Steamでやったおもろゲームを紹介している者です。
3/14(金)AM3時から、2025年のSteamスプリングセールが開催されます。とあっという間に春…。今シーズンはなんといってもモンハンの発売が大歓喜と言わざるを得ないですね。この冬にかけて色々ゲームをプレイしていたので、セールで何を買うか迷った際にはご参考にしてみてください。
ちなみにここで紹介しているゲームは私がプレイしたものであり、全てがセールの対象になってるとは限りません。その点ご了承ください。
【紹介してるゲー】
・SILENT HILL2
・モンスターハンターワイルズ
・ENDER MAGNOLIA: Bloom in the Mist
・Neva
・都市伝説解体センター
・野狗子:Slitterhead
・Sorry We’re Closed
・デスクトップ小動物牧場
・Rusty’s Retirement
・The Last of Us Part1
・The Last of Us Part2
みんなやってて今更言うまでもない神ゲー五英傑
SILENT HILL2
2001年に発売された名作「SILENT HILL2」の時を超えたリメイク版。オリジナル版はまったくやったことなかったんですが、すげ〜〜〜完成度!!すごすぎてかなり驚きました。現代でも通用する暗すぎるストーリーの良さもさることながら、普通にプレイしてるだけじゃ気づかないような各所に散りばめた細かい小物の一つ一つが登場人物の深層心理を映し出すメタファーになっていて、考察を繰り広げるYouTubeの動画をめちゃめちゃ見漁ってしまいました。中でも精神科医の名越先生がプレイを見ている動画では登場人物の挙動から性格を完璧に言い当てており、先生も相当すごいけど精神科医が見ても矛盾が無いようにキャラクターの動きを表現してる作り手側もスゲ〜〜!!ってなりました。
ただ一点…、各ステージのパズル解くのめっちゃ長くて疲れる!!クリアしたい気持ちはあるのに、あっちに行ったりこっちに行ったりしてアイテムをかき集めて、しかも画面に表示されるHUDにミニマップが無い割に霧&闇で迷いやすい地形のためにちょっと歩いては地図を開いて確認して…という作業が頻発し、かなり骨の折れるプレイ感覚となりました。エンディングも数パターンあるんですが周回する気力はあんまりわかなかった…でもかなり面白かったです。
【ゲーム情報】
SILENT HILL2
開発:Bloober Team SA
ジャンル:サバイバルホラー
プラットフォーム: PlayStation 5、Microsoft Windows
オススメ度:★★★★★
モンスターハンターワイルズ
みんな大好きモンハン最新作。ストーリーは大自然を舞台にそこにすまうモンスターの生態を解き明かしてくいつもの感じですが、様々な進化が嬉しいモンハンの決定版のようなクオリティ。武器を2つ持っていける、拠点とフィールドが地続きになっていて「ワールド」の導きの地のような自由度の高さで臨場感アップ、新モンスターもたっくさん、グラフィックすごすぎ、森や砂漠が様々な気象サイクルでその姿を変える大自然の雄大さすごすぎ、などなど色々です。
あと個人的にはモンハンの代名詞である他プレイヤーとのマルチプレイをOFFにして、お供を全員NPCにすることも出来るという機能が相当嬉しいです。知らない人とプレイして勝手に3乙してほしくないから、私は一切マルチをやっておりません…。進捗はフリークエストを全てクリアした状態でメインストーリーもクリアしてHR70ぐらいまで上げたところで、あとはゆるりとエンドコンテンツを回してる感じですね。武器はほぼ弓しか使っておらず、おかげでほぼ全ての敵の攻撃を見切り避け出来る程度には上手くなりました。
巷では頻繁にクラッシュするだったり友達とストーリーモードをマルチでやるのが面倒だったりなどいろいろ課題があったのかSteamの評価は「賛否両論」となってますが、私はそこまで気になってません。それよりも私が気になってるのは、今作で初めてしゃべる自キャラの女性ボイスが感情の無いアンドロイドのような感じで生気が全く感じられないところ…。音声をブラジルポルトガル語にするとかなり雰囲気が出るとの噂です。
【ゲーム情報】
モンスターハンターワイルズ
開発:CAPCOM
ジャンル:アドベンチャー、アクション
プラットフォーム: PlayStation 5、Xbox Series X/S、Microsoft Windows
オススメ度:★★★★★
ENDER MAGNOLIA: Bloom in the Mist
