こんにちは、ライターのギャラクシーです。

オモコロでは今まで『あるある50選シリーズ』という記事でヘタなイラストを描いてきましたが、iPad購入をきっかけに「ちゃんと絵を練習しよう!」と思い立ちました。

 

ネットを見ると絵の練習を始めた人というのはたくさんいまして、自分と同じように悩んでいるみたい……

というわけで今回は、イラストを描く人だけがわかる『あるある』を、「ほかほかおにぎりクラブ」のメンバーと一緒に考えてみましたよ!

 

『ほかほかおにぎりクラブ』とは?

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詳しくは→こちら

 

 

イラストを描く人だけがわかる『あるある』50選

01:左向きの顔しか描けない

イラスト描き始めた人が陥るあるあるの代表格。プロのマンガ家でも「左向きの絵を反転させることで右向きとして使用する」っていう人がいますよね

 

02:バストアップばっかりになる

指とかつま先とか服のシワとか描けない

※余談ですけど乳首を描いたほうが「胸という立体の位置や向き」を捉えやすいんで描きたいんですが、描くとエロ絵扱いになるので描けないっていうジレンマ、ないですか?

 

03:パースとかアイレベルとか全然わかってない

本当にまったく理解しないまま何となく描いています

 

04:ていうかそもそも、「真っ直ぐな線」を引くことすら難しくないですか?

ふにゃふにゃになっちゃうんですけど

 

05:左右対称の物を左右対称に描くのすら難しい

左半分はうまく描けたのに!!

 

06:デジタルに慣れてしまうと紙に描いてる時でも無意識に「Ctrl+Z」しようとする

もうアナログには戻れない……

 

07:目だけめっちゃ練習してる

これは中学生の時から練習してる

 

08:複数人を描くと身長とか肩幅とか色々おかしなことになる

よく「登場キャラクター身長一覧」みたいな図がありますけど、ああいうのを正確に描けるのってすごくないですか? 背が低いはずなのに高身長のキャラより大きく描いちゃったり、同じ体型のはずなのに痩せたり太ったりしてしまう

 

09:ちょっとした絵はレイヤー分けせずに描いちゃう

後から致命的な修正が入ってめちゃめちゃ面倒な作業になる

 

10:なんも分かってないくせにとりあえず顔に十字を引いてみる

あれって線が交差した地点に鼻を描くの???

 

11:キャラと同じ表情になる

感情移入して泣けて、とかではなく何故か同じ表情になっちゃう。

 

12:左右反転して確認したらすごい違和感ある

デッサンが狂ってなければ左右反転しても違和感がないはず、とはよく言われますが……違和感しかない

 

13:「教室」の背景を毎回描いてるマンガ家のアシスタント、本当にすごい

机と椅子を一組描くだけでめちゃめちゃ大変! これをクラス全員分、さらに生徒が座ってるとか、すごくないですか??

 

14:難しいポーズを描く時、「好きなマンガで似たようなポーズを描いてるシーンがあったはずだから参考にしよう」と思っていつのまにか読み耽る

引っ越しのときと同じ

 

15:絵が上手い人のメイキング、何が起きてるのかまったくわからない

もはや魔法

・吉田誠司(イラストレーター)

 

16:描き方講座とかの動画を見て「そういうことか!」って目からウロコが落ちる

が、実際に自分で描いてみるとまったく言われた通りにできない

・MAEDAX(元 プロアシスタント)

 

17:ペン入れする前の下描きの段階が一番うまく見える

これ、何でなんですかね。勢いがあるから?

 

18:ラフ段階で線をガシガシ描きすぎてどの線が正しいのかわからなくなりがち

勢いがありすぎると後で正しい線がわからなくなる

 

19:輪郭の線を太くするとうまく見える

右が外側の輪郭線だけ太くしたものなんですが、うまく見えません?

 

20:あと輪郭線の色を変えるとなんかプロっぽく感じる

こういう即日できる小手先の技術ばかり覚えようとする(他にもあったらぜひ教えてください)

 

21:スーツや着物や銃器のような、詳しい人が見ると一発でテキトーがばれるものは勝手にプレッシャーを感じて嫌になりがち

二次創作の場合だと「そのキャラが持ってるのは何という銃なのか」「その銃はどのように持つのか」「描きたい角度の参考画像」と、めちゃめちゃ検索する必要がある

 

22:背景は難しいので空でごまかす

いかに背景を描かずに済ませるか、ばかり考えている

 

23:箸を使ってる手元、描くのムッズ~

手がそもそも難しいのに、中でも箸持ってるのはむずい。アニメで食事シーンとかあると見てるだけでハラハラしてしまう

 

24:全キャラ耳が同じ

正確に言うと耳の内部構造が同じ。目や鼻は描き分けるけど、耳は全部一緒になる

 

25:鼻をどうするかで悩む時期がある

鼻でイラストのテイストが決まってしまうので、自分のスタイルに合った鼻はどれだろう……と悩む

 

26:色んな作品を見るたび「この絵柄いいなー!」となり絵柄ブレがち

「憧れの絵柄」「描きたい方向性の絵柄」「自分に可能な絵柄」の間で揺れ動いちゃいますよねぇ……

 

27:陰影を勘でつけている

アゴの下の影だけは手癖で描ける

 

28:線で捉えることはできても面で捉えられないから塗りが極端に下手

日本人て線で捉える民族だと思う!という言い訳

 

29:色んな「塗り方」があるけど、どれが自分に合ってるのかわからない

鼻を模索するのと同じ

 

30:描くのが面倒な部分で放置して別の絵を描き始める

描きかけの絵が溜まっていく~!!!

