こんにちは! ライターのギャラクシーです。
最近植物に凝り始めた僕ですが、特に好きなのが、サボテンを含む多肉植物。ポッテリと肉厚で、奇妙な姿をしている植物は、生命の不思議を感じさせてくれますよね。
多肉植物(たにくしょくぶつ)
葉、茎または根の内部に水を貯蔵している植物の総称。サボテンもここに含まれるが、一般的に園芸界ではサボテンと多肉植物は分けて呼称される。
というわけで今回は、9月18日に行われた『サボテン・多肉植物ビッグ バザール』をレポートしたいと思います。
このイベントは国内最大規模の多肉植物イベントであり、国際多肉植物協会(I.S.I.J.)によって、年4回開催されています。専門業者や趣味家が販売するサボテン・多肉植物を、入場料500円で誰でも鑑賞……そして購入できるんです!
212坪(畳400枚以上)の会場いっぱいに多肉植物が展示・販売されています。
すごい人だかり! 多肉植物の愛好家たちはこんなにも多かったの!?
それぞれのブースで、ギュウギュウに多肉植物を販売しています。
左上の四次元怪獣ブルトンみたいなかたまりは「亀甲竜」という人気の塊根植物(根茎が大きく膨らむ種類で、葉や花というよりはむしろ根を愛でる)。
ちなみにこれが若い亀甲竜。右下のちっさいやつ、かわいいですね。ここから、何十年もかけてデコボコが大きくなり、ドッジボールくらいのサイズに成長するんです。大きく育てる苦労がハンパない!
塊根植物は今、非常に人気で、何万もするレベルのものがゴロゴロ売ってました。
こちらはパキポディウムという種類。ボテッとしててかわいくないですか? まぁ、お値段はかわいくないですが……(どれも2~3万くらい)
ものスゲー雑に売ってる感じもアジアの市場みたいで良いですね。
右上のボビコルヌータというのは28000円。
いやこれゴミだろ!と思ってしまいますが、どれも2万~3万くらいします。
ド素人の僕では、育て方もわからないし、とても手が出ません
めちゃめちゃガサツなやつの枕? ここまできたら完全にワケわかんないですね。
人気があって数も多かったのが『ハオルチア』。これはその中でも「玉扇」といいます。
比較対象になるものがないので大きさが想像しにくいと思いますが、値札は普通にコンビニとかスーパーで使われているくらいのサイズです。この大きさで、しかもかなり高価なので、盗難被害が多いそう。
こちらも『ハオルチア』の「オブツーサ」。上部が透明になってて太陽の光を取り込めるんだそう。かしこいわぁ~。
透けた水分が、光にキラキラと輝く様はまさに宝石!
最近よくインテリアショップなんかでも見かける「エアプランツ」(上段)。土が要らないので、机の上とかにコロ~ンと転がしてるだけで何となくおしゃれに見える植物です。
下段にはアロエもありますね。
完全に神様がウケ狙いで作ったと思しき植物もありました。アルブカ・ウィスコーサ、15000円。
などと言っているうちに騒がしくなったので見てみると、オークションが始まっていました。
珍しいものや良い型のものが出ると「おぉ……!」と声が上がります。それぞれ挙手して「5000円!」「8000円!」と値がついていました。素人でも参加できるんで、結構ユルい感じ。
他にも色々見ていたら、気づけば3時間くらい過ぎていました。
再入場できるので、オナカが減ったら同じビル内にある飲食店で休憩すると良いでしょう。
多肉愛好家たちの熱に当てられ、完全にテンションが上がってしまった僕も、ブーファン ディスティチャという植物を購入。
どうですかこの男らしく、かつ可愛さを併せ持つフォルム!
ちなみに価格は1万円でした。植物に一切の興味がない嫁に値段を伝えると、「い、いちまっ……!?」と言ったきり固まってしまいましたが、完全に良い買い物をしたと自負しております。
ただこの植物、樹液にめちゃめちゃ毒性があるそうで。
ブーファン ディスティチャの「ブーファン」とは、ラテン語で「牛をも殺す」という意味らしいです。そのことを伝えると嫁は、「ど……どくっ……いちまっ……!?」と言ったきり再び固まってしまいましたが、大事に育てようと思います。
というわけで今回は、国内最大規模の多肉植物イベント『サボテン・多肉植物ビッグ バザール』のレポートをお届けしました。
素人でも参加できるし、多肉植物というニッチなものを愛する人たちが集まっているということもあり、全体的にすごく和やかな雰囲気なのが良かったです。
このイベントは年4回、3月・6月・9月・11月に開催されています。次回は11/12(日)に開催されるので、興味のある方は是非その目で見てみてください。変わった植物ばかりなので、見るだけでも楽しめますよ!
(おわり)