赤福餅だーいすき。

あのしっとりとして上品な甘さのこしあんと柔らかくほんのり甘いお餅。最高ですね。関西県からのお土産で嬉しいもの堂々の第一位です。僕の中で。

伊勢に店があるので関東で食べれる機会は少ないのですが、通販でも買えるのでたまに注文して美味しくいただいております。

 

しかし!赤福餅の通販は冬期(10月上旬〜5月下旬)のみ!夏期は赤福の消費期限上通販で買えないんです!!

絶望。伊勢、または関西方面に赴いて買うしかないのか?

そしたら自分で作ればいいんじゃない?

そうだ。人類はいつだって足りないものを作って繁栄してきた。俺にだってできるはずだ。そうだ。赤福餅作ろう。

 

こしあんを作る

材料
・小豆200g
・三温糖200g

まずはこしあんを作るぜ!

材料はこれだけ! こしあんって材料少なすぎる。

 

まずはザッザッと小豆を洗います。妖怪小豆洗いの元ネタじゃん。

まだこの時点ではカッチカチです。

 

そしたら小豆が浸るくらいの水を入れて沸騰してから5分中火で下茹でしていきます。

 

それを見守ります。

 

こんにちは。こしあんを作っているライターのオケモトです。

本日は赤福餅を作るまでの間ですがよろしくお願いします。

 

あー。沸騰してきた。これだけで小豆の香りがフワッとしてぐっと親近感が増す。知っている小豆だ。

 

5分経ったらお湯を捨てて水で洗う。

 

なんで下茹でなんてするのか。そのまま湯で始めてはいけないのか?

どうやら下茹では味を染みやすくしたりするらしい。本当か? わからん。わからんから従うしかない。悔しいぜ。

 

水で洗ってまた鍋に戻して水を入れる。なんなんだ。

 

沸騰したら蓋をして40分待つ。途中差し水をするらしい。

差し水とは吹きこぼれそうになった時に水を入れて収めることらしい。へー!

待つ。

なんか水減ってきたな。

 

入れるか。水。

 

入れた。こういう場合の差し水って水が少なくなったら入れることなんだろうな。そう解釈しよう。料理は自由だ。

 

あと20分か。長い。

 

なんかまた水減ってきたな。まだ硬い。

 

2回目のSASIMIZUあと16分。

 


どんどん水を吸って大きくなってる!

差し水をしてあと8分煮ます。

 

できた!?

 

小豆を一粒取ってみる。

 

潰れるくらい柔らかいね。

味は、甘くない豆味!

 

お次は茹で上がった小豆をこしていきます。ダイソーで買ったちいちゃいけど目はしかっかり細かいざる。これでやっていきます。

本当はこのボウルと同じくらいら大きなざるがよい。

 

一気に全部は入らないから少しずつ。

 

ゾリ……ゾリ……とゴムベラでこす。これが慣れるまでは難しいし、ざるを支える手が痛え!

この手間! みんな絶対にこしあんを選んだ方がいいです。粒あんに比べて手間がすごい。プラス50円あってもいい。こしあんには。

 

だんだんとこすのに慣れてきた。効率よく潰せている気がする。

 

潰すと細かい粒子となって下の水を張ったボウルに流れていきます。なんかエモい。

うそ。全然エモくない。

 

はあ……なんか実感わかないな。これ本当にこしあんになってるんですかね?

ちょっと下をすくってみるか。

え……?

このヘラから伝わるずしっとした感触。もしかして?

 

ぬおーーーん!

こしあんができてるじゃあねえかよお!!!!!!!!!!

感動と驚きでおお!!!って声出ちゃった。こんなの宝物じゃんね?

 

全ての小豆をこしました。こしあんもこんもりと積もっています。

 

こし終わった殻。何かに使えるか? と思って食べてみたけどあまりに無だったので捨てました。

 

こしたあんに水をさらに注ぎます。

 

かき混ぜたら5分待ってあんが沈殿するのをちます。

 

上澄みの水をあんが流れないように慎重に捨てます。これをもう一度する。

 

ここで急に布を出します。驚きましたか? さらしです。ダイソーで買ったかわいい柄のやつ。

ボウルにざるを重ねてさらしをかけます。

 

ここに大事なあんをそーっと、いつくしむように注いでいきます。

 

かなりあんこですね。

 

さらしで包んで水気をギューッと絞ります。

 

そしてさらしを開けると……。

 

めちゃくちゃあんこなんだが!?

完全にあんこだったので一口食べてみましたがまだ味がないので滑らかな砂。くらいの感じでした。

 

さあここで三温糖200gを水50mlで中火にかけて溶かしていきます。

 

水50mlだけ? と思いましたが大丈夫でした。

 

ここにあらよ! っとあんこを入れます。

 

混ぜていく。

 

あらあら。すっかりあんこになっちゃって。

水気がなくなるまで中火で練ったら完成です。

 

こしあんの完成!

 

嬉しすぎるのでそのまま頂いてみます。

 

甘くてうまっ!

出来立てのあったかいこしあんなんてなかなか食べれませんよ。

このままでいいかもな。あんこを使った料理なんてすべてあんこを食べるための口実でしかないですからね。

 

この日は24時くらいから初めて深夜2時半くらいになってしまったのでこしあんにラップをして寝ました。

料理って日を跨いでもいい。

 

翌日

今日こそ赤福餅を作るぞ!

赤福の餅の部分を作るのですがもち米から作るとえらい大変そうなので切り餅を使います。

 

餅4つに小さじ2くらいの砂糖を入れて水を入れます。赤福餅ってほんのり甘いですからね。

 

レンジで2分温めます。

写り込むときは笑顔を欠かさない男オケモト。

 

デローンとなったら

 

へらでグニグニと混ぜます。ゴムベラってめっちゃ便利。

 

クッキングシートに片栗粉をいい感じの量しいて

 

餅をのせて一口大に丸めていきます。

片栗粉をうまく手に付けたりして手のひらでころころと転がすといいですよ。

 

こんな感じで

 

丸めたら一晩寝かしたこしあんをのせていきます。

 

え!?

赤福餅じゃない!?

 

急に赤福になって感動。もっと近づけるために赤福餅が入っているあの入れ物を作りましょう!

 

まずはいい感じの箱に入ったおいしそうなお弁当を用意します。

 

食べます。そして弁当の空箱を

 

切り抜いて外側の赤福っぽい所を残して

 

また他の弁当の空容器と合わせれば赤福餅が入ってる折箱の完成です!

これに先ほどの餅を並べれば……。

 

 

見た目はかなり赤福じゃない!?

作れるもんだなあ。赤福。できないことってないかも。

 

ついに赤福を夏に東京で食べれます!

写真が夢の中みたいになってるのは餅を丸めた際についた片栗粉がレンズについてたからだと思います。ご了承ください!

 

いただきまーす!

 

うんうん!!

なるほどね~。うまいんだけど赤福餅の崇高さには今一歩届きませんね!

こしあんに雑味がある気がする。使ってる小豆の差もあるかもしれないけどこしあんを作る作業って単純な工程なだけに繊細さと正確さが求められるのかもしれないです!

 

でも美味しんでオッケーです!!!

 

まとめ

赤福餅は気合で似せて作ることができる!

ちなみに! 東日本に住んでいる人が赤福餅を夏季でも手に入れるには物産展とかで赤福が出店するのを狙うか、愛知県は名古屋あたりで買うのが一番近いぞ!

 

みなさんも赤福餅作ってみてくださいね~!