チョコレートが好きだ。それはもう。

高級店の美しいチョコも、やっすい駄菓子のチョコも沢山食べる。それぞれの良さがある。

今までに「白味噌、黒にんにくを合わせたボンボンショコラ」や「日ごとに味が変わる熟成ガトーショコラ」など珍しいチョコ菓子なども好きで食べ歩いてきた。

 

仙台「チョコレートな関係」にて

もっと色々なチョコレートの可能性を感じてみたい。歯が全て抜け落ちてからでは遅いから。

というわけで今までに見たことがないようなチョコレートの珍しい組み合わせを食べていきます。めいと と申します。よろしくね！

 

チョコ×ベーコン

肉とチョコの出会いはあまり想像出来ない。

この組み合わせ、アメリカでは結構食べられているという話だ。そしてかなり前の日付だが、よくウイスキーに合うおつまみをポストしているニッカウヰスキー公式アカウントでもおすすめしているツイートが見られる。

 

ていうかもう8年近くおつまみをツイートし続けている？脱帽だ。お酒に合うと聞いたらテンションが上がる。やるぜ！

デカいチョコをベーコンで巻きつけるみたいな食べ方もあるらしいが、自分はチョコベーコン初心者なのでツイートのようにコーティングする形で作ってみよう。

 

ベーコンをカリカリになるまで焼いて

 

溶かしたチョコを塗って固まるまで冷やす。簡単だ。ミルクチョコとブラックチョコの2種類を用意してみました。

 

さあどうだ。ちなみに冷やしすぎるとお皿にくっついて大変なことになります（大変なことになったのでお皿を変えました）

ニッカおじさんに倣ってウイスキーと一緒にいただきます。気になる味は…

 

しょっぱ甘で美味！！！

これは、結構いける。好きだ。チョコがちゃんと意味のある甘さだ。

ベーコンの邪魔をしていないし、むしろ旨味を引き出しているかのよう。後味の甘さを洗い流すようなウイスキーも最高！自分で作るのは面倒だけど、BARのおつまみとかであったら全然頼んじゃうな。

 

不思議な食べ物だ。パリパリの食感も良くて、個人的にはブラックチョコレートの方がおつまみ感あって好みです。これは驚きの美味さだね。是非試してみてください！！！

 

チョコ×アボカド

アボカドは和食でも洋食でも活躍する器用な食材なので、チョコとも上手くやっていけるのかな。自分はアボカドが大好きなので期待です。

 

チョコベーコンと同じく、溶かしたチョコを塗りたくります。アボカドはしっかり熟しておりトロトロ。

 

おらぁ！アボカドが柔らかいのでコーティングが難しい。2切れくらい潰してしまいました。

こちらもミルクとブラックの2種類でコーティング。こっちもウイスキーに合うか……？

 

めちゃ合う

アボカドのねっとり感がパリパリのチョコと組み合わさって素敵な食感になってる。これはあれだ。チョコバナナっぽい。

下手すりゃバナナより甘く感じる。異国のスイーツみたいでいいですね。こっちはブラックよりもミルクの方が美味しい！

ベーコンもアボカドも、チョコを塗っている時の不安が凄いので落差が凄い。ホワイトチョコとかでも合うかもしれないですね。

 

チョコ×たくあん

たくあんチョコレート「夢」という商品を購入しました。「夢」、良い名前すぎる。

たくあんとチョコが本当に合うのか分からない。市販のたくあんにチョコレートをコーティングするというのは、どこかのyoutubeチャンネルでやっていたな。不味そうに悶えていた。愉快。

 

こちらは山形の漬物展示品評会で「農林水産大臣賞」を受賞しており、味の方は大臣のお墨付きである。

砂糖漬けのたくあんにチョコレートがコーティングされており、レモンを少し効かせたスイーツたくあんとのこと。

とは言ってもたくあんのイメージからチョコレートとの親和性がまったく想像できず、味は不安だ。スイーツたくあんってジャンル、何なんだ。

 

食卓に添えてみたけど確かに違う。これはスイーツなんだ。たくあんというより柑橘類のようで、オランジェットに近いものを感じる。

食べてみましょう。

 

フルーツ？！

砂糖漬けだからか、たくあんって感じが全然しない。食感もポリポリではなくドライフルーツのようなしっとり感。こりゃ美味しいや。

チョコも甘すぎず、たくあん本体の方が甘いまである。甘夏のような爽やかさもあって、白米と一緒に食べたら苦しむところだった。

これはかなり面白いし、手土産にもいいかも！たくあんと伝えずに食べても、予め伝えてから食べても驚きがある筈だ。

 

チョコ×醤油

「CACAO JANG（カカオ醤）」という商品を購入した。凄い。なんだこれは。

醤油味のチョコレートみたいな話ではなく、醤油とチョコ（カカオ）を合わせた世界初のカカオ醤油、という物だ。粒タイプとペーストタイプがあったが、粒タイプを購入。

 

原材料もそのままご飯のお供になりそうなラインナップだ。カカオ豆だけが異質。

とりあえずそのまま食べて、調味料自体の味をチェックしてみよう。

 

うわーーーーーしょっぱい！！！！！！すげ！！！！！！！！！！！

味は思ってた3倍しょっぱめ。そして風味はめちゃくちゃカカオの匂いだ！！！脳がバグる。

カカオの苦みなのか醤油の成分なのか、後味に甘さと苦さをほんのり感じる。そして後味の余韻が長い。味の濃さがずっと残ってる感じがある。

 

何に合うのか検討もつかないが、とりあえず醤油ということなので刺身に付けてみよう。スーパーの半額刺身、カカオと出会う。

マグロ、イカ、サーモンと用意しましたが果たして…

 

ふむ……

 

ほう……

 

普通の醤油がいいかな！

いや、なんか美味しくないってわけではないんですが、わざわざこっちの醤油は選ばないなって感じ。

というのもカカオ醤自体の味が強すぎて、全ての刺身をカカオ醤の味にしてくる。味を引き立てるどころか、主役の座を奪おうとしている。

これは危険な調味料だ。しっかりとしたレシピがないと、全てこの味になってしまう恐れがある。それか引き立て合う食材を探さないと。

 

パンだ。そもそもがしょっぱい味も甘い味もいける、それがパン。信頼を預けてトーストに塗ってみよう。醤油じゃなくてチョコ側にも立たせてみたい。

 

全然醤油味だ！

見た目はチョコトーストみたいだけど、とんでもなく味の濃いしょっぱトーストになった。朝食べたら一撃で目が覚める。

 

もうこれしかない。バニラアイスに何かを任せて失敗したことは人生で一度もない。全幅の信頼。

 

これでした

ありがとうございました。正解でした。しょっぱさもカカオの風味も、最後にバニラの甘さが全部包んでくれる。

今まで食べたことない味がして、ご当地で売ってる変なお土産のアイスみたいでかなり良い。「カカオしょうゆバニラアイス」

 

残りは照焼きチキンに添えたり、カレーにぶち込んだりしてみます。カレーは期待出来そう。他にカカオ醤の正解を知っている方がいれば教えてください！！！！！