こんにちは! ライターのギャラクシーです。
今日は浅草の富士浅間(せんげん)神社に来ています。
この周辺で『お富士さんの植木市』という、植木の屋台が並ぶ市が開催されると聞いたので、見に来たのです。
なぜなら僕は塊根植物柄のTシャツを普段から愛用するくらい、植物好きだからです。
※ちなみにこのTシャツでうろうろしてると、「お兄さん、多肉やってんの?」と色んなオッサンに声をかけられました。
お富士さんの植木市は、5月の最終土日(25日、26日)、6月の最終土日(29日、30日)に、植木商が集まり露天で販売するというイベント。
僕は、いとうせいこう氏の名著『ボタニカルライフ』に「植木市」のことが書かれていたので興味を持ちました。
浅草駅からの地図は大体こんな感じ。わかりにくければ―
浅くさ 中村屋
東京都台東区浅草3丁目5−3
という煎餅屋さんをGoogle Mapでググってください。そこが入口周辺なので、ぐるっと見回すと
こういうゲートが目印として設置されてます。
この通りで、『お富士さんの植木市』が開催されているわけです。
こういう感じでズラッと植木の露天が並びます。そんなに大規模なものじゃないんですが、道行く人がなんとなく足を止めて、これいいね、とか言いながらブラブラ植物を見て歩く……それが下町の風情と相まって、良い雰囲気なのです。
結構にぎわってますね。
まったく植物に興味がないであろうカップルが「この花、買ってみようか?」なんて言ってたり、はたまた渋いオジサンが「これの斑入りのやつある?」と店の爺さんに交渉してたり、人それぞれ楽しんでいる様子でした。
※斑入り=地の色である緑に、違った色(主に白や黄色)がまだらにはいっていること
植木市という名前の通り、植木や盆栽がメインなんですが……
観葉植物やサボテンなども多少売ってます。300円だって。やっす!
というか、基本どれも安いです。
鉢もめっちゃ雑に売られてました。かなり小ぶりなものですが、100円て安いですね。
花も見事です。江戸は、当時世界でも有数の園芸都市だったらしく、庶民の間で植物を育てるのが流行していたそう。下町で行われるこの植木市は、そんな文化を受け継いでいるのかもしれませんね。
チョコレートのアポロみたいな植木がありました。無限にアポロが食べられるなら、3800円は安い?
山野草とかは完全に門外漢なので、全然わからなかったんですが、こういうのが好き!っていう人もいるんでしょう……え、いるの? どこが魅力なのか聞いてみたい。
日光のもとで見ると、盆栽も意外に良いやんけ……
こういう、ちっさいサボテンの鉢を机に飾るのも良いな……
と、色々目移りしたんですが、せっかく下町の植木市ということで、以前から育ててみたかった万年青(オモト)を買ってみることにしました。
万年青というのは、こういうやつですね。「ただの草?」と思うかも知れませんが、江戸の古典園芸としては最も有名な植物で、愛好家が全国にいます。一説によると徳川家康に献上されたとも。
お値段もそこそこしますね……
万年青にはたくさん種類があるんですが、僕が買ったのは葉がクシャクシャにカールする花尾獅子という種類。
余ってた鉢に植えてみました。かっこいい~!
以上です。
江戸の情緒を思わせる『お富士さんの植木市』、とてもいい雰囲気だったので、みなさんも6月の29(土)、30(日)には、ぜひ行ってみてくださいね。
ちなみに神社の方は食べ物の屋台が並んでいたので、ここで何か買って食べ歩くのもオツではないでしょうか。
あと、探したんですが、いとうせいこう氏はいませんでした。