どうもZAWAです。

 

 

先日アクセスログを見たところ、俺の記事は9割の30才以上のすね毛が濃い目のおっさんと、1匹のコーカサスオオカブト(♀)に読まれていると判明しました。本当に皆さんお仕事お疲れ様です。女性の方はこれからの季節、体の冷えには注意して樹液を飲んでください。

 

 

30も超え、大人になると仕事の中で、いろんな勝負事や交渉ごとに巻き込まれるものですよね。ものによっては勝敗が付かないものもあるし、わざと負けなければいけないこともあります。そこには数字、戦略、駆け引き、様々なものが絡み・・・

 

 

 

 

うざってえええええ!!!!!

 

 

もう連打で白黒つけようぜ!!?

 

 

 

 

そう。30以上のおっさんであればきっと分かってくれるはず。学歴や、肩書きや、家柄や金や名誉よりも、俺たちの勝負は「連打」で決めるべきだということをッ!!!男は連打が早い、それだけであらゆる価値において真のメンズたりえることをッ!!この神が証明してくれたのですッ!!!

 

 

 

 

 

 

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高橋名人。 株式会社ハドソンに所属する有名ゲーマー。現在もハドソンに在籍。

 

 

1980年代、ファミコンにおけるシューティングゲーム全盛期において、「秒間16連打」という神の業で当時のクソガキどもの心をわしづかみにした偉人。「ゲームは一日一時間!」という、田代まさしの麻薬撲滅運動よりも信憑性の無いキャッチフレーズも有名。コロコロコミックに連載されていた自伝、「高橋名人物語」というマンガによると、トカゲのしっぽが好物。すごい。神。

 

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そう。今仕事で絡んでいる色々な揉め事や交渉も、汚れたしがらみは全て打ち捨てて、男の真のプライドである「連打の速さ」で決めればいいんです。いいんですよ!!連打がはえぇヤツが強ぇえ!!だから俺は今から連打を鍛える!!鍛えて男になるんだよぉおお!!!あの高橋名人みたいに、いやさ高橋名人以上のなぁああああ!!!!

 

 

 

 

だから買って来ました。

 

 

 

 

これぞ神器!!

 

 

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シュウォッチ

 

 

株式会社ハドソンより、1980年代のファミコンブームに後押しされて発売された連打測定器。10秒間にA,Bボタンを押した数を測定できる。あとストップウォッチ機能や時計もあるが基本的にそれだけ。他にゲーム性やゲームオーバーとかは特に無いが、母ちゃんに「それ何が楽しいの」と気の毒な目で言われるとゲームオーバー。

 

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高橋名人は秒間16連打。それであの当時、神々しいオーラと威厳を放っていたのですから、俺も秒間16連打を達成すれば、ビジネス上の交渉でも相手がひれ伏すに違いありません。今から驚き、あわてて掌を返す態度が目に浮かびます。

 

 

「えー、ZAWAくん?キミは秒間何連打かね・・・じゅ、十六連打ッ!?十六連打だとぉッ!しししし失礼しましたッ…!さっそくウチの娘を抱い・・・ッ!抱いてたもれッ!!」

 

 

 

いやー。いいわー。想像するだにいい感じだわー。デキる男は連打力が違う!あ、すいませんこれ俺が成功したら出す本の名前なんでパクらないでください!!訴えんぞ!!

 

 

ではさっそく連打力を上げましょうか。

 

 

 

 

 

 

 

■STEP1:痙攣打ち

 

 

 

この「痙攣打ち」という言葉に解説がいるのはコーカサスオオカブトさんだけだと思うのですが、念のため何かとお話しますと、これは利き腕の上腕を中心に力をいれ、痙攣させたその振動でボタンを押すという連打界ではオーソドックスなテクニックです。主に高橋名人もこれでやっていたと聞きます。

 

 

 

 

 

これは上腕に思いっきり力をこめて行うため、何度も繰り返したり、長時間はキツいのが難点!コツはしっかり場所を固定し、力を分散させないこと!!

 

 

 

 

 

 

 

 

ヌぉおおおおおおをおおおおおをおををッ!!!!

 

 

 

 

 

 

 

ズバゥッ!!106!

 

 

神の御業である160には及ぶべくもありませんが、秒間10.6発。しょっぱなからなかなかいいスコアが出せたのではないでしょうか。このスコアと引き換えに、俺は右腕の靭帯をズタズタにしてしまったため甲子園を諦めざるを得なくなったのですが、目指していなかったですし、気付けばもう行けない年齢なので安心です。

 

 

 

だが・・俺にはまだピアノ打ちがあるッ!!

