こんにちはじめです。
10代と20代の違いは何?と聞かれたら「教会に足を運ぶことが多くなったこと」と答えます。
キリスト教に入ったわけじゃありません。結婚式に参加することが多くなっただけです。
結婚式についてひとつ、物申したい!
ブーケトスってぇぇぇ…
必要…
ないでしょ!!!!!
参加するだけならまだ良い。
なのに、何故さっきまで見ていただけなのにブーケトスだけ参加型なのか…!!
ブーケトスとは
花嫁が結婚式で持っていた花束を奪い合う儀式。
(※ブーケトスを行うのに人員を集めることができなかったので一人で行いました)
このブーケを手にしたもののみ次に結婚できると言われる伝説があるため、その結婚式に参列した独身女性たちが名指しで指名され、血を血で洗うような奪い合いを高みの見物と言わんばかりの参列者たちが面白可笑しく見るエンターテインメントの一種です。
しかも、万が一キャッチし損ねる等の事態が起こった場合、その場は阿鼻叫喚、花嫁は「酷い」と髪を振り乱しながら泣きわめき、高みの見物だった参列者も「もっとうまくやってやれよ」と突然の偽善者ぶりを発揮する始末。ブーケを弾く等は言語道断。
結婚できる伝説があろうとも、参加する側は非常にリスキーな演目となっているのが実状です。
それに
本当にこれってご利益ありそうですか?
見えなくない?こんな貧相なブーケ手に取ったって絶対三高と結婚できなさそう。
適当に花を束にしただけに過ぎない代物に、手にしたものは三高と結婚できる、などという伝説を上乗せすること自体無理があります。
三高と結婚できる資格より札束のほうが全然嬉しい。遠い幸せより目先の利益です。
なので本当に利益が期待できそうなブーケを真剣に考えてみました!
ブーケを作ろう
ということで。
殴り合いの奪い合いをするんですからご利益がありそうな物を投げた方がもっと意味を成すことが出来ると思うのです。
それがこちらです
色とりどりの紙で遊んだだけじゃん、と見えますが
全て婚姻届で作りました。
結婚といえば婚姻届。これがないと始まりませんよね!
この婚姻届を使うにあたり幸せの頂点に上り詰めようとする者のみアクセスが出来るという曰くつきのサイト、ゼクシィで調べたんですが
凄く種類があったんです
婚姻届にも品揃え豊富っていう言葉が通用するとは思いませんでした。
これA3で印刷すれば本当にそのまま役所に出せるそうです。
これだけで公務員って大変な仕事なんだなっていうことがわかりますね。
ちなみにご当地のものもこんなにたくさんありました。
伊勢神宮や
富士山、(しわだらけなのは一度呼吸不全に陥って丸めてしまったからです)
なんとグアム版も!
グアム版も日本のご当地に入れていいのか悩む所ではありますが、ここは品揃え豊富に恥じないゼクシィの意地を見た気がするのでこれから結婚される方は是非グアム版を使ってください!
とまあぶつくさ言いながら実際の花は
折り紙で花を作る要領で折って作りました。
何種類か作った中で、このバラが一番難しかったです。
というのもこのバラ、数学者が考案した折り方で折ったのですが、数学が大体「2か3」の私には理解ができず
最後まで理解ができず折れなかったためセロテープで誤魔化しました。バラもちゃんと折れてません。
というのも、巷では数学者が考案した折り方は非常に難しいようで初心者でも簡単に折れる手順を考案しているサイトがありました。
<福山ローズの折り方>
折りばらウェブサイトへようこそ!:http://www.fukuyama-th.hiroshima-c.ed.jp/link/oribara/index.html
セロテープでごまかせばなんとかなると思ってる大人と比べ物にならない程の非常に優秀な高校生が考案してくれたようなので作成の際はこちらをご覧ください!
