スラップ奏法って難くね?

 

 

 


高校時代、軽音楽同好会でベースを弾いていたことがあります。

なので興味本位でスラップ奏法の練習をすることもあったのですが、

 

スラップ奏法って難くね?

 

 

スラップ奏法とは、

 


親指で弦をブッ叩いたり、

 


人差し指や中指で引っ張ったりするダイナミックな奏法です。

 


Suspended 4th -97.9hz MV mix ver.(OFFICIAL VIDEO)

この曲はかなり分かりやすくイントロからスラップ奏法を披露しており、なんなら歌詞の中にも「スラップ」と入っているくらいです。

で、このスラップ奏法なんですけど分かりやすく格好良いので、高校時代初めてベースを手にした初日に「スラップしてみたいな」などと話していました。

しかし現実はそう甘くは無く、あまりの難しさに挫折。

 

 

 

あ~あ、スラップ奏法って難しそうなイメージが強すぎて練習するのにいちいち身構えなきゃいけないから疲れれるな~。

 

もしもこれがスラップ奏法じゃなくて音ゲーだったら低い難易度から順番に楽しく無理なく練習できたのにな~。

でもスラップ奏法って音ゲーじゃないからな~。

 

 

 

 

……ということで、

 

今回はスラップ奏法を音ゲーのように練習できる練習法「音ゲー式・超おたのしみスラップ練習法」を考案します。

 

 

音ゲー式・超おたのしみスラップ練習法とは

 

この練習法、先に言っておくと続けたところでメチャクチャ上手くなることはないです。

 

では一体何のための練習法なのか。

これは練習のハードルを下げたり習慣化させたり、最終的には「スラップ奏法=楽しい」という認識に結び付けるのにはうってつけの練習法となっています。

 

 

やり方は簡単。

「弦を叩く」「弦を引っ張る」だけで遊べる太鼓の達人のパクりゲームを作ったので、

 


曲に合わせて赤が来たら弦を叩く、青が来たら弦を引っ張って遊ぶだけです。

正しいフォームやリズム感を鍛えたりなどする前に、まずは音ゲー式・超おたのしみスラップ練習法でスラップ奏法を楽しむところから始めましょう!

 

 

 

 

しかしこの練習法には1つ問題点がありまして……

まだ誰も試したことがないので効果があるか分かりません!!!

 

 

実際にやってみた

 

効果があるのか試すべく、2人のベース未経験者に協力してもらいました。

 

ベース未経験。音ゲーはポップンミュージックに30万円くらい使ったことがある

ベース未経験。音ゲーはリズム天国を少しやったことがある

 

それでは今日はよろしくお願いします!
いや~緊張するな……
スラップって見るからに難しそうだし、一生できそうにないかも……
大丈夫です!今回はそんな2人に持ってこいのゲームを用意しました!

 

 


絶対に2人ともスラップ奏法ができるようになります!マジで!
え~~~……
ほんとかよ……

 

 


見てこの人を信用してない目。

しかしご安心ください。ここからでもスラップ奏法が弾けるようになる練習法、あります!

 

 


まず、2人はベース未経験ということで、スラップ奏法の前にベースの普通の弾き方は知ってますか?
なんとなくは分かるけど、でも細かい指の位置とかは分からないかも
普通の弾き方は、親指を支えにして人差し指と中指で弦を弾きます

 

 


まあ、正直普通の弾き方は地味なのでスラップが有名なベーシストの話でもしましょうか

 

(ベーン、ベベベン♪)

 

 


スラップといえば色んな人がいますけど、やっぱりレッドホットチリペッパーズのフリーとか格好良いですよね

(ベッベッベーン、ベッベッベッベ♪ ベンベベベンベベンベベベンベベベベンベベーン♪)

 

 


フリーは今でこそ明るい性格かつ素晴らしいテクニックでベースを弾いてますけど、元々は内気な性格でトランペットを吹いていたそうです

(ベンベベンベンベベベーンベベーン♪ ベベベベベンベンベーンベーンベベンベンベンベーン♪ ベンベンベンベベベンベンベベベンベッベベッベベッベベーン♪ ベンベンベーンベンベンベーンベンベンベンベンベンベンベーン♪ ベベンベンベベン♪ ベベンベンベベベベンベンベベベーンベンベンベーンベーン♪)

 

 


我々みたいに元が暗い性格でも、いつかはフリーみたいにステージ上で激しくスラップを披露できる可能性が0じゃないと考えるとなんだかテンションが上がりますね

(ベンベーンベンベーン♪)


おい、1つ聞かせてくれ。これは教えてる時間か?それともカッコつけてる時間か?