 

 

 

 

 

■STEP2:ピアノ打ち

 

 

 

これはさすがにオオカブト界でも有名なので解説は不要だと思うのですが、極まれに木こりの父にファミコンを斧で叩き割られた過去を持つおっさんがいたりするので一応説明しておくと、人差し指と中指でピアノの鍵盤を打つ様に交互に連打する方法です。これもオーソドックスで、小学校の頃の俺もこの方法でベストスコアは135を叩き出していました。あとその頃陰毛が生えた。

 

 

 

 

 

痙攣打ちと違って手首より先の筋肉しか使わないため、比較的長時間打てるのがよい点です。リズミカルに打て!!

 

 

 

 

 

 

 

打て打て打て打て打て打てぇえええええ!!!!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

ドグォオ!!128!!

 

 

 

さすがに160にはほど遠い数字ですが、これで秒間12.8発まで近づいてきました!高橋名人とまではいかなくとも、この数字を見せれば、真の連打男(シュウォッチャー)であれば「ほほぅ」とおののき、固めのシェイクハンズを交わしたあと、「ところで俺の家にスターソルジャーがあるんだが・・・」と誘い文句の一つでも交わすのが礼儀というものです。

 

 

 

 

 

このあとも何度か痙攣打ち、ピアノ打ちによるスコア更新を図りましたが、あまりいい結果は得られませんでした。これじゃあ高橋名人を超えられないッ!!あの輝かしい帽子&アゴに少しでも近づきたい!その思いが俺に幼少期封じたメモリーを思い起こさせたのです・・・

 

 

 

 

(なにか・・・なにか丸いものを使えばッ・・・!)

 

 

 

 

 

 

・・・そうだッ!!!!あの手がッ!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

■STEP3:こすり打ち

 

 

小学生だった当時、連打数を上げるためには亀次郎(ペット)が食うイトミミズの命すらも問わない、それが俺たちの暗黙のルールでした。他のルールには「校内でうんこしたら死刑」とかあったのですが、それは掘り下げると俺も死ななければならないので、ここでは禁断の秘儀「こすり打ち」についてお話します。

 

 

 

 

 

 

まずは丸くて固いものを用意します。ベストはガチャポンのケースなのですが、丸くて固ければ別段電球でも、祖父の頭蓋骨でも、祖母の頭蓋骨でも構いません。(私は祖父のが打ちやすかったです)

 

 

 

 

 

 

 

そしてその丸くて固い部分でA,Bボタンを左右にこする!こする!こすりまくる!別段爪でもできないことはないのですが、やってるうちに大抵割れたり血が出たりするので、ここは祖父の頭蓋骨か、無ければ電球でやることをオススメします!!

 

 

 

上の写真の俺の手を見てください!はやすぎてデジカメですら捕らえられない!そう、ご存知な方も多いでしょうが、こすり打ちは難易度が低い割りに、ピアノや痙攣とは比べ物にならないスコアを出すことが可能なのです!!!

 

 

 

 

 

 

ドゥガシュッ!!!!133!!

 

 

 

 

・・・あれ・・・128から5しか上がって・・・いや、やっぱり電球じゃ駄目みたいですね。この間スカルでやったときにはたしか・・・

 

 

 

 

 

 

 

・・・俺の実力がこんなものだと思ったのかッッ!!虫ケラどもッ!!!

 

 

次の変身でスカウターを見て驚くがいいッ・・・!!

 

 

 

 

 

 

 

■STEP4:定規打ち

 

 

そう、連打界は奥が深いもの。電球以外にも、さまざまなモノをつかったテクニックが存在するのです。連打男(シュウォッチャー)は、主にモノを使わず、素手による実力のみで勝負する「素手派」と、あらゆる森羅万象を用いてでも連打数を上げる「モノ派」の二手に別れ、長年にわたる大激戦を広げていたのですが、どちらの流派もミニ四駆のベアリングは高すぎると思っていました。

 

 

 

 

 

 

ここで取り出すのは定規!!なければ薄くて、長くて、しなるものであればなんでもいいです。まったく薄くてしなるものが無い!という人は、祖父の肋骨を薄く切ってウェハース状にしたものを使う、という手もありますが、それはさすがに人道的にどうかと思うので、いざというときに!

 

 

 

 

 

そして、その定規をシュウォッチのABボタン上に重ね、一方を押さえた上で・・・

 

 

 

 

 

 

もう一方をしならせる!しなりまくらせる!!びよんびよんと!!しなりまくらせるのですッ!!

 

 

これがッ・・・定規打ちッ!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

ドバグゥッゥオオオオ!!!!  165!!!

 

 

 

超えたッ・・・!あの名人を超えたぞッ!!!秒間16.5発!!あの神をとうとう超えたッ!!!これでもう、道を歩くとツバを吐かれ、靴で踏まれながら汚水をすすり飲む日々ともおさらばだっ・・・!!連打力は人に生きる勇気と自信をもたらすことが、自分自身で確かめられました。

 

 

 

ですが俺の向上心、いや欲望はこれでも止まらなかったのです。

 

 

 

 

 

もっと・・・・ッ!!!

