自治体やPTAなどの面倒な役職を決めるじゃんけんや、給食のおかわりじゃんけん。

日本で生きている限り、いつか必ず「絶対に負けられないじゃんけん」をしなければならない時が来ます。

 

しかし、「絶対に負けられないじゃんけん」をしなければならない時が来る日本で21年間生きましたが、今まで一度も高確率で勝てるような強い戦法を見た事がありません。

 

 

じゃんけんは極限まで無駄を減らした心理戦の1つです。

 

グーとチョキとパーの三すくみ、そんな無駄の無いシンプルなルールで誰でも簡単に理解できるからこそ、戦法を編み出したくてもなかなか編み出せないのではないでしょうか。

 

もしも「じゃんけんの戦法を教えて」と聞かれたら、俺は「急にじゃんけんを始めて、焦った相手にグーを出させる「腕を捻って天に祈る」の2つしか頭に浮かびません。

 

 

我々はこのままずっと雑に相手を焦らせたり、腕を捻る謎のポーズに頼ったり、そんな戦法に頼っていて良いのでしょうか。

 

 

という事で今回はじゃんけんで相手の手をコントロール出来る戦法を考えたので皆さんにご紹介しようと思います。

 

しかも、ただ相手の手をコントロールするだけではなく、相手のじゃんけん後の行動すらもコントロール出来る最強の戦法です。

 

 

考えた戦法

 

今回考えた戦法、それは……

 

 

というものです。

 

 

 

簡単に説明すると、

① 殴りたくなるくらいキレた時の話をしてもらう

 

 

② いきなりじゃんけんを始めると、体の力みで思わずグーが出る

 

 

③ 「殴りたくなるくらいキレた時の話」と「グー」が合わさって、そのまま殴りかかってくる

 

という、じゃんけんの心理戦の部分を最大限に活用する戦法です。

 

 

 

細かい説明をすると、まず相手には数日前から「人を殴りたいと思った話」を用意してもらいます。

 

すると相手は数日間ずっと自分がキレた話を練り続けて、次第に当時の怒りが蘇って拳を固く握り強固なグーが誕生するのです。

 

 

じゃんけん当日は、いきなりじゃんけんを始めるのではなくまずは落ち着いて準備運動をしましょう。

 

そうすれば相手は自然と体を動かす事を意識してグーを握りやすくなります。また、相手にも準備運動をさせるとより効果が高まります。

 

 

ちなみに、必須ではありませんがこのようにグーと関係のありそうな服を着ると良いでしょう。

 

準備運動が終わったらあとは相手の話を聞いて、急にじゃんけんを始めるだけです。

 

それでは、実際にやってみます!

 

 

注意!

この戦法をとる場合は、絶対にパンチを喰らわないように避けてください。避けないと痛いので。

 

 

やってみた

 

今回協力してくれたのはこの人。

 

かんちさんです。

人を殴ろうと思った話を数日間練り続けた後なので既に表情がキレているようにも見えますが、怖い人ではないのでご安心ください。

 

今回かんちさんには「30歳を超えたら殴りたいほどキレた相手を許せてる?まだキレてる?」という嘘企画の撮影をすると伝えてあるので、本当の企画は知らない状態です。

 

ただ、もしも本当に「30歳を超えたら殴りたいほどキレた相手を許せてる?まだキレてる?」がメインだとしたらやる前から表情で結果が見えてますけどね。

 

 

 

よろしくお願いします。

よろしくお願いします。

今回は「30歳を超えたら殴りたいほどキレた相手を許せてる?まだキレてる?」という企画(嘘企画)ですが、人を殴りたいと思った話の準備はどうですか?

 

 

ちゃんと準備してきました。

ありがとうございます!

 

 

では、その話は置いておくとして……

え?どういう事?

 

 

よっこいしょっと。

 

突然立ち上がるのぎへっぺんに困惑するかんちさん。

この時点で既に「俺も立った方が良いの?」と連呼していたので、かんちさんはかなり準備運動に誘いやすいタイプです。

 

 

俺も立った方が良いの?