地下の魔力資源によって繁栄した「煙の国」が人工生命体ホムンクルスを生み出すも、地下からの汚れた煙によって暴走して滅びてしまう。唯一ホムンクルスを救済できる調律師ライラックは地下の実験場跡で目を覚まし、棄てられていたホムンクルス「ノラ」とともに失われた記憶と仲間を求めて旅に出るアクションゲー。横スクロールで上下左右に分かれた地形を旅して敵を倒しながら二段ジャンプ、泳ぎ、壁を壊せる攻撃などを習得して探索範囲を広げていく、いわゆる「メトロイドヴァニア」と呼ばれるジャンルの最新作で、2021年に発売された「ENDER LILIES: Quietus of the Knights」ってやつの続編になります(ストーリーは繋がってない)。
私はこのジャンルのゲーはよくやっており、現時点での最高傑作と思ってる「Ori and the Will of the Wisps」が100点とすると、本作は99点ぐらいいってるほどかなり極まった完成度になっておりました。とにかくプレイしやすすぎ!!キャラクターの操作性の良さ、攻撃モーションの気持ちよさ、武器の組み合わせの自由度、進行度にあわせてキャラクターが出来るアクションの楽しさ、絶妙な難易度、全てがめちゃくちゃ丁度いい!!研究に研究を重ねて開発されたような、努力の結晶を感じ取ることができました。もちろん退廃的で儚くも美しいビジュアル&ストーリーも言うことなし!
【ゲーム情報】
ENDER MAGNOLIA: Bloom in the Mist
開発:Adglobe, Live Wire
ジャンル:メトロイドヴァニア、アクション
プラットフォーム: Nintendo Switch、 PS5、PS4、 Xbox One、Microsoft Windows
オススメ度:★★★★★
Neva
見た目が雨穴に似た、瘴気を放つ怪異が森を蔓延し世界が蝕まれていく中、剣士アルバが怪異に飲み込まれた白狼の子ネヴァを守りながら四季を取り戻していくアクションゲー。これはめちゃくちゃ良い!!4章仕立てで構成された、息を呑む四季折々の美しい森をアルバとネヴァが駆け巡るのを見るだけでも価値あり。そしてアルバを操作して自動で動くネヴァとのコンビで繰り広げるアクションも素晴らしい!「ネ〜ヴァ〜」と呼びかけながら、時に撫でたり抱きしめたりしつけたり…忠犬(正しくは忠狼)とのコミュニケーションも癒やされます。5時間程度で全クリ&全実績解除できるお手軽ボリュームも忙しい人にもピッタリ。これはオススメです。値下げされてたら絶対にやってください。
【ゲーム情報】
Neva
開発:Nomada Studio
ジャンル:アクション、犬
プラットフォーム: Nintendo Switch、 PS5、PS4、 Xbox One、Microsoft Windows、Mac
オススメ度:★★★★★
都市伝説解体センター
日本に古くから伝わる「都市伝説」をベースにしたビジュアルノベルゲー。やたら評判が良かったのでセール中に買っておきました。モンハンワイルズと重なってしまってまだ2話までしかクリアできていなくて言えることが少ないのですが、ただ一点。これは…アニメ化漫画化待ったなし過ぎるだろ…。題材よし、ストーリーよし、キャラクターよし、ゲームシステムよし、ドット絵よし、アートワークよし、つまり相当よし、です。墓場文庫というゲームクリエイター集団が開発したのですが、2作めにしてここまで極めちゃったら次どうするのよ一体!?モンハンが落ち着いたら急いで残りクリアしたいと思います。
【ゲーム情報】
都市伝説解体センター
開発:Hakababunko
ジャンル:ビジュアルノベル、アドベンチャー
プラットフォーム: Nintendo Switch、 PS5、Microsoft Windows
オススメ度:★★★★★
これも良さがありますね…なご陽気ゲーム
野狗子:Slitterhead
脳を奪って人間に擬態して社会に溶け込むバケモノ「野狗子(やくし)」が秘密裏に香港を侵食する中、記憶と肉体を失い「野狗子を滅ぼす」という目的だけを覚えている魂だけの生命体「憑鬼」も香港に降り立つ。憑鬼が人間に憑依した際にシンクロ率が高く驚異的な力に目覚めてしまった人間「希少体」とともに、野狗子殲滅に動き出す話。あのレジェンドホラーゲー「SIREN」を作った外山圭一郎さんが独立後に設立したゲーム開発会社の第一弾タイトル。
ホラー映画な雰囲気や野狗子のビジュアルの禍々しさ、ネオン煌めく香港の街を疾走するスピード感はなかなか面白く、唯一無二の世界観や「そうなる!?」っていうストーリー展開はかなり面白いのですが、ゲーム的にはけっこう気になる粗が目立ってしまい、インディーゲームの予算的な限界を感じてしまった気持ちはありました。せめてミッションごとのボスのビジュアルは使いまわしじゃなく色々な異形が見たかったかもしれません…。でも次作も期待します!
