ちになります。

ARuFa賞というか、やりすぎ賞です。

全部をやりすぎ。

そんなにやらなくてもいい。

カツ丼を食べる気持ちで入ったら、5000キロカロリーくらい食わされるんですよ。

道楽でやってるデカ盛りの店か?

これはマジのアドバイスなのですが、削るのも勇気です!

でもこれだけアイデアが出て、それを全部やり切るスタミナもあったというのは凄いですね。

最後にデカビタの旗を立て始めた時、「どこまでいくんだよ」と思ってめちゃくちゃ笑いました。

デカビタ鉱山を一晩で枯らした男。

 

限界を超えた人間しか、こんなものは作らない。

地動説ってこういう奴が発見したのかもな。

記事書き終わった後にどうするんだこれ。

記事が終わらなすぎてやばかったですが、物量に圧倒される感じが良かったです!

次のインターネットを牽引するのは君だ!

続いては僕の個人賞です。

 

■アナログ時計とデジタル時計の精神を入れ替えて能力を変質させる(今日もおいしい絵に描いた餅)

 

 

なるほど! ムズい! ムズいけどなんか凄い!

ムズくはある。僕は頭がいいのでムズいとは感じませんでしたが…

「今日もおいしい絵に描いた餅」って名前なに?

インターネットの名前、壊れ始めてますね。

デカビタの人とタッグを組んだら大変なことになりそう。

そういえばデカビタの人も「デカビタ時計」作ってました。なぜならやりすぎだから。

わかりやすくしようという気遣いに感銘を受けました!

 

ぼかァこういうインテリアとして許される余地がありそうな、実用に耐えうるヌルい雑貨を生成したかったワケじゃあないんだよなあ。

この文章、かなり素敵。

画像の作り方が、めちゃくちゃ綺麗でオシャレですね。内容がよく分からなくても何か眼福を感じる。

最終的に出来上がる時計が難しすぎて、全く読めないのがいいよな~

そこにちゃんと理屈があるのもいい。読解カロリーが高い企画なのが惜しいんですが、それでも記事を書く上での技巧が光っていたので個人賞です。

ムズい構想を実現するのもムズいんですが、それを分かりやすくプレゼンするのってもっとムズいんですよね。

終盤は白パズルみたいな特殊な状況にいくのではなく、あえて日常の中にこの時計があったら…の方が読みたかったかも!

オモコロ杯の時点でこんなに「デキる」のは素晴らしい! 次のインターネットを牽引するのは君だ!

爆笑オンエアバトルみたいになってきた。

そしてこの場にはいないんですが、審査員の宮川サトシさんにも漫画作品から個人賞を選んでいただきました!

今回のオモコロ杯は漫画もOKですからね!

 

宮川サトシさんの個人賞はこちら!

 

■ロリサキュバスちゃん漫画まとめ(プロ市民)

中間発表でも取り上げられていた「ロリサキュバスちゃん」だーーーー!!

何度読んでもこえ~~~

ギリギリ関わっちゃいけなそうさがすごい。

導火線に火がついていない爆弾。でも読んでいくと、めっちゃ「誠実」なんですよね。

もっと楽な生き方があるだろ。

プロ市民なんて斜に構えた名前にしているけど、本当は熱い男のような気がする。

弱気になって包丁持ってる形態のやつだけ、キャラデザのルールが違うのなんなんだ。

ぜひ、まんがタイムきららに持ち込んでください。

プロ市民という名前のままでもいけるか…? 続いては銀賞の発表にいきましょう!

 

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