第26回「みくのしん・マキヤの情弱ラジオ
  

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「全然千葉まで行きますよ!」

 

あの言葉はなんだったのだろう。僕はみくのしんの最寄り駅に着いた。東京の西の方だ。

これから僕は2人で居酒屋でラジオを撮って、みくのしんの家に行く。話す内容も特に決まっていない。打ち合わせは何の意味もなかったから。

1時間半かけて着いた。到着時間もかなり前に伝えた。

それなのに、彼の最寄り駅のはずなのに、彼は5分ほど遅れてやってきた。ちょっと小走りする演出まで入れてきた。

 

「来てくれるならお礼はしますから!」

 

どうせ何もされないだろうという大方の予想を裏切り、「マキヤさんが来るから600円のまんじゅうと1000円のお茶を買ったんですよ!」と言われた。そんなおばあちゃんみたいなもてなしあるのか。

 

 

ラジオを取り終え、たまたまいらっしゃっていたライターの山下ラジ男さんと共にみくのしんの家に行った。道中買ってくれたたこ焼きがめちゃくちゃマズかった。

 

到着、築40年ほどのアパート。シャワーがマジで見たこと無い仕組みだった。ハンドルみたいなのをガキンガキン音を立てながら何度も回し、ダイヤルをいくつか操作してお湯を排出するというからくり屋敷みたいなシャワーだった。

 

着替え、酒を飲みながらオセロをした。9手目くらいで絶対に勝てる事がわかったので、僕は完成形をどれだけ美しいする形にするかに注力していた。僕とオセロをするとオセロが嫌いになる。僕は千葉8位だから。

どう見ても僕が優勢なのに、みくのしんは「金賭けときゃよかったなー」「えー俺なんかに負けないでくださいよー?」とか言って来るので僕も「負けるかも……」みたいな顔をしておいた。ほぼ僕の黒の中に、等間隔に白が散らばる花のような模様が作れた。10:54くらいで勝った。

その後、3人でミニスーパーファミコンをやった。世代がかなり近いので、内蔵されているゲームは小学生の頃みんなが通ってきたゲームだったこともあり結構盛り上がった。

 

ある程度のゲームを一巡した頃、みくのしんがロックマンXを始めた。

そのままみくのしんのプレイを見ていたのだが、彼は何故かボス戦を全部ロックバスターの一番小さい弾で戦う。チャージしなよとか言っても「これが一番沢山撃てるから」と言って聞かない。沢山打てても最初の弾しかしばらく当たり判定無いのに。

鳥のボスと戦いながら「コイツが一番クソだから」「ボスというポジションに甘んじているだけのカス」とか悪口をめっちゃ言いながら小さいロックバスターを連射する。

 

「本当に弱い。攻撃手段が無いからごまかしてる」

「見て、この風。なに? ダメージ無いからねこれ。風だけ。ハハハ。コイツこんなのを攻撃だと思ってる」

「こんなのボスじゃない。ゴミ。クソ。飛んでるだけ」

 

こんなに悪口言いながらゲームする人初めて見た。

 

散々色々言ってたのに「あっやべ」とか言って有限の回復アイテム使ってた。敵のHPが1メモリずつしか減らないからすごく長く戦ってた。

 

その後サブタンク(回復を貯めておけるやつ)の補給のため、洞窟ステージで沢山コウモリを倒して回復アイテムを稼ぐと言っていた。

これは正しくて、コウモリみたいな敵はみくのしんが大好きな小さい弾1発で死ぬ割に結構アイテムを落とすので、サブタンクの補給にはうってつけだ。

なので、それ自体は良いのだが、みくのしんは何故かステージの奥の方のコウモリが4匹しかいない効率の悪いところで、ずっとロックバスターだったのに急に炎の武器に変えてウロウロして稼いでいた。

入り口付近に10匹くらい涌くのにそいつらをスルーして、「これが一番良いから」とか言って10分くらいずっとコウモリを4匹ずつ焼いていた。

その後飽きたのかタイトル画面に戻してお酒を飲んでいたのだが、ミニスーファミはリプレイ機能というのがあり、今までやっていたプレイを勝手に振り返ってくれる。

なので画面にはずっとロックマンがセコセコと4匹ずつコウモリを焼く動画が流れていた。

 

どんなアドバイスをされても自分のやり方信じている。結構な頻度で失敗し、時々取りこぼしたりしながら、変な武器で効率悪くアイテムを集める様子は何度も何度も再生され、その度に僕らをイラつかせる。

しかし、何故だか少し気になる。

 

 

このロックマンが、まさにこの人の生き方なんだろうなと思った。

 

bye!!