 

 


え?

 

 

 

 

 

 

 


カッコつけてますけど?

アァ”ァーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!

 

 


でもすごい楽しそうに弾いてませんでしたか?「ベースは楽しいんだぞ」ってのが伝わればなと思いました

無理やり丸め込もうとしてる

そんで多分嘘だし

 

 

実のところ自分もこの記事のために急いでベースを練習したド素人で、ようやくちょっと弾けるようになってきたところなので人前で弾いてたらついつい楽しくなってしまっただけです。

 

でも、それだけベースは楽しいんだぞと伝われば幸いです。

 

 

ちなみに今日やる練習法は、今お見せした普通の弾き方より簡単です

あ~、それならもしかしたら僕でもいけるかもしれません

じゃあ店長さんから先にやってみましょう

余計なこと言うんじゃなかった

でもベース持ったら結構テンション上がりますよ?

 

 


ほら

すげぇ、なんかもう弾けそうな気がしてきた

 

店長さんベース向いてるかも。気持ち的に。

 

 


さて、ここから音ゲーをプレイするための最低限の知識としてスラップ奏法を弾き方を教えるのですが、

 

ここでどれだけハードルを上げずに教えられるかが離脱率低下の鍵だと思うので、今回は正しいフォームなどは気にせずザックリとだけ教えられたらOKとします。

 

 


まず、一番上の弦を親指で叩きつけてください

こう?(ベンッ!)

1発でできてんじゃん

 

 


次に、上から3番目の弦を人差し指と中指で1回ずつ弦を引っ張って、思いっきり離してみてください

こう?(ベッ!ベッ!)

1発でできてんじゃん

 

 


そしたら右手はOKで、左手なんですけど、ベースって左手で抑える部分に点が打ってあるじゃないですか

この黒い点?

そうです、この中で2番目に遠い位置にある点を触ってみてください

 

 


そうです。左手の位置はずっとそこで固定して、

 

 


右手で親指を使うときは上の弦、人差し指・中指で引っ張るときは上から3番目の弦を押さえてください。俺から教えることはこれで以上です

え!?こんな簡単でいいの!?

これなら俺にもできそうかも……!

 

 


ベンッ!ベッベッ! ベンッ!ベッベッ! ベンッ!ベッベッ!

 

ほら、ベースって弾けるようになると誰でもこうなるんですよ

すげぇ、黙々と弾いてる

じゃあ、次みくのしんさんもやってみましょう!

 

 


まず、親指と人差し指・中指で~

 

 


ベンッ!ベッベッ!

 

そしたら次に左手を~

 

 


ベンッ!ベッベッ! ベンッ!ベッベッ!

 

やっぱここまでは凄い簡単ですよね

凄い簡単だし、ちょっと楽しいかも

 

 


それでは、もう音ゲー始めちゃいますか!

そうだね、体がスラップの動きを覚えてるうちに始めちゃおう

(ベンッ!ベッベッ! ベンッ!ベッベッ! ベンッ!ベッベッ! ベンッ!ベッベッ! ベンッ!ベッベッ! ベンッ!ベッベッ! ベンッ!ベッベッ! ベンッ!ベッベッ! ベンッ!ベッベッ!)

この人俺が弾いてたときはあんなキレてたのに

 

 

 

実戦!

 


それでは、ここからはパソコンに音ゲーの画面を映してベースを弾いてもらいます

よく考えたら「音ゲー作った」って凄いな

もうそれだけで記事1本書けるレベル

いや、そんな技術は無いので音ゲーっぽい動画を作ってきただけです

そんな技術は無いので音ゲーっぽい動画を作ってきただけかい!

 

 

 

 

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