いざ! クイズ勝負!

ここまででみくのしんのクイズに対する苦手意識を払拭し、「クイズをやってみたい!」まで持ってくることができました。あとは実際にクイズをやってみるだけ!

ということで……

 

クイズのためのスタジオを借りました。これからみくのしんには、人生初の競技クイズに挑戦してもらいます。

我々も彼が存分にクイズを楽しめるように、全力で接待していきましょう。

 


早めに楽屋入りしたみくのしん

なんかセットすごすぎない? クイズ企画とは聞いてたけどここまでとは思ってなかったな……

緊張してる?

そりゃしてるだろ。ここまで用意して、何も答えられなかったらどうすんだよ……

 

本格的なセットを前に緊張を隠せない様子。これはいけませんね。

これでクイズが楽しめないようでは、よい接待ができているとは言えません。

 

なので、他の参加者に遅刻してもらいました。

通常の接待であればご法度ですが、みくのしんには効果的な接待となるはずです。

何事にも遠慮がちなみくのしんは、これだけで精神的に優位に立つことができ、緊張を忘れてのびのびすることができるでしょう。

ありきたりな接待をしても相手に見透かされるだけ。人の数だけ接待の形があるのです。

 


ほら。リラックスしてる。

 

また、早めに現地入りしたことで、クイズ作問者と雑談する時間も確保。いち早く、クイズという空間に慣れてもらいます。

リコさんじゃないですか! 

数日ぶりですね。今回、クイズの問題を制作させてもらいまして

そうなんだ! 知ってる人のクイズなら安心です! 簡単なやつにしてくれました?

まあ、それは解いてみてのお楽しみで……

ちょっとぉ〜! 教えてよぉ〜!

 

ウソの遅刻者を待つ空虚な待機時間と、和やかな雑談で場の空気は一気に緩んでいきます。

これで「みくのしんが慣れない状況を前に、ビビってクイズを楽しめない」という最悪のパターンは避けることができそうです。

 

しかし、念には念をいれて、接待を重ねがけしておきましょう。

 


スタジオには多めのお弁当を用意

当初の予定通り、みくのしんに「お弁当が余ったから、よかったら持って帰って」と伝えてあります。

さっきから、みみっちい接待ばかりだな。まあ、大げさにやりすぎてもかえって恐縮させてしまうので、これくらいがベストでしょう。

 


さらに持ち帰りお弁当を追加

お昼食べてきちゃったから、よかったら俺の分も持って帰って

え!? いいんすか?!?!?

遅刻したお詫びよ。でも、さすがに多すぎて食べきれない?

大丈夫ッス!! 冷凍すれば無限なんで!!!

 


ほら。ご機嫌みたい。

 

 

クイズ参加者も揃い、和やかなムードのまま本番へ。

非常に庶民的な接待に加えて、馴染みのメンツを揃えた結果、みくのしんにとって安心感のあるホームの空間を作り上げることができました。

 


オモコロクイズ選手権の参加者

慶應義塾大学出身。オモコロ随一のキレ者。

クイズで接待をされる人。この撮影の3日前までクイズが嫌いだった。

暗記は苦手だがクイズはそこそこ好き。好きなクイズの答えは「エクレア」。

 


司会はリコさん

今回のクイズでは、優勝賞品もご用意しています。みなさんふるってご参加ください

賞品あるんだ。いよいよ本格的だな……

優勝した方にはこちらをお贈りします!

 


ポリ袋ロールホルダー

なにこれ?

スーパーのエンディングで見るやつだ

いらなすぎるだろ

 

優勝賞品は、スーパーの最後によく置いてあるポリ袋のスタンド。

もちろん、クイズ大会の賞品としては誰にも喜ばれないアイテムですが……

 

ほしすぎる!!!

スーパーの店長以外でこれを欲しがる人いるんだ

すげー!!! スーパー以外で初めて見た!!! 勝ったらこれ持って帰れるんですか?!!

 

入念なリサーチの結果、節約家のみくのしんだけが欲しがるものを優勝賞品に指定しました。

節約家だからってこれを欲しがるのはやや異常な気もしますが、これでみくのしんのクイズへのやる気を引き出すことができるなら安いものです。

また、他のプレーヤーのモチベーションを著しく下げ、少しでもみくのしんの勝率をあげることもできるでしょう。

 

勝ったらこれを持って帰らなきゃいけないのか。そう思うとダルすぎるな

捨てるとき何ゴミになるのかすら分からない

(うちに持って帰ったらいっぱい使お…!)

