こんにちは、はじめです。遠くから失礼します。
これから言いたいことがありますのでそちらへ行きますね!!
BBAをリアルで
ビービーエーとか
言ってんじゃねぇ!!
はい。
と、いいますのも、月2回くらいで開催される人生において1ミリも役に立ったことがない女子会に参加したところ、
「もうBBA(ビービーエー)だからさー」
と、二十歳そこそこのキラキラ系女子が言っているのを聞きました。
「BBA」とは、ご存じの方もいらっしゃると思いますがネットスラング用語で「ババア」の意味。
まだ老けこむ年でもないくせに「ビービーエーだから」なんてドヤ顔で言っちゃう奴は、これからジェルネイル固める紫外線を顔に照射しても良い法律を作ってください。マジで。
ツッコミどころが果てしなく多いこの台詞ですが、よくよく思いだしてみると小学校の時から誰かが必ず口にしてたような気がするんですよね。
もしかすると、この発言は「いつかは自分もBBAになってしまう事実を認めたくない」という恐怖の裏返しなのかもしれません。
でも、待ってください!
BBAってそんなに悪いことでしょうか? 皆さんの周りにも、気品があって経験豊かなMrs(ミセス)がいるはず!
BBA、BBAって言うけど、「きれいな年の取り方」をしていけば、全宇宙から慕われる気高きMrsBBA(ミセスビービーエー)になれるはずです。
そういう全宇宙から慕われる気高き存在になれるよう、今回はリアルBBA活動、略して「ババカツ(婆活動)」を行っていきます!
この記事が終わる頃には、BBAがポジティブな響きでしか感じられないようになっているはずですのでお楽しみに!
BBAの生態調査
まずはBBAの生態と知識をちゃんと調べる必要があります。
てっとり早く知るにはやはり、
シニア向け雑誌「ゆうゆう」が1番でしょう。
何故なら私のおばあちゃんが毎月欠かさず愛読していたからです。
毎月欠かさなかった、ということは人生がより豊かになる内容になっているはず。
その証拠に、今月号のゆうゆうの表紙はクイズ番組でも大活躍している宮崎さんでした。
宮崎さんは昼ドラ「プラチナエイジ」でトリプル主演、伴侶がいるのにも関わらず「テキーラみたいな恋がしたいの!」とホストに老後の資金100万以上を貢ぐ、という豊かになった末の破たんを演じていたので是非見てみてください。
…さて、今月号でとても衝撃だったのは、
伴侶を喪ってからの生き方という特集でした。ズシンときますね。
「もうBBAだからー」と軽い気持ちで言ってる皆さん。若者のまだ知らない痛みや苦しみが、BBAにはあるのだと認識していましたか?
それにしても「喪って」って書くだけですごく大人になった気がするのは何故なのでしょうか。
人生を達観した人になった感じがするので、これからは何かをなくしたら「喪った物はもう、戻らない…」と言ってみるようにしたいと思います。
BBAになるには見た目から
リサーチが済んだら、次は形から入ってみたいと思います。
BBAといえば、老眼鏡にゆったりとした独特なシニア向け衣服。
やはりシニア向け衣服といえば商店街です。商店街に必ずといっていいほどある「ミセス」向きのお店へやってきました。
早速物色してみると…
ズボンが1480円!?
帽子に至っては1000円!めちゃくちゃお買い得!
衣服はこのぐらいの値段で提供してくれているという知識があるだけで、今から年金のやりくりのイメトレができます。
しかし、どれもこれも柄が強い。
これ一体何柄っていうんだろう…有象無象柄?
ミセス服を扱うお店はどこもこんな感じなのでしょうか…
でもうちのおばあちゃんも、確かにこういうの着てた気がする。
ここで洋服を買うミセスたちからすれば、きゃりーぱみゅぱみゅなんて個性でも何でもないのかもしれません。
ということで、今回はこちらの洋服を買いました。
よく見ると花柄のシャツ(有象無象柄ではありませんでした)。
おそらく生地がもうゴムでできてる、伸びのいいパンツ。
熱中症対策に、見た目も涼やかな水玉の帽子。
を購入しました!
買う時に「最近の若い子の流行なの?」と聞かれましたが、「流行ではないです」ということだけ言っておきました。
ちなみに3点で4380円でした。
こちらに途中でみつけた老眼鏡(100均)を合わせ、いざチェンジ!!
ストリートリアルBBAスタイルの完成です!
私が着ると、店員にめちゃくちゃクレームつけて最後はヒステリーを起こし土下座を強要する雰囲気がビンビンに漂っていますね。
ライフワーク「散歩」
すっかりクレーマーのオーラだけは一人前になることができましたので、次はライフワークである散歩をします。
今日は気候も良く、絶好の散歩日和…と始まるはずが
散歩し始めた途端、雨が降り始めました。
ご覧のとおり地面は濡れ、雨のせいか歩き方が自然とお年寄りに近づいてるような気がします。
もともとの姿勢が悪すぎる可能性も否めませんが、後姿からは若者には全く見えません。
これがババカツの力…!
BBA界のパワースポットといえばやっぱり近所のお寺。
スピリチュアル系は鉄板ネタ、とゆうゆうで証明されておりますのでお参りしておきましょう。
「払った分だけの年金はもらえますように…」
切実な願いだけに力がこもります。
願いが届いたかは40年後のお楽しみです。
散歩も無理をすると膝にくるので、一休みできる所ではすぐに休むのもババカツの一貫。
ああ…都会の喧騒から離れるっていいもんだわ…。衣服も揃い、完全に自分がミセスに近づいてきた感じがしております。
その証拠に、
町内会の集まりにこっそりまぎれ込んでもバレませんでした。
おまけに左のおばあちゃんとシャツの柄が軽くかぶるほど、実はこの柄は流行だったということが判明。
この服を買った店が何故大人気だったのかわかりました。