 

 

俺このままで大丈夫?もしかして今回の企画って体動かす系?

 

ご名答。この後かんちさんには強固なグー強烈なパンチを繰り出してもらいます。

 

この時点で既に体を動かす展開まで読めているようなので、思い切って準備運動に誘います。

ただ、普通に誘っても断られてしまう可能性があるので、今回はあえて少し煽るように誘ってみました。

 

 

あれ?かんちさんは準備運動しなくて良いんですか?

え!?準備運動!?

 

 

あ~…… 準備運動か~……

 

 

 

 

 

そうだね。怪我とかしたら大変だもんね。

 

成功です。あっさりと準備運動に付き合ってくれました。

ちなみに、かんちさんは「自分が怪我をするかも」と思っているようですが、どちらかと言えば怪我をさせる側です。

 

 

準備運動も済んだので会議室に移動しました。ここなら周りに人がいないので躊躇無く人を殴ろうと思った話が出来るでしょう。あと人も殴れるでしょう。

 

 

 

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僕、12年くらい前に日本屈指の忙しいガソリンスタンドで働いてたんですよ。

お~、凄いですね。

もう次から次へと乗用車だったりトラックだったり色んな車が入ってくるから、片っ端から燃料を入れてたんですよね。

という事はセルフではなく店員が給油するタイプのガソリンスタンドだったんですね。

 

 

いろんなお客さんが来るから、たまに変な客が来る事もあるんですよね。

ガソリンスタンドの変な客って想像がつきませんね。どんな客だったんですか?

実際にあったのは、トラックでいつも来る常連客が「タイヤの空気入れさせてー」って言うからピット(車両の整備を行う場所)に案内したら……

 

 

そいつこっそり店の売り物のタイヤをトラックに積み込んでたんですよね。

ガチの犯罪じゃないですか。

後日、ちゃんと逮捕されてました。

 

 

やっぱり自分の店に泥棒が入ったら殴りたくなりますよね。

いや、実は人を殴りたいと思った話は別にあります。

泥棒よりヤバい奴がいたんですか!?

 

 

ガソリンスタンドって最初に油種給油量支払方法を聞くんですけど、

レギュラー・ハイオク・軽油とか、量もリットル単位だったり金額で決めたり、支払い方法も色々あったり、結構大変ですね。

それで、ある日40代くらいの男の人が普通乗用車で給油しに来て。

 

 

最初に油種を確認したら全く反応が無いんですよね。それで聞き方を変えて、「レギュラーでよろしいですか?」って確認したらそれにも反応が無くて。

もしも病気等で聴力が低下している人だとしたら車に貼られた聴覚障害者標識(黄色い蝶のマーク)ですぐに気付くはずですし、それが無かったという事は完全に無視されてますね。

そう、だからまた聞き方を変えて「レギュラーを満タンでよろしいですか?」って聞いたら「ん」みたいな返事が来たんですよね。

返事が傘を渡す時のカンタじゃないですか。(となりのトトロ より)

 

 

一応返事があったから「レギュラー満タンにしますね。現金でよろしいですか?」って言ったら、それも無視だったんですよ。だから「入れますよ?」って念押しして。

いくらなんでもダルすぎる……

最後に何度も念押しの確認したら、また「ん」って返事が来たから「じゃあ入れますね」って言ってレギュラーを満タンまで入れたんですよ。それでレシートを持って「5,600円です」って言ったら客が「は?1,000円分って言ったじゃん」って。

 

 

ハァァァァァァァァ~~~!?

声でけっ。

 

 

「1,000円分って言ったじゃん」って。あぁもう、俺あァァァァァ!  もうムカついておァッ!おァァァッ!

 

かんちさんがキレすぎてどうかしてしまいました。

きっとこの状態で急にじゃんけんをすれば恐ろしく強固なグーが出て、それが俺の顔面目掛けて飛んでくるでしょう。

 

 

最終的に差額は僕が自腹で払いましたけどね゛……!

最初はグー!

 

 

 

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