こんにちは、山口むつおです。
7月29日から「BRANCHING PATHS」という日本のインディーゲームを題材にしたドキュメンタリーが配信されているのですが、とても面白かったです。
インディーゲームってそもそも何なのかや、大手メーカーのプラットフォーム(配信元)の提供によってここ数年日本のインディーゲームが盛り上がってきていること、個人でゲームを始める時にぶつかるお金の問題や、クラウドファンディングがクリエイターにどんなチャンスをもたらすのか……などなどが、多数のクリエイターへのインタビューによって綴られています。
Moonの生みの親であり、現在は勇者ヤマダくんを手掛ける木村祥朗さんや、東方Projectでお馴染みのzunさんなど総勢40名以上のクリエイターの方々が出演していますが、個人的にとくに印象強いのは、全世界でとんでもない数を売り上げている「Downwell」の開発者であるもっぴんさんが出演していて、取材当時はこのゲームがまだ開発中であったことです。
なんせ取材期間が2013年から2015年までの2年間もあるので、時間が経つにつれてこのゲームが業界にめちゃめちゃ注目されてくる様子が収録されているんですよね……。「うわあ、これアメリカンドリーム掴むんちゃう……?」というドキドキ感を感じることができます。
それと、インディーゲームが映像の中で多数紹介されているで、単純に「面白そうなゲームが見つかる」というのもポイントです。
つい先日、3DSで配信開始されたサスペンスホラーの「ファタモルガーナの館」や……。
キックスターターという海外のクラウドファンディングで26万ドルを集めたアクションゲーム「La Mulana」。
ロックマンを手がけた稲船敬二さんが新しく起ち上げたゲーム会社comceptの自社ブランド「Mighty No. 9」など、マジで面白そうな作品が多数登場するので、気になったらさくっとダウンロードして遊んでみましょう。
なんせこのドキュメンタリー、インディーゲームに興味あるがある人もそうでない人も、いまゲーム業界がどうなっているのかがなんとなく見えてくるような気がします。
作中で言われていた「中小は撤退し、これからゲーム業界を支えるのは大手と個人だ」という言葉にはなるほど、と納得してしまいました。それくらいゲームのあり方って昔と変わってきているんですね。
BRANCHING PATHS
※トップのサムネイルはPLAYISMさんから