 

それでは、クイズにまいります。早押し形式で3ポイント先取した方の優勝となります

3ポイントか…。遠いなぁ〜!

1問につき回答者は最初にボタンを付けた1人だけ。間違えた場合のペナルティは特にありません

初心者用のルールですね。ありがたい

 


オモコロ編集部のクイズ王が決まる!

接待クイズとして、我々が操作できるのはここまで。ここからはガチンコでクイズに挑戦してもらいます。

永田・恐山の両名にも手加減は一切しないように伝えてあります(クイズで負けてあげるのはヤラセであって接待ではないから)

クイズが楽しめるかどうかはみくのしん次第です。

 

ここまでどうにかみくのしんのモチベーションをあげるために四苦八苦してきましたが、ここから先は何が起こるのか本当に分かりません。

ボロ負けして元のクイズ嫌いに戻るかもしれませんし、圧勝して次世代のクイズプレーヤーが誕生するかもしれません。

 

 

第1問


当然みくのしんも真剣

それではまいります!

はい!

問題!

よっしゃー!

 

(かつお出汁……あ、なんかこれ分かりそう…! 俺、料理好きだし得意なジャンルの──)

 


最初にボタンを押したのは永田

ワッ!? はや!?

それでは永田さん、答えをどうぞ!

……。

 

「追いがつお  」

お見事! 正解です!

 

問題の全文はこちら。正解は追いがつお  でした!

よしよし。まずは1ポイント先取だな

 

俺も分かったのにッ!

分かるだけじゃダメよ。ボタンを押さないと意味ないんだから

「俺でも分かるかも!」と思った途端に、ドキドキして押せなかったんです……

のんきなこと言ってるなあ。そんなこと考えてる間に押し負けちゃうって

 

分かってるんですけど……リコさんが喋ってる途中だから邪魔しちゃいけないと思っちゃって

早押しクイズで出題者に遠慮してちゃダメでしょ

 

ということで、第1問は永田が獲得!

この日のクイズは、リコさんによってちょうどいい難易度に調整してもらっています。なので、クイズ嫌いのみくのしんでも「答えが分からない…」という事態には陥りにくいはず。

あとはみくのしんがボタンを押せるかどうかにかかっています。

 

 

第2問

続いてまいります

はい!

 

問題!

よろしくお願いします!

 

!!

 

(この問題……分かる!!)

 

(こないだの取材のあと…)

 

(リコさんとお菓子食べながら喋ったときに…)

 

お菓子の中でコロロが一番好きって話で盛り上がったじゃん!)

 

(あのときの会話からクイズを作ってくれたんだ…!!)

 

(これはサービス問題だ!!! 俺が答えるしかない!!!)

 

はい!! 分かります!!

 

ェ? ボタンが…?

では……恐山さんお答えください!

?!?

 


早押しを制したのは恐山

あ、私か

 

何押してんだよ!!!!

押すでしょそりゃ

これは俺のために作ってもらった問題なんですけど!??!?

いえ、ボタンを押した人のための問題です

 

お願い!!お願い!!ちょうだい!!

解答権を交渉してる……

この一問だけ!! 裏からこっそり渡して!!! お願い!!!!

 

お願いお願いお願いお願いお願いお願い!!!!!!!

 

「UHA味覚糖」

ばかッ!!!!!

お見事!正解です!

 


答え:UHA味覚糖

リコさん! 僕、コロロ好きって言ったじゃないですか!

そうですね。それを聞いてこの問題を作ってみたんですけど……

みくのしんさんに寄り添ったクイズだったんですね。なんかすみません

そう思うならポイント分けてよ!!!

 


2問目はダ・ヴィンチ・恐山がゲット

接待クイズでは、みくのしんの得意ジャンルから出題されるクイズもあります。

当初の予想では、ちょうどいい難易度でクイズが解けるだろうと思っていたのですが、ここにきて解ける解けない以前の問題が発生しました。

クイズに答えるには、まず、みくのしんが自分の意思でボタンを押さなくてはいけないのです。

予想外の展開ですが、ここは我々にもどうにもできません。このまま手も足も出ずに終わってしまうのでしょうか?

 

 

第3問

それでは第3問まいります

よろしくおねがいします!

問題!

はい!