【ゲーム情報】
野狗子: Slitterhead
開発:Bokeh Game Studio lnc.
ジャンル:アクション、ホラー
プラットフォーム:PS5、PS4、Xbox Series X/S、Microsoft Windows
オススメ度:★★★☆☆
Sorry We’re Closed
失恋した傷心ミシェルのもとに「公爵夫人」と呼ばれる悪魔が降臨し、ミシェルに第三の目を与える。そしてミシェルは3日以内に公爵夫人の愛を受け入れよ、さもなくば死ぬという宣告までされてしまう。果たしてミシェルの行動は…。なインディーゲー。ご覧の通り、変なあらすじも去ることながら、超超圧倒的なビジュアルのセンスの凄さ。これがちょっと頭ひとつズバ抜けまくってます。立ち絵なのにここまでカッコいいとかあります?ってぐらい。そんなめちゃくちゃ現代的なアートセンスがありながら、ゲームシステムはローポリゴンでバイオハザード1のような固定カメラでフィールドを探索するという懐かしさを感じさせます。そして第三の目をフィールドで使うと悪魔の世界を覗き込むことができ、見えないものが見えたり敵の弱点をさらけ出すことが出来たり…という感じ。
探索の合間には街で人々と交流することもでき、様々な問題を抱えた人たちをどのように救済するかはプレイヤーの選択に委ねられています。マルチエンディングにもなるみたいですね。
ただ、見下ろし型の固定カメラで探索しつつも、武器を構えるといきなりFPSになるのがかなり特徴的。しかもその際は動けなくなるので戦闘自体はかなりクセがあり、ボス戦よりザコとのバトルの方がけっこう難しいまであるかもしれません。この戦闘の仕方が、めちゃくちゃ難しくて…、私は…挫折してしまいました…。すみません…。
【ゲーム情報】
Sorry We’re Closed
開発:à la mode games
ジャンル:アクション、RPG、SF
プラットフォーム: PS4、PS5、Microsoft Windows、Xbox Series X/S、Nintendo Switch
オススメ度:★★★☆☆
デスクトップ小動物牧場
PCのデスクトップ下半分だけを使って、動物を育てて和む放置動物育成ゲー。最近この形式のゲームが色々出て流行の兆しがありますよね。うさぎ、ひよこ、コーギー、ねこ、きつね、アルパカ、パンダなど、かわいい動物たちでデスクトップ下部を賑やかにしていくというこの上なく平和なゲームです。
新たな動物や施設のアンロックには動物が時間経過で稼いでくれるコイン頼りとなり、レベルの高い動物やレアリティの高い動物ほど荒稼ぎしてくれます。さらに交配という機能を使えば稼ぎ率は親の合計値を受け継ぐのでポコポコ新たな生命を生み出すことにも精を出さねばいけません。最初はこまめにクリックしてコインやうんちを回収していく必要がありますが、うんちを自動で掃除してくれる施設、たまったお金を自動で回収してくれる施設を解放すればあとは放置してOK!こうなると一晩起動させ続けるだけでお金がめちゃくちゃたまってスムーズな全実績解除が可能です。
60時間程度で全実績解除できましたが、放置ゲーなので実際そんなにやってる実感はありません。かなり安くてコスパもバッチリ!
