懐かしのレトロゲーのRPG買いました!

 

 

勇者が仲間を引き連れ、魔王を倒して世界に平和をもたらしに行くっていう
「王道のRPG」という謳い文句で評判も良かったらしい。

 

 

さっそくスタートだ~!

 

 

 

 

 

 

 

 

ふらふらと誰かに操られるようにして、目が覚めた。

 

 

母親が僕に「今日は王様に旅立ちの許可をもらう日でしょ?」と言う。

 

 

そうだったっけ?そんなこと、はじめて聞いたような。

 

しかし僕は特に疑問も持たずに、支度を始めた。

 

タンスをあげると、「やくそう」が入っていた。

 

 

他には役に立ちそうな物もなかったので

 

それだけ持って、僕は家を出た。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

仲間は自分で名前や職業を決めることができるらしい。
名前は適当にコントローラーをガチャガチャやって、変な名前をつけてやろう!

 

・武道家の「メロンョ」

 

・僧侶の「ざょぢも」

 

・魔法使いの「んどぇほ」

 

 

という名前で登録しました(笑)

 

 

 

 

 

 

 

 

何も思い出せない。

 

 

私の名前は「メロンョ」。自分の名前を発音できたことはない。

 

 

いったいどういう家庭に生まれてきたのだろうか。
どう考えても発音できない名前。

 

私はいったいどう呼ばれ、どういう生活を送ってきたのだろうか。

 

まるで、自分がここに都合よく”自然発生”してしまったみたいだ。

 

 

ひとつだけ、わかることは。

 

 

私は武道家で、この勇者についていくということだ。

 

まるで神がそう決めたかのように。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次の町に行きたいけど、レベル足りない。。。。
しばらくは無理をせずにレベル上げをしておこう。

 

 

なんか作業っぽくなっちゃって退屈す。。。。

 

 

 

 

 

 

 

このトコロ、街のまわりをグルグル周りつづけているやつがイル。

 

 

仲間が、何匹も殺されてイル。

 

ナンデあいつらは我々を必要以上に殺す?

 

アイツラが動かなけれバ、ボクラだって襲いかかったりはシナイ。

 

それナノニ、アイツラは淡々と殺シテは、

 

またグルグルと街のまわりをマワリ、我々の仲間を殺ス。

 

 

次はボクの番かもしれない。

 

 

コワイヨウ、コワイヨウ。モウヤメテクレヨウ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

けっこう話は進みました。中ボス戦、まじでやばかった!

 

 

回復役の僧侶が痛恨の一撃くらったときはマジで終わったかと思ったけど、
なんとかギリギリ「HP1」で耐えて助かった!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

化物だ!

 

まさかあんな光景を見ることになるなんて。

 

 

洞窟の魔人が、僧侶を切り裂いたのだ。

 

 

鋭い爪は腹を切り裂き、一瞬真っ赤な断面が見えたかと思うと、
中から色とりどりの臓物が飛び出し、上半身がありえない角度で
後ろに倒れ、恐ろしいほどの血しぶきが上がった。

 

そして僧侶の身長は元の半分ほどになってしまった。

 

 

しかし、僧侶は何ごともなかったかのように、

 

上半身をずるずるとひきずりながら

 

こちらの隊列まで引き返してきたのだ。

 

 

僧侶が回復呪文を大声で叫んだその瞬間、

 

まるで細胞の1つ1つが超高速で握手をするかのように

繋がりはじめ、瞬く間に元の状態に戻ってしまった。

 

 

いったい僕は「何」と冒険をしているんだ?!

 

あれは人間なのか?!僕もあんなことになるのか?!

 

 

そういえば、仲間たちから一言も話しかけられたことがない。

 

それにどこか虚ろな目をしているような気もする。

 

彼らには、能動的に何かをしようとする感情が欠落しているかのように思える。

 

 

いったいこの世界はどうなっているんだ。

 

怖い。怖い怖い怖い。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

このゲーム、シナリオが超良くできててグイグイ引き込まれる!

 

 

とくにグッときたのは、街がモンスターに焼き払われてしまうイベント。
その街の教会のシスターが瀕死の状態で「勇者さま…」って言って
息絶えるシーンなんかはマジで涙出そうになった。

 

 

 

 

 

 

 

 

すでに私がどうなるかは、わかっているんです。

 

 

この街に魔物が現れ、街を焼き払い、私は致命傷を負わされ、
勇者様にひとことセリフを吐いて、死ぬ。

 

 

この街が焼かれる前から、まるでプログラムをされているかのように、
そのような末路を辿ることは知っているんです。

 

 

それでも私は、何かに操られているかのように
村が焼かれるまでは、話しかけられると

 

「ようこそ、教会へ!」

 

と、にっこり笑って答えることしかできない。

 

 

この場から、動くことができない。

 

 

自分がこの先どうなるかがわかっているのに。そういう風に作られたから。

 

 

本当は叫びたい!この街に魔物が来る!

 

 

助けて!助けて!助けて!死にたくない!

 

死にたくないよおおおおおおおおお000010101010010101

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ついにラスボス直前!ここまで長かった!

 

 

最強の装備はとったし、ラスボスのお城にいる

 

ザコくらいなら一撃で倒せるくらいレベルも上げた。

 

準備万端!

 

 

とりあえず直前のセーブポイントでセーブしたので、
続きはまた明日やろっと。

 

 

 

 

 

 

 

 

なぜこの世界が狂ってるのか、だいたいわかってきた。

 

 

おそらく、自分の意思で動けるのは、僕一人だ。

 

 

唐突に旅立つことになった日。

 

静まり返った街。

 

話しかけて始めて口を開く街の人々。

こちらの力量にあわせて都合よく強くなっていく魔物たち。
死にかけてもピンピンしている仲間たちの不自然な体質。
攻撃さえ受けなければまったく疲れを感じない自分の体。

 

 

まるで、誰かが僕らの冒険を見て楽しんでいるかのような、

 

そんな都合のいいことばかりだ。

 

 

そうなのだ。この世界は何か得体の知れない

 

何者かが創り上げた箱庭。言ってしまえば”ゲーム”ではないのか。

 

 

魔王なんてもんじゃない。この世界を創り上げた

 

“創造主”たるもののお遊びの世界なのだ。

 

そして、僕はさらに”別の何者”かに操られている。

 

そこに僕の意思などない。ただのお遊びで

 

作り上げられた、魂の宿らぬ人形だ。

 

僕も。仲間も。魔物も。

 

…でも、それもそろそろ終わりだ。この世界の目的は”魔王を倒すこと”。

おそらくだが、充分な準備はできあがっている。

 

魔王を倒せば、きっとすべてが終わる。

このどうしようもなく理不尽な世界が終わるのだ…。

 

こんな世界なんて、早く終わってしまえばいい。

 

こんな苦しみが続くくらいなら、僕は”終わり”を、心から望む。

 

楽しみだ。早く僕らを解放してくれ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前までやってたゲームですけど

 

あれ、ラスボス直前にしてやめちゃいました(笑)

 

 

動画サイトにプレイ動画があがってて、ついつい見ちゃったんですよね!
それ見たら「あー、もういっか」って気になっちゃったので、
なんとなく気がそがれてしまい…(泣)

 

 

でもまあ、かなりキャラとかシナリオも気に入ってるし
ゲーム屋さんには売らずに、大切に保管しておこうと思います!

 

もう一生プレイしないかもしれないけど(笑)