 

 

……ちょっと待って

 

毎回、律儀に返事してるけど、それやめたら?

なんで? 礼儀正しいのはいいことでしょ

いいけど、クイズの場合はみくのしんが集中できなくなっちゃうでしょ

え〜。でも、リコさんだけ喋ってたら無視してるみたいでかわいそうじゃないですか

 

あ、私は別に大丈夫です

大丈夫なんかい! リコさんだけ喋ってて寂しいでしょ!

お気遣いはありがたいんですけど、早押しクイズなので問題文だけに集中してもらえる方が嬉しいです

そりゃそう

 

それではまいります

……。

問題!

(寂しくないのかな…)

 

!!!!

 

(走れメロス…!! 俺の好きな本だ…ッ!)

 

※編集部注

「走れメロス」は、人生で一度も本を読んだことがなかったみくのしんが、一年前に初めて読破した本。

 

ストーリーに感動し号泣しながら読み終え、「本ってすごい!」と人生観をひっくり返された経験があります。

みくのしんにとって、「走れメロス」は初めて読書の楽しさを教えてくれた思い入れのある作品なのです。

 

(メロスなら分かる!!! 答えられる!!!)

 

はい!!! 僕答えます!!!

 

チョ、!? ボタンは!?!?

ボタンを押したのは──

 

あ、私か

 

また押してんじゃん!!!

すみません。押し勝っちゃいました

答えないで!! この問題は絶対俺が正解したい!!!

そういうわけにはいかないですよ。これは勝負なんだから

やだやだやだやだやだやだやだやだ!!!!!

 

うんこって言え!!!!!!

めちゃくちゃなこと言わないで

 

早くうんこって言え!!!

 

「間違って押しました。私には分かりません」って言え!!

 

うんこって言えーーーーーーー!!!!!!

恐山さん! 答えをどうぞ!

 

 

「セリヌンティウス」

もォッ!!!!!

 

正解は「セリヌンティウス」お見事です

あんなプレッシャーの中、クイズに答えたのは初めてでした

 

みくのしんにとって特別な思い入れのある問題は、無情にも恐山のポイントに。

押し負けたショックから、他のプレーヤーを威嚇し始める始末。これはいけません。

スラムドッグミリオネア形式って早押しクイズでは通用しないんですね。よく考えたらそりゃそうだ。

 


0ポイントのまま落ち込むみくのしん

クイズって解ける解けないじゃないんだ…。押せる押せないの勝負なんだ……

初心者がクイズを楽しむにはちょうどいい難易度なんですけどね

まずボタンを押す面白さを知った方がいいと思う。次の問題はみくのしんが先に押しちゃえば?

いや……ありがたいけど、そんな見え見えの手加減されたら恥ずかしいですよ

 

手加減はしないよ。でも、俺たちはリードしてるから無理して早押ししなくていいんだよ

我々は確実に答えが分かるまで待つ余裕がありますからね

あ、そういうことか! 2人はここで勝負に出なくてもいいんだ

そうそう。でも、みくのしんはこれ以上ポイントを取られたくないでしょ。だから遠慮せずに攻めた早押しをしたらいいんだよ

 

永田さぁ〜〜ん!!

まあまあ。まずはボタンを押して答えるところからやってみようよ。ビビってないでさ

ってことですけど。いいですか? リコさん

かまいませんよ。ポイント差に応じてボタンを押すタイミングを変えるのはよくあることですから

 


周囲の後押しもあり
気合を入れ直すみくのしん

それではまいります

はいっ!

 

 

 

押したのは永田さん!

 

押してんじゃねえか!!!!

押すだろそりゃ。これは勝負なんだから

 

嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき

だいぶ待ったのにボタンを押さないみくのしんが悪い。ここは答えさせてもらう

やだやだやだやだやだやだやだやだ

「シーソーゲーム」

 


答え:シーソーゲーム

正解!

俺も分かったのに!!!!

 

 

俺の方が絶対シーソー好きだから!!!!!

知りません。ボタンも押せない人の話は聞く価値ナシ

最後にシーソーに乗ったのはいつですか??!?

永田さんは最後にいつシーソーに乗りましたか!??!?! 10年前か??! 20年前か!??!!?

 

俺は昨日だ!!!!

そうなんだ

 

 

第5問

それでは続いての問題です

 

え…? 必ず通る……?

これ難しいな…。これ、本当に答えは1個だけ?

