オモコロ

皆さんこんにちは。オモコロライターののぎへっぺんです。

突然ですが、皆さんはこんな話をご存知ですか？

 

 

 

昔々、中国に韓信(かんしん)という名将がいました。

 

ある時、韓信は格上の敵軍と戦をする事になります。

当時は爆撃機やミサイルのような空中から攻めるタイプの兵器が無かったので、人間が武器を手に取り大勢でぶつかり合うストロングスタイルの戦が主流でした。

 

その為、川を背にして陣を敷いてしまうと逃げ場が無くなってしまい、戦況が不利になると一方的にフルボッコにされてしまいます。ですので、もちろん韓信も川を背にする事なく陣を敷くと思いきや、

 

なんと、韓信は川を背に陣を敷いたのです。

 

このままでは韓信は大変な事になってしまいます。

絶体絶命の韓信、誰がどう見ても圧倒的に不利な状況です。しかし、実は韓信はあえて不利な状況を作り上げていたのです。

 

韓信は自らを不利な状況に追い込む事で文字通り死ぬ気で戦に挑み、敵軍は韓信が不利な状況にあるのを確認して油断していました。

 

死ぬ気で挑む韓信と油断している敵軍の戦、結果は韓信に軍配が上がりました。

 

 

この話が元となり、現在でも使用されている『背水の陣』という言葉が生まれたのです。

 

このように、我々が普段使用している言葉には何かしらの物語があります。つまり、掲示板サイトなどで見かけるインターネットスラングにも何かしらの物語があるのです！

例えばこの、

「俺の画像フォルダが火を噴くぜ」

 

この言葉には、こんな物語がありました。

 

 

 

 

 

これはとても寒い大晦日のお話です。

 

 

 

少女は一生懸命にフォルダを売ろうとしますが、街ゆく人々は誰もフォルダを買ってくれません。

 

少女が落ち込んでいると、向こうの方から通行人が歩いてきました。

 

 

 

 

 

 

 

 

可哀想な少女。植物図鑑フォルダがお気に召さなかった通行人Aから強烈な蹴りをお見舞いされてしまいました。

 

 

 

 

 

 

 

何という事でしょう。完全にダウンしたかと思われた少女が再び起き上がりました。

その力強さはまるでアントニオ猪木とジャイアント馬場の両方からピンフォールを奪った天龍源一郎の再来かのようにも見えてきます。

 

少女が再び立ち上がると、向こうの方から通行人が歩いてきました。

 

 

 

 

 

 

 

 

可哀想な少女。都市伝説まとめフォルダがお気に召さなかった通行人Bから強烈な一撃をお見舞いされてしまいました。

しかし、少女は現役時代の天龍源一郎そのもの。きっと10カウント以内に再び起き上がって我々を驚かせてくれる事でしょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

おーーーっと！起き上がれません！起き上がれません！天龍起き上がれません！ついに天龍万策尽き果てたーーー！

たった今、令和の天龍源一郎は1人の少女へと戻ったのです！！！

 

 

 

ついに少女の心は折れてしまいました。今の少女には夢も希望もありません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「俺の画像フォルダが火を噴くぜ」という言葉には、こんな物語があったのです。
ちなみに、その後少女は息を引き取りました。

 

 

インターネット上には他にも沢山のスラングがありますね。

例えばこの、

「ガンジーでも助走つけて殴るレベル」

 

この言葉には、こんな物語がありました。

 

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