夏

 

 

夏といえば汗をかいて体臭が気になる季節。

 

しげ谷です。

鬱陶しいYoutube広告みたいな出だしですいません。

 

『肉や脂肪の多い食事を取り続けると体臭が強くなりやすい』というように、体臭が食習慣によって変わるという話を聞いた事があります。ただ、体質にもよるだろうし自分自身にどのくらい具体的な影響があるのか分からないのが正直なところ。

 

そんな疑問を持ち続けて数年。先日、実家の台所から出てきた超古いカキ氷機を見た瞬間に思いました。

 

カキ氷のようなサッパリした物を食べ続ければ、さすがに誰でも無臭人間になるのでは・・？

 

水＋αで構成されたカキ氷であれば最低限の水分と栄養を摂り続けられるだろうし、夏らしさを感じながら楽しめる気がする。

 

１週間カキ氷を食べ続けたら体臭を完全に無くすことができるか？

検証してみます。

 

『匂いの最大値からのスタート』するべく、検証開始の数日前から実験的な意味も込めて大量のニンニクが入った料理やこってり系ラーメン、カレーライスを昼夜問わず食べて臭（くさ）コンディションを整えてきました。

 

今回は基本的に毎日2店鋪でカキ氷を食べて、物足りない日は自宅で補う「2店舗+α」でいきます。

【ルール】

・8月1日～8月7日までの1週間

・食べて良いのはカキ氷のみ（カキ氷の体を成していればＯＫ）

・飲み物、栄養剤は制限なし

・水分補給や睡眠時間の確保など、体調には最大限気を遣う

・体に異変を感じるなど『ヤバい』と感じたら即ギブアップする

 

※今回の検証は、カキ氷好き且つ大の偏食の私なので耐えられました。体調を壊す危険があるので読者の方は絶対に真似をしないでください。

 

１日目

1作目は自作のカキ氷でスタート。

氷をぶち込む。いつもスーパーやコンビニでカキ氷を買ってるから、自分で作るのは15年ぶりくらい。

 

異様なゴリゴリ音とともに氷が完成。

 

大好きなぶどうと練乳のシロップをかけます。

 

アメジスト鉱石みたいなカキ氷が完成。

 

氷がゴリゴリしてて食べ辛い。大きい氷の塊が無限にあるので歯で噛み砕こうとするが、その度にパキーンと音がして脳がキーンとなる。あと、ぶどうと練乳はそれぞれ別で食べた方が絶対美味しい。（後で思い出したんですが、円柱型に凍らせた氷で作らないとサラサラの氷にならないみたい。）

きっと有名店のカキ氷のお店ならこの何倍も美味しいはず。祈る気持ちで1店目のお店に向かいます。

 

東武伊勢崎線『梅島駅』から15分ほど歩くと、かき氷の文字。

 

細〜い路地に行列。お昼のあっつい時間なのに奥まで10人ほど並んでる。

 

１店目：椛屋（もみじや）　

〇場所　　　：東京都足立区梅田3丁目19−15 1階【最寄り：東武伊勢崎線『梅島駅』徒歩15分】

〇定休日　　：火曜日

〇営業時間　：平日12:00～17:30、土日祝11:30～17:30

〇並んだ時間：約30分

 

ミルクティークリームを注文。

 

！？

 

これが・・カキ氷・・！？

完全に舐めてた。今まで食べてたものとは全く違う。少し傾けただけで流れ落ちてしまいそうなクリームを氷と一緒に、恐る恐る口に運ぶ。

 

うまっ！！

クリームだけでなく、氷もふっわふわできめ細やかな綿のよう。ミルクティーの香りと甘さが見た目以上にしっかり染み込んでてクリームと相性抜群。噛む必要がない・・。

ヒンヤリ冷たい氷に対して相対的に暖かく感じるクリームの安心感。「ちょっと取りすぎかな」と思うくらいの量をスプーンですくっても有り余るクリームと一緒に、ミルクティー風味の氷を絶え間なく口に運ぶ。

 

食べ進めると溶けた氷とミルクティー、クリームが混ざり合って1つの液体に。ぐびぐび飲める。

 

これは1週間行けそうだな、という期待を感じつつ2店目へ。

 

２店目：華樓（がろ）

〇場所　　　：東京都練馬区東大泉5丁目41-6【最寄り：西武鉄道池袋線『大泉学園』徒歩5分】

〇定休日　　：水曜日

〇営業時間　：11時～19時半

〇並んだ時間：0分

宇治金時ミルク白玉を注文。

金時豆の存在感。小豆は大好きだけど、金時豆は巨大すぎる見た目が怖い。でも巨大ゆえの食べ辛さは一切無なかった。程よい甘みを残して軽い咀嚼で消え去ってしまう。氷も全く違和感がなくふわふわ。

優しい抹茶の風味も後ろから全体を支えてるし、白玉の手作り感が凄く温かく感じる。色々な風味で飽きが全く来ない。

 

体臭を調べてもらう

2店目でカキ氷を食べたその足で、私の友人であるＹ君に会いに行きます。目的はもちろん、現時点の体臭を判定してもらうこと。

 

8月1日（木）21時過ぎ

オッケー。自信ありそうだね。

 

自信ある。中学の部活終わりに「汗臭い」って言われた1度きりで、それ以外今まで人生で臭いって言われたことない。

申し訳ないけど、めっちゃ臭いわ。

え？

 

深夜の薄暗いアパートで「あ～なるほど～。」と言われながら自分の匂いを言語化される謎の時間。

分かるよ。ある一定の距離に近づいたら意識しなくても鼻に入ってくる感じ。

 

Ｙ君に私の匂いを成層圏に例えて両手で説明されましたが、今日の私の匂いはオゾン層を破壊しようとしてるらしい。

 

15年近い付き合いがある友人に「臭い」と言われたことが若干ショックでしたが、気丈に振舞いながらＹ君家を後にしました。

 

今回の検証では友人による調査だけでなく、匂いのレベルを測定する機械『タニタの匂いチェッカー』で数値を調べることにします。

 

説明書によると、0～10の10段階で匂いをレベル判定可能で主に3段階に分けられるとのこと。（この画像は『１』を表してます。）

• 0～3  ：匂いを感じない
• 4～6  ：匂いを感じる
• 7～10：非常に強く匂いを感じる

この日測定したところ、【耳の裏＝１、脇＝２、首の裏＝２】という結果に。人間の嗅覚からは匂いを感じる状態ですが、機械的にはあまり匂いを感じていないのかもしれない。

 

【初日の匂いまとめ】

種類：香辛料のような匂い

強さ：10センチ程の距離で、意識的に嗅ごうとしなくても分かる。

部位：首の裏付近が最も強く、それ以外（耳の裏、脇、胸）はだいたい同じ。

匂いチェッカー：耳の裏＝１、脇＝２、首の裏＝２

 

 

〜1日目を終えて〜（残り６日）

初めてお店で食べるカキ氷が美味しすぎて衝撃だった。見た目も含め、今までコンビニやスーパーで買ってたカキ氷とは別の食べ物。

空腹感よりお腹の冷えが気になる。気温が高いので体温がグングン上がるのに、胃腸だけ冷え冷え状態のアンバランスな感じが少し気持ち悪い。氷の塊をお腹の中に格納している感覚。

 

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