 

31:猫背で描くと肩が凝るし、背筋を伸ばして描くと腕が疲れる

猫背になりすぎて、たまに肋骨が痛くなる時あります

 

32:とりあえずデッサン人形買ってみがち

とりあえず道具を買えばうまくなれるかもという期待

 

33:描きたいけど描きたくない

面倒なのもあるんですが、どうせうまく描けないし……という諦めの気持ちもありますよね

 

34:勘でレイヤーを分けているから、修正したいレイヤーがどれか分からなくなる

結果、ひとつひとつレイヤーを確認していくことになる

 

35:思ったレイヤーと違うレイヤーに色を塗って、結構進んでから間違いに気づきがち

もうどうしようもない

 

36:わずか1ピクセルの塗り残しが気になる

そんなの目立たないからスルーすべきなんだけど、気になってめちゃめちゃ時間がかかってしまう

 

37:ツールの進化についていけない

僕はCLIP STUDIOというソフトで描いてるんですが、おそらく全機能の100分の1くらいしか使いこなせてません

 

38:ペンを2回トントンすると消しゴムに変わる機能、便利と誤爆が50:50

こういう、「便利なときもあるから有効にしてるけど誤爆もよくある機能」って、役立った時のことは憶えてないのに、誤爆した時のことはすごく憶えててイライラが溜まっていく

 

39:さんざん加工しまくって、結局加工前の絵に落ち着きがち

お気に入りの加工みたいなやつがそれぞれあると思うんですが、同じ加工ばっかり使うのも能がないな~とか

 

40:線が多くて描くのが面倒な部分を真っ黒なシルエットのようにして誤魔化しがち

複雑な機械とか建築物とかシルエットにしがち

 

41:写真をマンガっぽく加工してくれるアプリやサービスで背景をなんとかしようとする

ちなみに↓この「マンガっぽい加工」はこちらでやりました。他にもスマホのアプリなんかもよくありますよね

 

 

42:頭がデカすぎるような気もするし、小さすぎるような気もしてくる

試しに「拡大・縮小ツール」で頭を大きくしたり小さくしたりするんだけど、どれも正解に思えてしまう

 

43:三十代後半の女性(主人公の母親とか)を描くのは難しい

シワを入れるほどでもないが、入れないと若く見えすぎる。でもシワを入れると極端に老けて見えすぎる

 

44:絵師がよくおすすめしてるこのiPadカバーめっちゃ良い

ZUGUケースっていうやつ。10段階に角度調節できて、筆圧かけても安定してるのが最高。ただし、高い!!!

ZUGU iPad Pro 12.9 ケース 2020 第4世代 The Alpha Case 極薄 落下衝撃保護 10段階スタンド機能 ペンホルダー ワイヤレス充電 オートスリープ スマートカバー (ipad pro12.9インチ 4世代 カバー ブラック)

 

45:左手デバイスが便利と聞いて買ったがまったく使いこなせていない

よく使うコマンド操作をボタンに登録しておくと、一発でそのコマンドが実行できて便利……なハズなんですが、使いこなすのは難しい

 

46:という感じで道具ばっかり充実させてるとタブレットの置き場がなくなる

無理ゲーでしょこれ……みんなどんな環境で描いてるんですか?

 

47:プロのマンガ家の原画展に行ってうまさにビビるが、細かく見るとプロの線も意外とヘロヘロだということに気づく

僕のような初心者は「一発で歪みなくスラスラ~~~ッと正確な線を描かなきゃいけない」という呪いにかかってるけど、プロも意外とこまかい線をカリカリ重ねてたり、歪んだ線を描いたりしてる(ただし一歩引いて全体を見るとめちゃくちゃうまく見えるように描いてある)

 

48:細かく正確に描くのはまだ理解できるが、「うまく省略する」のがほんと難しい

絵は「機械のように正確だからうまい」というわけじゃないんでしょうね。いつかそういうセンスが身につくのかな

 

49:ジジイを描くのが一番楽しい

教科書の落書きみたいにシワを好きなだけ描き込んでいくのが楽しい!

 

50:描きたくないけど描きたい

こんなレベルでもたま~に「うまく描けた!」ってことがあって、そういう時は最高に楽しいですよね

 

 

まとめ

というわけで今回はイラストを描く人だけわかる『あるある』50選をご紹介しました。

勉強不足の僕に「この本読んだほうがいいよ!」とか「パースはこう考えるといいよ!」とか教えて頂けると幸いです。

 

あるあるを投稿してくれた『ほかほかおにぎりクラブ』のみなさん、ありがとうございました!

ほかほかおにぎりクラブ

 

↓下の「画像ギャラリー」では、入り切らなかった『あるある』を紹介していますよ! 読んでね!