はい。どんなルートでも確実に通過する都道府県が1つだけあるんです。それをお答えください

 


最後まで読み上げられても
誰も押せない

私も自信ないですね。ちょっと考えないと

あ、そんな感じなら……

 


初めてボタンを押したみくのしん

都道府県でしょ? 47分の1だから俺にもチャンスはあるはず!

落ち着いてください。もっと絞れるはずですよ

い〜や! 落ち着いたってどうせわからん! 答えます!!!

 

静岡県!

……。

 

残念! 静岡県を避けるルートは存在するので不正解です

静岡じゃないのか。じゃあ兵庫県とか?

その通り。正解は兵庫県です

 

分かんないって!!!

まあまあ、不正解ではありますけど、ボタン押せたのは大きな一歩ですよ

かなり弱気な押しだったけどな。「あ、他の人が押さないなら僕が…」で押してるうちは勝てないよ

 

頭では分かってるんですけど、体がビビっちゃってるんです。なんでみんな早押しできるの? ミスが怖くないの?

みくのしんは間違えてバカにされるのが怖いんだっけ? まあ、それは分かるけどね

マジな話、永田さんは僕のミスをどう思ってます? 正直な意見を聞いて安心したいかも……

そうねぇ。正直に言うと──

 

記事の撮影なんだし、間違えてもいいから撮れ高を作った方がいいと思う

まさか、そんなリアルな方向からダメ出しされるとはね

でも実際そうだろ。昔のイヤな思い出があるのかもしれないけど、今みくのしんがいるのはそんな世界じゃないんだから

 

ペナルティもないんだし、このクイズはボタン押したもん勝ちなんだよ。間違えた後のことなんか考えなくていい

たしかに、ミスに怯えすぎなのは気になります。別に間違うことって悪いことだけじゃないですからね

 

さっきの問題も、みくのしんさんが間違ってなかったら、永田さんが先に答えていたかもしれないですし

そっか。僕が間違えたから、他の人が正解するチャンスを潰せたとも言えるのか

間違えたら何かが起こるかもしれないけど、ボタンを押さないと何も起きないんだよ

 

そうだ…。ボタンを押さなきゃ何も始まらないじゃん

 

間違えるのが怖いとか言ってる場合じゃねえわ。押さなきゃ間違えることすらできないんだから

 

くそ……!

 

なんだよこれ……!

 

 

 

 

人生かよ……!!

そんな大きなことは言ってない

 

第6問

発破をかけられたみくのしんですが、相変わらず永田、恐山の両者に王手をかけられている状態。

 


妙な体勢でスタンバってる

何してんの?

ズルしようとしてます。あんまり見ないでください

早押しボタンを破壊しようとしてません?

違います。先にボタンをちょっと押し込んどいて、反応するギリギリのところで止めてるんです

 

これで押す力が節約できるから……ッ! みんなより早く押せるはず……!!!

いいんですか? なんか機材に負担かかってそう

問題ありません。なんならプロのクイズプレーヤーもよくやる「押し込み」というテクニックですね

へ〜。これ正攻法なんだ

はい。私も自力で見つけ出した人は初めてみました

 

追い詰められた結果、クイズ界の常用テクニックを自力で発明したみくのしん。

2点ポイントリードされて後がないので、ここでボタンが押せなければ勝利は絶望的と言えるでしょう。

 

まいります

……クッ!!

問題!

……!!!

 

ボタンを押したのは……

 

 

 

 

みくのしんさん!!!!

……アッ!!!!!

 

 

ちょっと……ちょっと待ってください……!!!

おいおい。時間稼ぎはルール違反じゃない?

違うんです……!!! これ……僕分かるんです!!!

 

僕、献血が好きで……! よく行ってたから、献血のことなら知ってるんです!!!

でも、かなり早い段階で押しちゃってますからね。知ってても答えられるかどうか……

ではお答えください!!

 

ハァ……ハッ……ッ!!

 

……せっ

 

 

「成分献血」!!!

……。

 

 

 


答え:成分献血

正解!

 

 

 

ヤッ

 

ターーーー!!!

 

シャッ!!

シャッ!!

シャッ!!

シャッ!!

 

うオああああああああ!!!!!

こいつの勝利演出長いな〜

マジで……マジで……

 

生きててよかった!!!!!!!!!!

そんな大げさな

大げさじゃないだろ!!! これに正解できたのは、今まで生きてきたからじゃん!!

