新社会人のみなさん、ご就職おめでとうございます。
職場の雰囲気にはもう慣れましたか?
社会人は覚えることがたくさんあるので、戸惑うことも多いことかと思います。
毎日の業務を覚える中で、真っさきに身につけておきたいのはビジネスマナー。
社会人として正しい礼儀を身につけることは、周りの信頼を得る一番の近道です。
というわけで今回は、ビジネスマナーの基本中の基本ともいえる
「上座・下座」について学んでいきましょう。
シーン1・歓迎会
今週末、多くの新社会人が初めて迎える「花の金曜日」。
なんと、職場のみんながあなたのために歓迎会を開いてくれました。
飲み会は普段話しかけづらい先輩と一気に打ち解けるチャンス。
率先していろんな人に話しかけてられればいいのですが・・・。
・・・・おや?
ガラガラガラ
「ふぃーっ。みんな遅いっすね。ヤニでも吸って待っときますか」
ブブー!
あーっと!これはいけません!
店が空いているからといって、新人が一番奥の席に座ってしまうのはNGです。
ほっ。よかった。
今回は先輩が注意してくれたみたいですね。
厳しい職場だった場合、誰も注意してくれないまま静かに
「ダメ新人」のレッテルを貼られてしまう可能性もあります。
世が世なら小指を失うところでした。
では、なぜあなたは怒られてしまったのでしょうか。
平面図を見ながら確認してみましょう。
通常、個室であれば入り口から最も遠い奥の席が「上座」となります。
「上座」とはその場で最も身分の高い人が座る場所のことです。
逆に最も入り口に近く、
店員の注文をとったりやお皿を下げたりしやすい位置が「下座」で、
比較的身分の低い者が座る場所となります。
歓迎会ですから主賓はもちろん新人のあなたなのですが、それはあくまで建前の話。
人間である前に「新人」であるあなたは、真っ先に上司や先輩を上座に通すべきなのです。
そしてなお席が空いていても、末席である「下座」につくのが正解。
まだあなたがなんの仕事もできない泥人形同然のデクでも、
これくらいのことはできるハズ。率先して下座へ下座へと動いていきましょう。
シーン2・帰りのタクシー
歓迎会があまりに盛り上がったせいで終電をなくしたみんなは、
タクシーを拾って帰ることにしたようです。
そしてあなたは、
偶然にも帰る方向が同じの上司たちと相乗りしていくことになりました。
しかし、ここでも気を抜いてはいけません。
車にも、「上座」「下座」はあるものです。
通常、タクシーにおいては運転手の後ろが上座です。
万一、事故が起きても比較的もっとも安全な場所であることがその理由といわれています。
逆に、行き先の案内や、運賃の受け渡しのしやすい助手席が下座になります。
ですので、まず上司を後部座席の奥に通してから、
先輩が乗り込んだのを確認して自分は助手席に乗
シーン3・劇場
待ちに待った休日、なんと先輩から劇場鑑賞のお誘いがありました。
「あのハゲ、首まわり臭いから二人だけで会おうよ」とのことだったので、
今日はふたりだけのデートです。
しかし、プライベートとはいえ油断は禁物。
女性とのデートにおいても、上座と下座を意識しておくのがマナーです。
いくら相手の女性が「気にしない」と言っていたとしても、
いつ酒の肴にボロクソ言われてるかわかったものではありませんからね。
・・・って、あれ?
ああ、いけませんよ!
あれだけ教えたのに、あなたは先輩を通路側に座らせてしまいました。
劇場で通路に近い席は、他のお客さんがたくさん前を通過するため「下座」となります。
ああ、もうおしまいです。
入社から一週間で、あなたの社会人生活は終わりを迎えました。
これで明日からやけに領収書の通りづらい毎日が始まり・・・おや?
なーんだ!
笑いにうるさいブスが隣に座っていたんですね!
あえて目上の先輩を通路側に座らせることで、
自称お笑い通が放つ、「私の絶妙な塩梅のツッコミを聞いてほしい」
「まだ自分しか気づいていない小さな笑いを教えてあげたい」
「まだテレビには出られないけど劇場で人気が出始めた芸人を私は前から応援していたということだけでも周りに知って帰ってほしい」
みたいなオーディオコメンタリー気取りの独り言を聞かせないよう配慮していたワケですか!
ときにはマナーの既成概念に囚われない、柔軟な気遣いも重要ということですね。
すっかり成長しましたね!
いやあ、おみそれしました!
シーン4・ラブホテル
あれよあれよと言う間にあなたは先輩と一夜を共にすることになりました。
入社して一週間で年上のキャリアウーマンをパクつけるなんて安いディレクターのAVでもそうそうない展開ではありますが、
今はウマすぎる話にいちいち警戒せず、技術系初老男性が中心の職場で歪みきった女のガバガバの貞操観念に甘えるべきです。
こちらが部屋の平面図です。
もう覚えましたね?入り口に近い方が下座、遠い方が上座です。
ダブルベッドだとわかりやすいですね。
あとは相手の性癖の全てをさらけ出させて、ドン引きするフリをしながらヌルい前戯を繰り返し、
「自分だけはマトモ」と言わんばかりの純潔ぶった汚い笑顔をキめて勝ち誇るだけです。
ではここで、応用問題です。
ダブルベッドの部屋が取れず、シングルの部屋しかない場合はどうするべきでしょう。
「狭いと密着度が高まってなお良い」といった全身筋肉痛になりかねない翌日の身体を微塵も心配しない、
童貞ならではの回答は不正解とさせていただきます。
・・・タイムアップ、正解はこちらです。
「強制顔面騎乗」。
この体制ならば、自分より立場が上の先輩を立てつつ、
顔中に感触+αのもろもろを愉しむことが可能です。
下着をつけた状態でするか否かは、個々の嗜好にお任せいたします。
ぎしっ ぎしっ
「グッ・・・!ムッ・・ギッ・・・!」
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新社会人のみなさん、いかがでしたか?
このように特殊な性癖を持つ者でも、
お互いを理解しあえる相手に巡り会うことができれば、
必ず幸せになることができるのです。
「ひょっとしたら自分だけ・・・?」と恐れる必要はありません。
「自分だけはマトモ」などと平気な顔してのたまう者こそ、
心にとんでもないモンスターを飼っているもの。
まともな性癖の人間など、この世にいないのです。
いざとなればドン引きするフリをして逃げれば傷つくこともありません。
さああなたも、自分の抱えるいびつな性を意中の相手にぶつけてみましょう!
レッツ、ビジネスマナー!
次回は、「正しい葬儀の参列のしかた」を紹介いたします。
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