【ゲーム情報】
デスクトップ小動物牧場
開発: CaveLiquid
ジャンル: 放置、デスクトップ系、どうぶつ
プラットフォーム:Microsoft Windows、Mac
オススメ度:★★★★★
Rusty’s Retirement
PCのデスクトップ下半分だけを使って、ロボットのラスティがひたすらデスクトップ農場で野菜を育てていく放置ゲー。「デスクトップ小動物牧場」と全く同じコンセプトですが、こちらはロボットが野菜を育てるというお野菜育成放置ゲームです。チュートリアルが無くて最初はよくわからなかったのですが、農地に種を蒔く→野菜を育てる→収穫する→バイオ燃料に変換→お金に変換して様々なものを購入して農場を広げていく…という感じです。水やり、収穫などは最初から自動化できますが作業工程の一つめ「種まき」だけは自動化のハードルが高く、そこにかなりやりごたえを感じました。
さらに、動物やベリー系の果物も育てることもでき、解放される野菜の数もかなり多くてどんどん農場が賑わっていくのを見るのが楽しいです(あとドット絵ながらラスティが一生懸命働いててそれもかわいい)。こちらも安い!!
【ゲーム情報】
Rusty’s Retirement
開発:Mister Morris Games
ジャンル: 放置、デスクトップ系、農場
プラットフォーム:Microsoft Windows、Mac
オススメ度:★★★★★
Steam版あるけどPS5でやっちゃった神ゲー
せっかくなので、PS5だけどプレイしたゲーもこちらで紹介しておきます。Steam版もありますよ!
The Last of US Part1
謎の寄生菌の蔓延により世界が崩壊して20年。最愛の娘を20年前に無くし、運び屋として生計を立てているジョエルはある一人の少女エリーをはるか西の施設まで届ける依頼を受けることになった。エリーは世界で唯一免疫を持っており、施設へ届ければ感染症を止められるワクチンが作れるかもしれないのだ。ジョエルは渋々エリーとともに長い旅に出る…。10年以上前のだけど今もなお最高のゲームとして語り継がれており、ドラマ版も2025年にシーズン2が公開される予定の神ゲー。リメイクのSteam版は2023年に買ったものの発売当初は最適化不足でプレイ3分で必ずクラッシュして遊べない状態だったため、返金してPS5版でプレイしました。
先にドラマ版を見ていてストーリーは知っていたのですが、ゲームとしてプレイするとなるとそれはそれで魂が震える凄さがありました。「こんなムービーパートみたいな緻密なグラフィックの中を自分が操作できるんっすか?」といいたくなるほどに崩壊した都市の映像表現が息を呑む凄まじさ。そして入り組んでいるようで実はマップも必要としないくらい一本道+複雑な地形なのにどこに行けばいいかは感覚的に分かる設計などなど、シナリオに没入しつつもゲームプレイで詰まらせない工夫はお見事。
Steam版は今はちゃんとプレイできるというレビューはチラホラ見えるので、そちらも購入してみるといいかもしれませんね。
【ゲーム情報】
The Last of Us Part1
開発:Naughty Dog, LLC.
ジャンル: アクション、サバイバルホラー
プラットフォーム:Microsoft Windows、PS5、PS4
オススメ度:★★★★★
The Last of US Part2
前作から5年後、ジョエルとエリーは静かに弟トミーが設立したコミュニティで暮らしているが、色々あって二人の関係はギクシャクしていた。そんなある日めちゃくちゃ最悪な事件が起こってしまい、エリーは再び危険な外の世界に踏み出すことになる…。続編もPart1クリア後に直ちにやりました。実は、やろうかどうか迷ってる間にジモコロのゲーム座談会で加藤くんに思いっきり「起承転結」の「起」と「結」の重大なネタバレを食らってしまい、そんなシナリオならやりたくなさすぎる…という気持ちになって塩漬け状態になっていたのです。そういう事情もあって2作いっきにプレイするために、かなり長めの助走が必要でした。
結論、面白かったけどあまりに暗すぎるだろ!!何でこんなことが起きちまうんだよ!!やばいだろ!!ネタバレで知って覚悟は出来ていながらもここまで気持ちが暗くなってしまうなんて、本当にすごすぎるよ…。これ、周回前提でいろいろアンロックできることがありますけど、こんなん何周もしたくないよ!そんな感じでした。あ〜思い出しただけで気が重くなる…(ゲームとしては最高に面白いです)。
【ゲーム情報】
The Last of Us Part2
開発:Naughty Dog, LLC.
ジャンル: アクション、サバイバルホラー
プラットフォーム:Microsoft Windows、PS5、PS4
オススメ度:★★★★★
さいなら
というわけで今回も色々紹介させていただきました。今年もビッグタイトル目白押しなので忙しくなりそうです。
それではまた、サマーセールでお会いしましょう…。