私はそれでも最後セロテープで誤魔化します。
茎の部分はクルクル丸めただけです。こちらもきっちりと婚姻届けを使用してます。
色とりどりの婚姻届を使ったおかげがみずみずしい緑の茎感は全く感じられません。
包装もきっちりと婚姻届でまとめ上げてます。
「縁談がまとまる」という言葉はここからきていたのかもしれない、と1週間くらいは思ってました。
たぶんきてません。
最後にアクセントで縁に御利益のある神社でひいたおみくじを巻きました。
結び方が、紐がいっぱい張り巡らされて三箇日特に最終日とかだと「え?この神社ってそんなに凶と大凶出てるの?」と不安になるくらいおみくじがくくりつけられすぎていざ自分が凶や大凶を引いたときすでにいっぱいくくりつけられてるからくくりつけられず仕方なく近くにある植え込みにも同じように結ぶことでこれもきっとお焚き上げしてくれるよねと安心してしまう結び方になってるのは気にしないでください。というか要は正式名称がわからないだけです。
ちなみに
一発で大吉を引いたのでそこらへんのパワースポットよりご利益確実です。
全て折って作ること5日。
5日間といえば、直近で思い当たるのはシルバーウィーク。もちろん私はこのシルバーウィークはこのブーケを作るために費やしました。
5日間も予定が入らない程度の人脈しか持ち合わせていない人は、丁度良い過ごし方を見つけましたので、次は11年後と言われている5日間のシルバーウィークは是非このブーケを作る事をお勧めします!
紙で作っているので実際のブーケよりも半分以下の重さなので全く重くありません。
しかし手作りの分、思いは二倍。ご祝議が二倍になることは期待できませんが、生の花をぽいぽい投げるよりよっぽどご利益があるはずです!
ブーケ・トス!!
さて、投げる物は用意できましたが、これだけでは縁起物として胸は張れません。
儀式あっての道具ですので、ブーケトスの方法についても一度見直してみた方がいいと思います。
現在はこのように
後ろ向きで投げる方法だったと思うんですけどこの投げ方失礼じゃない??
まず顔と顔を会わせろよと私は言いたい。
こんな投げ方だから
足元からミミズが上がってくるんです。
まあミミズはたまたまですが、幸せに現を抜かした隙だらけなブーケトスはただちに変えるべきです。
それは
正座!(ミミズが這い上がらないように)
構えて(ミミズを威嚇するため)
三高三高三高三高三高三高三高三高三高三高三高三高三高三高三高三高三高三高三高三高三高三高三高三高三高三高三高三高三高三高三高三高三高三高三高三高三高三高三高三高三高三高三高三高三高三高三高三高ーーーーーーーーー!!!
三高…
ゲット
しろおおおおお!!
天よりも高い三高をゲットして欲しい…
そんな思いを乗せてブーケを振り上げれば思いはきっと天にも届くはず。
祈祷にも近いこの祈り、このぐらいハードだからこそ、願いがかなうのです。
しかし
全力で投げたブーケは見るも無残な姿になって落ちてくるのでキャッチは至極困難になります。
時間を費やすことの意味を考えさせられた瞬間でもありました。
しかし、これだけでブーケトス自体には意味などないのでは?という疑問を呈すことが出来ただけでも5日間の作業は無駄じゃなかったんだと言い聞かせることで乗り越えていきたいと思います。
結婚式とは
場合によっては「婚テロ」の影響で参加を辞退する事も考えてしまう結婚式。
しかしブーケだけではなく、その裏では幸せがありつつも新郎新婦二人が努力して作り上げた集大成であるのも事実です。
他人同士が努力し合える時点で勝てるわけがないので純粋にと言わずともを祝うことだけに尽力しましょう。
(お終い)
万が一キャッチできても、ボロボロの状態で落ちてきたブーケなどゴミ同然です。
目先の利益より遠い幸せ、永久に安らかで過ごせるよう思念がこもったブーケはきちんとした神社でご供養してくださいね。
(ほんとにお終い)