2016年10月の発売以来、ずっと会社で遊び倒しているPlayStationVR(通称 PSVR)。
PS4に接続するだけで、家庭でも手軽にVR体験を楽しむことができる。いまだに品薄状態が続く最注目のガジェットだ。
ブロスでもいろいろな記事でその魅力に触れてきた。
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実はこのPSVR、個人的に買った私物である。だが会社に置きっぱなしにしているせいで一度も自宅に持ち帰ったことがない。現状ほとんど「みんなのもの」になってしまっている。なんか自分がいないときもみんな勝手に遊んでいるらしい。
しかし、年末年始くらいは自宅に持って帰りたい。そこで久しぶりにPSVRを梱包しなおすことにした。
PSVRを、しまう
これがPSVRが入っていた箱である。
そしてこれが、PSVRの内容物である。
…………多くないか。
しばし目を疑った。箱の大きさに対して、内容物が多すぎる。
PSVRはケーブルが異常に多いのが特徴だ。
ただ、コードに番号が割り振ってあるという画期的な親切のおかげで、配線そのものはかなり楽ではあった。
親切すぎて開封当時は爆笑してしまった説明書。PSVRはとにかく「つなぎやすさ」にこだわった代物なのである。
しかし「しまう」となると話は別だ。接続しやすいからといって、しまいやすいわけではない。
これ、どうやって箱に入ってたんだっけ?
ちなみに、箱の容積はこんなものである。上の画像と交互に見比べていただきたい。無理っぽいでしょう。
本体であるVRゴーグルを入れただけで、体感的には半分くらい埋まってしまった。じゃあ無理だろ。
この数ヶ月でコードが自然増殖したとしか思えない。
しかし「問題は小分けにせよ」という格言がある。こういうときには小さな課題から順番に片付けていけばいい。
よく見ると、青い箱にはイラストで「しまうべきコード」が描かれているではないか。
かなりギチギチではあるが、なんとか収まった。この調子だ。いけるかもしれない。小さい方の青箱にもとりかかる。いけた。
青箱ふたつに、大部分のコードが収まった。なんだかいけそうな気がしてきた。持つとずっしり重い。本当にギリギリまで無駄なく詰めているんだな。
で、なにこれ。
いや、わかる。わかるぞ。これは「箱の中の仕切り」の役割を果たす板である。
私は梱包用のこれの存在が大嫌いだ。さきほどのような立方体の青箱はそれだけで容器として完結しているが、これは他の内容物との位置関係によって正解が決まる。だからややこしい。この複雑怪奇な形状はいったい何を意味しているのだ。
試行錯誤してみたものの全然わからず、寝相の悪い人の布団みたいな状態になった。
……待てよ、この形状……。
こうかぶせるのか!!
そういえばそうだった気がする!
そして青箱を両サイドに詰めて……
こうか!!
やったー! ぴったり収まった!!
だがコードは余る。
あれ…?
あ、なるほど!
最後のコードはこのくぼみに収めるのか! やっとすべてが繋がった。
いや、入らん。全然入らん。スケール感が違いすぎる。どう考えても入らない。
いったい何を間違えてしまったんだ。
ああ……。
……
しまいきれませんでした
きりがないのでこの辺にする。結局、箱にすべてを収めることはできなかった。余ったコードは別の袋に入れて持って帰ったのだ。すみません、これPSVRの詰め方の記事じゃないんです。
のちのちYouTubeで「開封動画」を見ながら確かめてみたところ、コードを入れる位置や順番などはあっていた様子。どうやら単に「コードの丸め方が悪い」というのが原因のようだ。
PSVR梱包の難関は2つある。
まず「しまう順番がわからない」という難関。それはこの記事を読んだり、開封動画などを見ればある程度把握できるはずだ。
そして「しまう順番がわかっていてもギチギチすぎて入らない」という難関。これに関しては、もう、がんばるしかないと思う。ひとつのゲームだと思ったほうがいい。
というわけで、これからPSVRをしまうみなさんは注意してください。
以上、品薄状態のPSVRを持っていることを自慢する記事でした。