 

覚えたこととか、暗記した知識とかじゃなくて!! 僕が生きてて!! いろんな経験ができたおかげで!! この問題に正解できたんだから!!!

 

ほんとに……ほんとに……!!

 

 

みんな献血に行きましょう!!!!!!

話の趣旨が変わってる

 


初のポイント獲得に
自分でも驚いているみくのしん

めっちゃ心臓動いてる!! なにこれ、スポーツじゃん!!!

あんなに飛び跳ねたらそりゃそうなる

生きてるって感じがする…。これがクイズか…!

にしてもかなり早いタイミングで押してなかった? すごい上達っぷりじゃん

 

「読ませ押し」ってやつですよ! リコさんに教えてもらったんです! 早めに押して、その先のなりかけの言葉を読み取るやつ!!

へ〜。そういうテクニックを使ってたのか

3択ってことは分かってたので、1つ目の選択肢の終わりで押さなきゃと思って!! そしたらかすかに「2…」って聞こえた気がして!!!

はい。押すタイミングは素晴らしかったですよ

これは完敗ですね

 

覚えたてのテクニックを駆使して1ポイントを獲得。

クイズが嫌いだったみくのしんがようやくスタートラインに立てました。

 

 

第7問!

地蔵状態を脱して念願の1ポイントを獲得したみくのしん。

今やクイズへの嫌悪感も偏見もトラウマもありません。一人のクイズプレーヤーとして次の問題に挑みます。

 

それでは続いての問題です

はいっ!

 

早かった! 押したのは──

 

永田さん!

あ、俺か

 

お前はもう押すなよ!!!!!

もう元に戻っちゃった

俺がトイ・ストーリー大好きって知ってて押したのか??!?!

 

しっこって言え!!!!!!

言いません

「まっ黄っ黄の春しっこなのら〜」って言え!!!!!!!!!!!

なお言いません

 

永田さん、答えをどうぞ!

 

ギィ……チッ!

歯ぎしりしてもダメです。答えます

ギィ……チィイ!!!

「唐沢寿明」

 

チギッ……ッチィ!

奥歯なくなりそう

 


答え:唐沢寿明

正解! 3ポイント獲得! ということで……

 

優勝は永田!

 

なに勝ってんだよ!!!!!!

 

接待してくれるんじゃねえのかよ!!!

 

勝たせることだけが接待じゃない。負けた悔しさを教える、これもまた接待よ

さっきまで、俺いい感じだったじゃん!!! ここからクイズに目覚める感じあったじゃん!!!!

這いつくばって敗北とゴロ寝してな。床を舐め終えたらまたおいで

クソがよォ!!!!!!!!!!!

 

にしても、永田さんめちゃくちゃ早いタイミングで押してましたね。私は全然わからなかった

トイ・ストーリーの吹き替えといえば、「ウッディ役の唐沢寿明」か「バズ役の所ジョージ」の2択でしょ。だからウッディの「ウ」が聞こえる直前に押そうと思って

いや〜。見事な「読ませ押し」でしたね

は???

 

読ませ押し……???

うん。さっきみくのしんが言ってたから、俺もやってみようかなって

 

泥棒じゃん!!!!!

テクニックはみくのしんだけのものじゃないだろ

俺の……ッ!! クイズの必殺技を……お前……ッ??!

そんなに大事な情報をベラベラ喋るほうが悪い

 

みなさん永田智は泥棒です!!!!

どう? クイズは楽しかった?

 

クソが!!!!

 

 

ということで、優勝は永田!

みくのしんもなんとか1問獲得できましたが、残念ながら勝利を掴むことはできませんでした。

企画当初は「クイズが嫌い!」と言っていたみくのしんですが、この接待クイズを経てどう感じたのでしょうか?

 


めっちゃ悔しい…!

けど、クイズで「悔しい」って気持ちになれるとは思わなかったな

「嫌い」とは別の感情ですもんね

うん。悔しいって言えるってことは、それだけクイズが楽しかったってことなんだろうけど……

 

にしても、勝つかね?

