「RPGツクール」というものがある。自分のオリジナルのRPGを作ることができるソフトだ。僕も昔、スーパファミコン版とプレイステーション版でRPGを作ったことがあった。自由にマップを作り、村人のセリフを考え、クラスの担任の先生をモチーフにした敵キャラクターのドットを打ったものだった。
しかし大人になって仕事も忙しい今、なかなかそんな時間はとれない。なんとかゲームを作った気分だけでも味わうことはできないかと思い、「見た目」だけ作ることにした。
RPGツクールならぬ、RPGの見た目だけツクールを今回は実践してみたいと思う。
作り方
まずファミコンソフトを用意する。今回はもともと持っていた「源平討魔伝」をベースに使う。要するに、ここのラベル部分を自作して貼り付ければいいのだ。
このソフトは背表紙があるパターンのものだった。
自分だけのオリジナルRPGのことを妄想しつつ、パソコンのグラフィックソフトを使って好きにデザインをする。他のRPGにはないようなダークヒーローが主人公で、人間界のディストピア化を強行する光の者たちと闘う、という設定を妄想しながら作った。ちなみに主人公は僕です。
せっかくだから自分もファミコンソフトのラベルになりた~い!と思ったので、それっぽい衣装を着て写真撮影を敢行。
いい感じに切り抜いて……
デザインに組み込む。
ラベル作りには、このようなシールタイプの用紙を使う。電気さんやAmazonで買えますよ。
さきほどのラベルのデザインを印刷する。
印刷があがったところ。
それをハサミなどで綺麗に切り抜き……
ファミコンソフトに貼り付ければ……
完成!オリジナルのRPGの見た目だけが見事に出来上がった~!!
それっぽいソフトだけは、中身はまったく作られていないし、何なら設定も適当にしか決まっていない。あくまで見た目だけ。
背表紙の部分もこんな感じでうまく形になった。正直この作業、めちゃくちゃ楽しいです。
それからこの記事を書いた後に調べて見つけたのだが、「わたしのファミカセ展」というイベントが行われるらしい。すでに出展者の募集は終わっているようだが、ファミコンソフトの自作、これから流行るのでは??
次からは、他のハードでも挑戦してみます。