2019年10月3日
風が冷たくなってきたが、ティン葉は元気に育っている。
それにしてもブーツの色合いが複雑になってきた。元々どんな色だったかも思い出せない。
2019年10月31日
1か月ぶりに見に来た。特に変化はないようだ。
タルトが突き刺さったソフトクリーム、何度見てもびっくりしてしまう。この食べ物のメインはチーズタルトとソフトクリームどっちになるんだろう。
ティンバーランドのブーツに植わっている植物を見ても同じことを思う。どちらも主役で、お互いに引き立てあっている。不思議な関係だ。
あと、ここのチーズタルトのお店、今日で閉店するらしい。悲しい。
2019年11月19日
ティンバーランドのブーツと植物は健やかに日々を過ごしているようだ。葉も茎も順調に大きくなっている。
2020年1月24日
植木鉢が刺さったティンバーランドのブーツと出会ってから2年経った。時間を経て、ブーツは深い森のような色になった。もうこれはブーツではない。自然物だ。
ところで今更思ったのだけど、もう片方のブーツの行方が気になる。どこかでなにか別の入れ物になったりしてるのだろうか。
2020年3月13日
上から覗いたら土からクローバーが生えているのが見えた。こんなに小さなスペースも見逃さない雑草の生命力ってすごい。
2020年6月12日
梅雨の晴れ間。花壇もブーツの植物も緑が濃く、生き生きとしている。ティン葉も1年かけて2倍近く伸びた。
2020年8月18日
黄色い小鳥が加わっていた。かわいい。勝手にティンバードと呼ぶことにした。
あとブーツが苔っぽい緑色からブーツ本来の色にちょっと戻った気がする。雨でキレイになったのか、それとも持ち主が洗ったのだろうか。
2020年11月13日
なくなってる?!
と一瞬焦ったが、奥にちゃんとあった。よかった……。
2020年12月22日
クリスマスらしい赤い実と一緒に。相変わらずよく見えないが、逆にそのチラリズムがかわいさを引き立てている。
2021年1月18日
久しぶりに表へ出てきてくれて嬉しい。
3年目にしてふと思ったのだけど、水やりの仕方が気になる。
ブーツの足首部分はきれいなままなので、鉢をブーツから抜いて水やりをしているのだろうか。けっこう手間な気がする。一度ぐらいは水やりの現場を見てみたい。
2021年2月2日
ティンバードが奥の植木鉢へ移動していた。
ティンバーランドのブーツに住む鳥だからティンバードと(勝手に)名付けたので帰ってきてほしい。
2021年3月16日
ティンバードがつがいになって戻ってきた。嬉しい。
ティン葉も背が伸び、枝も増やしている。これから暖かくなったらティン花も咲くかもしれない。楽しみだ。
3年間、植木鉢が刺さったティンバーランドのブーツを見守って
はじめはどう見てもティンバーランドのブーツそのもので、花壇と馴染んでおらず違和感がすごかった。
ブーツをブーツじゃなく植木鉢として認識し始めたのは、だいたい8か月目あたりだ。ブーツの表面が苔色になり始めて興奮したのを覚えている。
いろいろな出会いもあった。一度だけ見られたティン花(バナ)、順調に背を伸ばすティン葉(バ)。ティンバードはつがいになったので、さらに家族が増えるかもしれない。
きっとティンバーランドのブーツの中でドラマは穏やかに起こり続けるだろう。
これからもそっと見守り続けていきたい。