1件目「ジャパンセンター」のたこ焼き
ジャパンセンターの中には、日本で慣れ親しんだものがたくさん売られていました。
とくに、たくさん売られていたのは「納豆」です。
イギリスに住んでいる日本人だけでなく、最近は、健康食として好んで納豆を買っていくイギリス人も多いんだとか。
「外国人=納豆を気持ち悪がる」というイメージでしたが、最近はそんなこともないんですね。
ただし、納豆が1パック約350円するのには驚きました。
そして、ジャパンセンターの一部はフードコートのようになっており、ここでお惣菜を買うこともできます。
「豆腐の照り焼き」とか気になるメニューがけっこうあります。
何よりお店の名前が「旨い」というがすごいですよね。
何を食べようか迷っていたら店員さんが「外には屋台もあるよ」と教えてくれたので、再び、ジャパンセンターの外にでると、ありました。餃子の屋台が。
厳密にいうと、餃子は日本食ではないので、どうしようかなと迷っていると…
どうやら、たこ焼きとたい焼きも売っているみたいだったので、「たこ焼きは立派な日本食だろ!」というわけで、たこ焼きを食べてみることにしました。
じゃん! こちらがロンドンのたこ焼きです。
6個入りで約700円。めちゃくちゃ高い…
「それでは、さっそくロンドンのたこ焼きを食べてみます~! いただきま~す!」(パクッ)
「おえっ! ぷわっ! か、辛い~~~~~!!! 辛い辛い辛い辛い~~~~~~!!!!!!」
口に入れた瞬間に、舌がピリピリし出しました。
何これ!? どういうこと!?
たこ焼きをお箸で割ってみたところ、中身が真っ赤でした。
この赤さの原因は、紅ショウガ。
少量だとおいしい紅ショウガですが、アホほど入れられていたので、噛んだ瞬間から汗が噴き出ました…
これ…味見してないの……?
いや、たとえ味見していたとしても、ロンドンの人にしてみたら、たこ焼きなんて異国の未知の食べ物なんだから、これが正解なのか不正解なのかわからないんだろうなぁ…
2件目「KOTO」のシーフードうどん
先ほどは、まあ、何というか、失敗してしまったので、今度はホテルに隣接されている日本食のお店に行くことにしました。
ホテルに隣接されているお店だったら、まあ、それなりに大丈夫でしょう…
というわけでやってきました。こちらは「KOTO」という名前のお店。
なにかどこかが違いますが、店内には板前さんもいて、精一杯、日本料理屋っぽくしようとしてくれています。
OSHINAGAKIを見ていると、うどんの項目に「シーフードうどん」という聞き慣れないメニューが。
日本では、ありそうでないメニューなので、これを注文してみることにしました。
あと、メニューを見ていて気付いたのですが、どうやら「べんとう(BENTO)」って「定食メニュー」のことを指すみたいです。
てっきり「お持ち帰りメニュー」みたいなニュアンスなのかなと思っていましたが、違いました。
そんなことを考えているうちに、シーフードうどんのサイドメニューとして注文しておいた「アスパラガス巻き」が来ました。
どうせなら、日本のお寿司屋さんでは食べられない物を食べようと思い、注文しておいた一品です。
それでは、さっそくアスパラガス巻きを食べてみます。
はたして、お味は…?
「うまっ! なんで? ウマい!」
ただ、アスパラガスを細巻きにしただけなのに、めちゃくちゃおいしかった。
「おいしさ」と「おいしさ」の間に、「なんで、これがウマいの?」という感情が入ってきます。
なんかちょっと悔しいけど、日本のお寿司屋さんもぜひアスパラガス巻をメニューに加えることをご検討ください。
それはそうと、お寿司と一緒に出てきたコレは何だろう? 黄色い方がガリだってわかるけど、オレンジの方は何?
もしかして、ニンジンのガリかな? ニンジンのガリって斬新なような気がする!
どんな味がするんだろうか…?
「うわっ…ただ薄く切っただけの生のニンジンだ……」
なぜこれが盛り付けられているのかはわかりませんでしたが、とにかく青臭かったです。
そうこうしているうちに、ようやく「シーフードうどん」が運ばれてきました。
久しぶりに嗅ぐダシの匂いは、食欲を刺激します。