生活していると時々思うんです。
「一瞬だけミシンつかえたらな…」と
手縫いでも良いのですが、ミシンのダダダと縫える感覚が気持ち良いんですよね。手縫いよりも早く綺麗だし。
あの「縫い」に特化したメカがまあまあ当然のように家庭に存在しているという事実もかっこいい。
ミシン、欲しい。
しかしいわゆる「家庭科で使ったミシン」のような一人前の立派なミシンは一人暮らしの家にはちょっと重荷です。毎回準備も片付けも手間がかかるし何より置き場所に困る……。
そんな時に、グッドデザイン賞の受賞作をぼんやり眺めていた時に見つけたのです。
「子育てにちょうどいいミシン」を。
https://www.axeyamazaki.co.jp/products/kosodate/index.html
か…
かっこい!
「難しい操作や設定は、一切なし。使いたい時だけサッと取り出して、簡単・手軽に使えます。」
現代の子育てにあわせた、シンプルさと軽さを持つミシンとのこと。
私は子育てをしているわけではないですが、この見た目のスマートさと「シンプルな機能」という点にすっかり一目惚れして購入しました。
あと商品名が潔くていい。
私なら日和ってカタカナ4文字のそれっぽい名前をつけてしまうだろうな、ラクラクミシンとか……。
到着。かっこい…
先ほどの写真ではわかりづらかったのですが、一般的なミシンよりかなり小さくて薄い!
マットブラックでスタイリッシュな見た目はインテリアとも非常に馴染みます。
テレビの横に置いてもほら、
知らないメーカーのゲーム機っぽい。
本のように気軽に仕舞えるのも手軽ポイントが大きくて助かります。
ミシンの(精神的な)重さってあのカバーのつけ外しの手間が結構大きくないですか?
本体のカバーが無い分、針が剥き出しになってしまうのでは…?
と思ったのですが針カバーがガッチリはまり込んでいるので安心しました。
なんとこの針カバー、スマホ台にもなるそうです。針カバーが!スマホ台に!?
今の時代youtubeなどに作り方がアップされていることも多いので助かりますね。
しかも公式サイトのレシピページに飛べるQRコードシール付き。
こまか〜いところまで気配りができていて大変恐れ入ります。
つい作業の傍らに動画を見たくなる気持ちをぐっとこらえ次に進みましょう。ミシンってマジなので。
さて、ミシンを買ったらやってみたいことがありました。
ぬいぐるみの服を作る
子どものように可愛がっているSuicaのペンギンぬいぐるみをもっと可愛くしかったのです。
私は毎年このぬいぐるみを連れてスイーツイベントに参加しているのですが、参加回数を重ねて他のペンギンぬいぐるみオーナーの方を見かけるたびに「私のペンギン、個性なさすぎ…?」という気持ちになっていました。
なんてったってクリエイティブなペンギンオーナーの方は服を作るだけでなく、自作のぬいぐるみを作っている方もいらっしゃる。強い。
そのままの君でも十分可愛いのですが、せっかくイベントに参加するならおめかしさせてみたいのです。
私の手作りコスチュームで!
しかしこちらのイベント、ミシン到着日の翌日に参加が決まっていました。
既に夜中の0時、ミシンほぼ初心者の私は果たして間に合うのでしょうか。
ぬいぐるみの服を作ろう
すみません、普通に朝9時半までしっかり寝ちゃいました。
出発までのこり2時間半です。がんばるぞ!
今回のイベントは「いちご」がテーマなのでそれに沿った服を作っていきます。
まずはスカートから。
作り方はこちらのサイトを参考にさせていただきました。
一枚の布を折って縫ってゴムバンドを入れる!
非常に明快な作り方なので折鶴を作れない私も非常に助かります。
あ?
明らかに目算で布を切ったせいで足りてませんでした。
これはこれで貝に飲み込まれているみたいで可愛いかもしれませんが作り直します。
折りグセをつけるためにアイロンをかけたのですが、ハンガースチーマーしか持っていないためタンクの水が漏れてビッチョビッチョになりました。(クセもつきませんでした。)
今度はUSB給電できるミニアイロンを買おうと思います。
どうにかスカートが完成しました。
簡単な作りですが、実際に形になって履かせると「フ…♡」という笑いが漏れるほど嬉しいですね。
ゴム紐ウエストなので細かい調整をする必要がなく楽です。
帽子を作ろうとしたのですが、ペンギンの頭が浅くうまく被せることができなかったため、フェルトで作るヘアバンドに作戦を変更します。
あ〜〜〜〜〜〜
時間も余裕も無いねえ!
でもミシンが小さいので机のスペースが有効に使えて助かります!有効に使えてますかね!?
縫う範囲が小さすぎたり、生地が厚すぎるものはミシン縫いに向かないみたいです。
「留まればいい」の要領でホチキスを駆使していきます。
(人体用の洋服にお裁縫をする際にホチキスを使用するのは危ないのでやめたほうがいいかもしれません。)
できました。
完璧じゃん。
ちょっと銭湯帰りっぽさはありますが良いでしょう。
所用時間はおよそ1時間半、何よりもミシンの準備や片付けが非常に楽だったためお裁縫にしっかり時間を使うことができました。
こうして無事イベントの開始時間には間に合い、私はいつもよりさらにかわいいペンギンを連れてケーキを食べることができたのでした。
※こちらのイベントは緊急事態宣言前に開催されたものです。
今回はミシンをガンガン使うお裁縫ではありませんでしたが、ミシンを使うことが億劫にならない、時間がなくてもお裁縫をしてもいいという気持ちになれる「ちょうどいい」手軽さを実感できて非常に良かったです。
また簡単なものから作り始めてみたいと思います。
キャベツを食べるウニ好きすぎてタオル作った
手拭くと取り合いみたいになる pic.twitter.com/9jQ0Bh4X72— たばね (@_tabane) April 22, 2021
ちなみに、ミシンを買った理由の一つに「キャベツを食べるウニのタオル」のウニの部分を作る目的があったのですが、裁縫範囲が狭すぎて糸が絡まった結果、針の上下運動に巻き込まれたウニが大暴れして怖かったです。(結局手縫いになりました)
適材適所で使っていきましょう。
(おわり)