それは私もそう思う

 

 

クイズを終えてみて

人生初の競技クイズを終えた元クイズ嫌いのみくのしん。

改めてクイズについてどう思うか聞いてみました。以下、みくのしんから送られてきた感想を掲載します。

 

クイズ……なんかすごく楽しかったです。これは悔しいですけど、楽しかった…。またやりたいとすら思ってしまった。

クイズ嫌いだった時間が長すぎたので、本当はまだ「クイズを楽しいと思いたくない」と思ってるし、クイズを楽しく感じる濃霧を吸ったから、楽しいと錯覚しているのかも……と思ってます。

体が困惑しています。僕の中のロボット成分が「ピピ!? ピガッ……! ガガ……ッ…! コンナ感情……!! ナンダ、こ れ は ? タノシ……イ?」と困惑しています。

 

これは、嫌いだった食べ物が食べれるようになったのとは全く違う。苦手じゃなくて嫌いだったんです。僕にとってクイズって楽しいと思うはずのないものだったんです。

なのに、心が許してしまっている。許してしまいました。

クイズ……楽しかったです……!

 

緊張感すら楽しんでた気もするよ。「勝ちたい」もあるけど「押したい」と思えました。プロの人たちや、それを夢見る人たちのこと、すごく理解できました。

ごめんなさい。何も知らなかった。何も知らないけど、こうだ! って決めつけてました。本当は楽しかったです。

クイズを楽しめた自分に動揺しているようです。すごい心の揺れ方だ。

ちなみに、以前みくのしんが言っていた「クイズが嫌いな理由」について、”今”どう思うのかも聞いてみましょう。

 

今回は僕でも答えられる問題を作ってもらったんですよね? それがありがたかったです!

たとえば僕”だけ”が答えられる問題だったら、あまりにも申し訳ない気持ちで、いたたまれなくなってしまって楽しめなかったと思います。

僕”も”答えられるというのが嬉しくて、スタートの列に一緒に立てた気がして楽しかったです。

 

体育のサッカーでサッカー部がすっっごく声が大きくてすっっごい真っ直ぐどっかを指さしてたりするのとか……ああいうのが耐えられなかったんです。

なんかそういう壁。心の壁みたいなのが無くて、ちゃんとクイズをして楽しんだぞ!って思えました。

 

こんなこと言ってたっけ? なつかし!!!

 

もちろん、問題を取られた瞬間のことは覚えてないくらいに悔しく、それこそ頭は拡散弾みたいに破裂しそうでした。

ただ、みんな真面目でチョケなし。え?チョケなし? 思い返すと俺、大丈夫か? と思うほどの醜態。これもごめんなさい。

 

クイズのこと勘違いしてました。漫画に出てくるような下品な大金持ちが裸の男女を並べながら二重顎タプつかせながら飽きたら片付けもしないで遊ぶ、道楽中の道楽かと思っていました。

本当にそんな事ない。スポーツのような緊張感。僕でもすこしわかる。この高速の本当に一瞬!

あっという間! 本当に「あ」! っと! 言う! 間!

そこにキュゥゥウウンっとすることに人生をかけるというの、超楽しいだろうなぁ。

一生懸命に何かに取り組むって本当にすごい。超超超シンプルなんですけど、そう思いました。

 

ごめんなさい。誰もバカにしないじゃん。めっちゃみんな前を見てるじゃん。横を見てたの、俺だけでした。

クイズやってる人はみーんな前を見てる。隣がどうだとか絶対に言わないのかよ。なんか紳士なんですけど!! 全然人のせいにしないじゃん!

……見習うものばっかりじゃん。情けないわ。情けないなんて言葉で安心してしまっている自分が寂しそうだ。

 


お弁当を持ち帰ることができてご満悦

以上、「クイズが大嫌いな男がクイズ大会で優勝を狙ってみた」をお送りしました。

 

あんなに「クイズ嫌い」を公言していたものだから、こちらも接待だなんだといろいろ気を回していました。しかし、終わってみると、みくのしんがクイズを楽しむには「クイズを知る機会」が最も肝心だったようにも思います。

「嫌い」と言っているものでも、分解していくとそこには「知らない」という成分が多く含まれているもの。

みなさんも、これを機に新しい何かを始めてみてはいかがでしょうか?

 

……それ、何の荷物ですか?

あ、これ出演者にお弁当を用意してもらってたんです。恐山さんの分もありますよ

そうなんだ。でも、お昼食べちゃったからなあ。よかったら私の分も持って帰ります?

マジすか!?!?!?

 

(おしまい)

 

 

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ちなみに、みくのしんにもプレイしてもらったんですが……

 

普通に楽しんでました。

ややこしい接待なんかするより、こっちをプレイしてもらった方が早かったのかもしれません。

 

 

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