エロ本 見なくなったね~~~~

 

とうとう本当に町からエロ本がなくなってしまった。

子供・外国人観光客への配慮などを理由にコンビニからエロ本が消えてしまったのは皆さんの記憶にも新しいかと思います。これによって決定的にエロ本が世間から断絶されてしまいました。

そもそも雑誌全体の売り上げが年々減っているうえ、スマートフォンが広く一般に普及したことによってエロ本の需要は大きく減少。さらに追い打ちをかけるような販路の圧倒的な縮小。

 

「エロ本って なんですか?」

 

VHSテープを知らない世代の次はエロ本を知らない世代がやってきます。もうエロ本は過去のものになりつつある。

 

つまり、もうこの町にエロ本は落ちてないってコト!

やったー!!!!最高にクリーン!!!!!

 

 

 

・・・ほんとに?

ほんとにもうこの町にエロ本は落ちていないの?

探したい。この令和の時代においてもまだエロ本が落ちていることを確かめたい。

 

やるぞ!

 

やるったらやるぞ!

 

 

 

はじめまして。藤原と申します。今回はがんばって町に落ちているエロ本を探したいと思います。よろしくおねがいします。

 

こうして個体数が大きく減少したエロ本ではありますが、私たちが子供のころはよく河原や路地裏に落ちていたものです。秘密基地でみんなと一緒にドキドキしながらページをめくってました。あの時間、かけがえねえよな。

 

しかしあれからもう20年が経ちました。元号が令和になってからのこの1年半の期間に限っていえば、私は人里からさほど遠くない林を散歩中にニホンカモシカを見かけたことがあるものの、落ちてるエロ本はマジで一度も見かけていません。もはや現代においてエロ本は特別天然記念物よりもレア。レッドリスト入り待ったなし。

 

そのことをふまえると、ただ考えなしに歩き回るだけでエロ本を見つけられる可能性はかなり低いといえます。しかし町に落ちるエロ本の数は減っても、”大人の頭脳”を使って戦略的に探すことできっと捨てられたエロ本を見つけられるはず!!

まずはいろいろな人に話を聞いてみましょう!

捜査の基本は聞き込みから。足を使って捜査だ!!

 

ということで、国道沿いのアダルトショップにやってきました。餅は餅屋、エロ本はエロ本屋です。

都心に住む方や女性はご存知ないかもしれませんが、地方の国道沿いにある妙にギラギラした電飾の〇〇書店、〇〇ブックスなどのお店はアダルト系のお店の可能性が高いです。書店と銘打ってはいますが、漢検のテキストは売っていませんので気をつけましょう。

 

店に入るとまず目に飛び込むのは極彩色のエロ本コーナー。エロ本ってホントひさしぶりに見たな〜

私にとっては意外だったのですが、かなりたくさんのエロ本が置いてありました。小さいお店ながら多種多様200冊ぐらいは置いてあったように思います。エロ本需要はいまだ根強いのでしょうか?

捨てられたエロ本を見つけるためには、まずエロ本を買う人の心理に立つことが肝要。ということで私もレジにエロ本を置きつつ、店員さんにいろいろ尋ねてみました。

 

藤原: ・・・すみません、エロ本って、いまでも売れてるんですか?

店員: えっと、そうですね。まだけっこう売れますね。

藤原: やっぱり年配の方が多いんでしょうか?

店員: 年配の方がメインですが、若い人も多い印象ですね。昼間、仕事中に買いにくる人もけっこういます。

藤原: コンビニでエロ本を置かなくなってから、こちらの店に買いに来る人は増えましたか?

店員: いえ、コンビニでエロ本を置かなくなったからといって、ここでエロ本がよく売れるようになったという印象はないですね。

藤原: ありがとうございます。勉強になりました。

 

 

ほの暗く湿度が妙に高い店内環境とは対照的に、店員さんは明るくにこやかに答えてくれました。対応してくださった店員さん、ありがとうございました。とても助かりました。生まれてはじめて買ったエロ本、大事にします。

 

また、ながらくエロ本の供給口であったコンビニでも話を聞いたところ、

・うちでエロ本買ってた人は仕事中の職業ドライバーの人がほとんど
・年配の人が多かったかな

とのことでした。教えてくれてありがとうございました。

 

つまりこれらの情報を整理すると…

・やはりエロ本の需要は減っているが、根強い人気がある
・購買層は主に年配の方々だが、若いファンも一定数いる
・外回りの営業や職業ドライバーが仕事中に買うケースが多い

とりわけ昼間の仕事中に買っていく人が多い、というのは有力な情報ではないでしょうか。やはり素人が頭で考えるよりも詳しい人から実際に話を聞くのが一番ですね。

 

これらの情報から

『仕事中の男性ドライバーが買うが、家族がいる自宅まで持ち帰ることができないためポイ捨てする』

という仮説を立て、検証していきます。

 

 

ということでやって参りました、バイパスの高架下。周到なリサーチと緻密な計算の結果、この町でいちばんエロ本が落ちてる可能性が高い場所はここです。

 

このバイパスの高架下は ま〜〜〜とにかくゴミが多い! ほんとにゴミだらけ。

それには理由があります。バイパスの側道を走っていると、運転手席の右側が高架下の空き地になるので対向車を気にせずゴミを投げられるし、また人の目にもつきにくいため躊躇なくポイ捨てする人が多いんです。

言葉で説明されてもよくわからないと思いますが!! とにかく『バイパスの高架下はポイ捨てする人にとって都合のいい環境になってしまっている』ということだけご理解いただければ大丈夫です!!

 

つまり!!

 

ここを探せば!!

 

きっとエロ本があるはず!!!!

 

また、エロ本だけを拾おうなんてのは虫のいい話なのでついでにゴミ拾いもしていきます。

俺の町は 俺がキレイにするんだよ。

 

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