こんにちは!
家でできる趣味増やしたくないですか?
そこでおすすめなのが
銀細工
です!
銀細工って一見大変そうですが、初めてでもできる銀粘土というのがあるそうです!
いっちょやってみっか!
銀粘土とは?
伝統的な銀細工って言えば、炉で溶かしたり、ノミとハンマーでガンガンやったりしなきゃいけなかったと思うんですよ。それこそ素人の出る幕はない職人の世界だったわけです。
でも銀粘土は普通の粘土のように手でこねたり、ヘラで模様をつけて成形できるので、初めてでもできるのです。そして成形後に火にかけると水と結合剤が飛んで純度 99.9%の銀細工になるというすぐれものです。
参照 アートクレイ
手順
制作にはスターターキットを使いました!
まず、簡単に手順をおさらいしましょう。
準備(10分) → 成形(10分) → 乾燥(30分) → 彫刻(40分) → 焼成(30分) → 仕上げ(20分)
計3時間はかからない感じですね。
彫刻の時間は意匠によって結構前後しそう。
準備
指輪のサイズを測定します。銀粘土は焼くと縮むので測定サイズより4号大きく作ります。
成形する
銀粘土、手にすると想像より重いです。
主成分は銀だもんな。
あとハンドクリームみたいな匂いがします。
指輪の円周より少し長めに指でコロコロ伸ばして、伸ばした粘土を棒に巻き付けて指輪の形に整えていきます。これは本当に粘土ならではのお手軽さ
簡単ながら成形は重要かもしれない。
厚みを一定にするのがとっても重要。
乾燥させる
自然乾燥だと1日かかるのでドライヤーで時短しました。ドライヤーをどうやって固定しようかなと思って試行錯誤してたんですが、ツナ缶が便利。
木の棒にはめたまま 20分 ブオーっと。
木の棒から外して 10分 ブオーっと。
ツナ缶は本当に便利。
彫刻する
乾燥が終わったら、リングの縁と厚みを調整するようにヤスリをかけます。
続いて、削る図像を鉛筆で下書きします。
「銀」の文字を、神聖文字っぽく崩しました。
銀の指輪に実際に「銀」と書いてしまうところが、おかしみです。
(今記事のオモロポイントは以上です)
何度も繰り返して線を深く刻んでいきます。作業のメインどころです。
焼成する
お待ちかね、指輪を焼成します。
家庭のコンロでOK。科学実験みたいですね!
一番火の強い、赤熱部分を見つけたら・・・
その上で10分間焼きます。
火をかけて8分くらいのとき、炎の中からリンリンと鈴の音が聞こえました。
もしかして、銀に変性していっているのでは・・・?
火を落としたら20分くらいそのまま放置して冷却します。
さらに水に一度つけて冷やします。
なんか大丈夫かな、次はもう仕上げパートなのにまだ白い粘土なんスけど。
あれ?さっきのリンリンは幻聴なの?立派な銀細工師になれるの?
仕上げ
こっからが魔法の連続なんです!
わかりますかね?金属光沢が。スチールブラシでガシガシやると、白い粘土が銀色に輝きだします。今日イチの感動がここにある。
なんかこう、封印された石像の表面が破れ、動き出すみたいな。そんな驚き。
続けて、粗目のヤスリから順に、ポリマーワックスまでかけていきます。
見よこの光沢!入射光と自由電子のおりなすすべての波長に対する全反射!原子番号47番、紛うことなき銀であります!「はじめての銀粘土体験セミナー」だったら文化センターの一室に参加者から驚嘆の声が満ちるシーンだわ。
ここで完成でも十分銀の指輪なのだけど、いぶし銀加工というのをします。
この赤い溶液を、
熱湯に数滴垂らすと即席の魔女の大釜が完成します。
大釜に銀の指輪を落とすと・・・
ああぁぁぁ!!!銀が!銀が!!みるみると・・・!
漆黒
磨くと銀色が戻ってきました。心臓に悪い・・・!
今日イチびっくりした・・・日輪刀かい。
余談ですが、銀のスプーンに毒キノコを乗せると黒く変色して鑑定ができるという迷信が昔あったそうなんだけど、この大釜の成分と同じなのかも。
そしてできた!
はい!こんな感じ!
くぼみの部分に残った黒で彫刻がはっきりしました。
いぶし前の輝きは、屈託のない笑顔のようでしたが、いぶし後は、悲しみを知りなおも微笑むかのような静かででしたたかな輝きになりました。
うむ、色気がある。
完成!
楽しい!!仕上げパートは、見た目がコロコロと変わっていって、最終決戦前に主人公チームの最強装備が揃っていくようなワクワク感がありますね。
半日で十分できるので、休日の午後とかにやると良さそう。
以上です。
特にオチとかないのでボツネタを画像ギャラリーからお楽しみください。