 

 

 

 

 

もっとだァーーッ!!!

 

 

 

 

 

さらなるぅ連打をぉおをおーッ!!!

 

 

 

 

 

 

■STEP5:電動打ち

 

 

「ウヒャッハーッ!!!もう俺は連打さえできればいいんだよぉおーッ!!!素手ェ?そんなもんアホのやることだぜぇーッ!!連打連打連打ァー!!!あ、体育着忘れた」

 

 

 

 

 

上の発言は、「モノ派」だった吉田の兄ちゃんが暗黒連打者(ダークサイドシュウォッチャー)に堕ちた際に言っていたものですが、そのきっかけとなったのがこの電動歯ブラシなのです。体育着は弟に借りていました。

 

 

 

 

 

 

当時は、吉田の兄ちゃんのやることに正義を見出せず、一方的に砂場のウンコを投げたりしていた俺でしたが、今よく考えてみると連打するには機械の方がいいに決まっています。わかる。わかるよ吉田の兄ちゃん!これが・・・連打の魅力!ブィーンと・・・すごい振動数だ!!

 

 

焦る気を抑えながら、電動歯ブラシをシュウォッチに当てます。

 

 

 

・・・すると、見る間に数字が跳ね上がるではありませんかッ!!!

 

 

 

 

これが・・・機械の力だというのかッ!??

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

    7。

 

 

 

電動歯ブラシは震えているのですが、震えが細かすぎて連打に反映されませんでした。

 

 

だめだ。全然だめだ吉田の兄ちゃん。

 

 

なにがウヒャッハーだ。

 

 

 

 

■STEP6:裏電動打ち

 

 

電動歯ブラシでわかったこと、それは振動が細かすぎても駄目だ、ということです。ですが振動の具合を変えることができるモノなんてあるのか・・・。マッサージ機械?いや高価すぎる。ドリル?発電機?思い悩む俺がある日、偶然みつけたものは・・・

 

 

 

 

 

 

 

こっ・・・

 

 

 

 

これぞまさに連打のために生まれた神器ッ・・・!!!!

 

 

 

振動が自由にコントロールできるなんてッ!!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

シンプルでありながら人体工学を研究し尽くした、手に吸い付くようになじむ形状。そして手やシュウォッチを傷めない総ラバー製、しかも連打者の汗を受けても安全な防水仕様!!まさに連打の連打による連打のための道具としかいえません!!その証拠に、

 

 

 

 

 

 

 

 

注意書きや用途をみてもアナルに入れろなんて一言も書いていません。・・・お前ら勘違いしているんじゃないのか?わかってんのか?・・・いやらしいと思うお前が一番いやらしいんだぞ!!!このメスカブトが!!

 

 

 

 

 

 

さっそくシュウォッチに当ててみます。

 

 

 

ブイぃーンとほどよく粗い振動がボタンをしっかりと捉える!

 

 

 

 

これは・・・これはいけるぞ!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ドゥボグガァッ!!!!!182ッ!!!!

 

 

 

 

ほんのちょっとやっただけなのに高橋名人を軽く抜き去るとは・・・しかもボタンから外れてた瞬間もあったから、もっと慎重にやれば・・・・さらに・・・

 

 

 

 

 

ちなみにこの作業、意外と簡単なようですが、そうでもありません。

 

 

なぜならこの振動をシュウォッチのボタンに当てすぎてもカウントされず、離れすぎてもカウントされない。ほんの1ミリの狂いが連打数を圧倒的に変えてしまう・・・そう、俺はもう指先でミクロン単位の調整が出来る連打職人となりつつあったのです・・・・

 

 

 

 

 

そして・・・

 

 

 

 

 

 

ズガーンンンッ!!!! 326ゥゥウッ!!!!!

 

 

 

いけるぞッ!!!!まだまだいけるッ!!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ドゥガズゥバッ!!!!404ンンッッ!!!

 

 

 

 

こんなもんじゃねぇええええええええ!!!!!!!!

 

 

まだまだよぉおおおおお!!!!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヌンンンンッ!!!580ゥゥゥ!!!!!

 

 

 

ああー?名人ン??なんだってぇ??1秒間に16なんてヘボいやつの名前なんて覚えてられっかよぉーッ!!こちとら秒間58発だぜぇーッ!!!機械つかってなにがわりぃーんだよオッ?この世は連打力が高いほうが勝ちだァーッ!!!俺は最強ォオオオッ!!!

 

 

 

 

まだまだいけるぅー!!!!

 

 

 

 

 

 

 

うぉおれは最強だぁああああー!!!

 

 

 

 

 

ウヒャッハーッ!!!!

 

 

 

 

 

 

 

あ、

 

 

 

 

 

 

 

壊れた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

電池外せば・・・・

 

 

 

 

あー・・・動かねえ・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

■結論

 

 

 

バイブはシュウォッチより強し   (福沢諭吉)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(ZAWA)