バイオハザード7 レジデント イービル グロテスクVer. 【CEROレーティング「Z」】 (【数量限定特典】Survival Pack: Shotgun Set 同梱) - PS4

 

人気ホラーゲーム『バイオハザード』シリーズ最新作『バイオハザード7 レジデント イービル』(PS4)が、2016年1月16日の発売を前にPSVR対応体験版を配信開始しました。

 

公式サイト

 

製品版もPSVRに完全対応ということで、本作はVRファンからの期待も高まっています。

 

 

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PSVR、正確にはPlayStationVRとは、頭の動きに追従するヘッドマウントディスプレイ。ゲーム世界にいるかのようなバーチャル体験を実現したデバイスです。

 

 

もともと、カプコンは『バイオ7』以前に『KITCHEN』という短編VR作品も配信していて(価格は100円)、ほぼ操作できないのに異様に怖かったんですよ。

 

 

『KITCHEN』プレイ中の人を撮影したのがこちらです。叫びすぎて椅子からずり落ちていますね。

 

 

今回の『バイオ7』体験版は、これにさらに「歩く」ゲーム性を加えたものです。いわば『KITCHEN』はライド型のお化け屋敷、『バイオ7体験版』はウォークスルー型のお化け屋敷ということ。

どちらが怖いかは明白ですよね。これは期待できます!

 

VR版『バイオ7体験版』をプレイしてみた感想

 

そして、『体験版』をVRでプレイしてみた感想なのですが……。

 

 

怖すぎる。

 

本当に、この一言に尽きます。

 

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ゲームとしては、よくあるタイプの主観型探索ゲームです。

「アイテムを集めたり仕掛けをいじったりして、謎の廃屋から脱出する方法を探す」というものですね。ホラーゲームはそこそこ遊んでいるので、特に新規性は感じません。

 

でも……今まで遊んだどのゲームよりも、ダントツで怖い! 怖すぎる!

ホラーゲームをやって実際に冷や汗をかいたのは『バイオ7体験版』が初めてです。

 

 

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ホラーゲームが怖い理由は、おそらくゲームを通じて脳が「生命の危機」を錯覚するからです。ただ、普通は遊んでるうちに慣れてくるものです。『バイオ』をやっていれば『バイオ2』は初代ほど怖くないし、『バイオ2』をクリアしていれば『バイオ3』はもっとゲームとして割り切って遊べます。

 

最近のバイオハザードシリーズはホラーよりもアクションゲーム路線に振っていたのもあって、みんなそこまで怖がらずにバイオハザードを遊んでいたと思います。

 

 

ただ、それが「VR」になると、今までに積み重ねてきた「怖さの慣れ」の蓄積が一気にゼロになるんですよ。幼稚園児並みの感受性で恐怖と対峙することになるんです。

 

 

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これはプレイ中の私です。前を見るのが怖すぎて下を向いています。とにかく目につくもの全てが怖い。早くやめたい。

「これはゲームだ」という、自分とゲームキャラを分離して冷静になる対処が、360度VR空間と音響のせいで一切通用しません。常に「自分は廃屋にいる」という現実を突きつけられ続けます。一歩踏み出したら何が出てくるかわからない。そして、生命を脅かされているのはほかならぬ私自身。冷静でいられるわけがありません。

 

 

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屋敷の中のデザインも秀逸です。冷蔵庫の中から壊れた本棚の小物まで徹底的にこだわっているのがよくわかります。

このへんのこだわりはVR的にも重要で、細部が粗雑だと思った以上に没入感が削がれます。現状、VRの画質は処理の問題からあまり良くないのですが、『バイオ7』に関してはかなり高品質だと感じました。ハイスペック版の『PlayStation pro』なら、さらに高品質になるようです。

 

『バイオ7』の体験版は、目につくあらゆるモノ、配置、明暗に「恐怖の予感」があります。ゾンビ相手に怯えるよりも、なにもないところで怖がる時間のほうが圧倒的に長いです。命の危機を強烈に感じると、人って動けなくなるんですね。握っているのはコントローラーなのに、足がすくみました。ゲームをやり慣れている人ほど「フラグ」を感じて怖いかもしれません。

 

 

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インターン生の神田(こうだ)くんにプレイしてもらいました。普段は「声が小さい」とよく言われているおとなしいタイプなのに、ゲームを始めた途端「ワワア~~!!」と聞いたことのない大声を上げ、自暴自棄になってやみくもに走り回っていました。ちなみに私がプレイしていたときは恐怖を紛らわすためにやたらしゃべっていたらしく(覚えていない)、「ユーチューバーみたいだった」と言われました。恐怖のあまり本性が出るみたいです。

 

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インターン生がプレイした感想

 

 

「プレイヤーは攻撃する手段を持っていないので何をするにもびくびくしなくちゃいけないんですが、銃を手に入れた瞬間、えもいわれぬ万能感が全身を包みました。今の俺なら無敵、と敵に挑んだら死にました。やっぱり銃を持っててもわけわかんない怪物には勝てないのだなと学びました。あと階段を下りるのが怖かったです。階段でダッシュしたら前につんのめってこけそうな感覚がありました」

 

怖すぎて製品版を買う勇気が出ない

 

バイオハザード7 レジデント イービル グロテスクVer. 【CEROレーティング「Z」】 (【数量限定特典】Survival Pack: Shotgun Set 同梱) - PS4

 

 

2016年1月26日に発売が迫る『バイオハザード7 レジデント イービル』

グロ表現にこだわった「グロテスクVer.」のディスクまで発売するほどですから、トコトン「恐怖」を追求した1本になりそうです。

(ちなみに体験版も製品版も、ともにVR以外でも普通に遊べます!

 

 

体験版VRがこのハイクオリティだとすると、製品版にも期待が高まりますね。ただ、怖すぎて製品版をやれる勇気がないのも事実。

いざとなったらこち亀のBGMを流しながら遊ぶことになりそうです。