この世で一番どうでもいいもの、それは他人の内輪ネタだ。それををたくさん並べたらなぜか面白い記事の第五回だぜ。

 前回はこちら

 溺れるほどたくさんきてるから全部は紹介できないことをご了承くださいね。でも全部ちゃんと読んでるからね。

 

変な先生や印象的なエピソードが内輪ネタになったタイプ
『エピソード型』

ベジータごっこ

JCだった当時、手を広げてグルグル回転し目が回った状態で腕立て伏せをすると地面に吸い込まれる感覚がある事を発見。

これを反重力装置に見立てた「ベジータごっこ」と呼び毎日5~6人で昼休みに狂ったように回っていた

なんちゅう

  JCが狂ったようにベジータごっこを……

 

セルフ

背が低かったのでよくぞんざいに撫でられていたのですが、ある日あまりにも雑で、撫ですらせずに手を置くだけの奴が出てきたので、頭を前後左右に振りながら「セルフなでなでー!!」みたいなことをしました。そしたら暫く流行って、みんな撫でられる時は頭を自分で振りながらセルフで撫でられてました。

ちび

  萌四コマの人間の発想。

 

ジュラ紀

高校の部活の合宿の際、めちゃくちゃ安いとこに宿泊したのですが、そこの朝食でインスタントの味噌汁、さばの味噌煮(おそらく缶詰め)、ご飯、そしてめちゃくちゃデカイそのまんまの葉が盛られたサラダが出てきました。

食べ終わった後に「サラダヤバくなかった?ジュラ紀の大きさだよねあれと発言したところそれがウけ、そして時がたつごとに意味が変化し、ジュラ紀=安い宿泊施設という意味になり、一年がたとうとした頃に顧問と来年の合宿について話す時に「もうジュラはやめましょうよ!ノージュラでなんとかお願いします!」というような会話をしていました。

seetake

 恐竜が食ってたのと同じ食事だもんな。

 

友達っていう関係だから

家族で話をしていた際、そういえば転校生来たんでしょ?男子?かっこいい?と妹(9歳)に聞くと、「うん、まあでも私と○○は友達っていう関係だから……」と言い出したのが全員のツボに入り、しばらく家族間で「まあ私と○○は友達っていう関係だから……」と意味深な顔で言うのが流行りました。

(例:ドラマを見ていて中村倫也かっこいい!という話になった時に、「まあ私と倫也は友達っていう関係だから……」知り合いでもないのに意味深に言うなど)

しをん

 いい頃合いでやめてあげて。

 

ぷりんぷりんパイ

中学三年生の、進路を考え始める頃の話です。

 

部活の仲間数人で下校中、それぞれが受ける高校について真面目な話をしていた時、同じく下校中の小学生が『おっぱいのぷりんぷりんパイ!!!』と絶叫しながら走り去っていきました。

みんな爆笑して真面目な空気は吹き飛んでしまい、家に帰るまで「アレ何て言ったんやろ?」「アレはおっぱいの、おっぱいの……」と最後まで言えずに笑ってしまうことを繰り返し、卒業するまで「おっぱいの……」と言うだけでみんな笑って何も言えなくなってしまう体質になりました。

レンガ職人

 受験生とクソバカ小学生のコントラストが美しい。

 

ボリンゴ

チョコレート菓子の『ガルボ』の名前をどうしても思い出せなかった高校時代の同じクラブの友達が、必死に頭をひねりうろ覚え状態で放った「ボリンゴ」という言葉が部活内で流行った。「(お菓子を食べながら)これってなんて名前なんだっけ?」と誰かが発し、「……………(長いタメ)…ボリンゴ」と答えて爆笑するという流れが卒業するまでの1年間続いた。今でも当時のクラブメンバーに言うとみんな腹を抱えて笑う。

煮鱒

 ギリ伝わりそうなのが良い。

 

殺法

中学の頃、経緯は忘れましたが口パクで何を言ってるか当てるゲームをしており、私が[太宰府天満宮]と口パクを行ったところ、友人が嬉々とした顔で自信満々に「イササカトウサッポウ!!!」と答えました。

そもそも違うし、知らんしで、友人に何それと聞いたところ友人は当然のように「知らない」と答えました。

自分が知らない言葉をさも合ってるように言い放った友人がもう面白く、イササカトウサッポウの語呂の良さから中学卒業まで友人との間でイササカトウサッポウが流行りました。

しゃむ

 これくらい自信満々に無い事を言えるようになりたい。

 

しまむら

高一の頃、クラスの仲良いグループで昼休みによく人狼をやっていました。

ある時、その中の「しまむら」という友達が占い師と名乗り出て片っ端からコイツ人狼と言う破茶滅茶なプレイをし、最後役職を見たら彼はただの市民でした。役職が無くてつまらんからそんな事をしたそうです。

それ以来そのグループでの人狼では市民のことを「しまむら」と呼ぶようになり、「いや、俺は人狼じゃないただのしまむら」や「彼を占ったらしまむらでした」とクソ真面目に追放会議してました。

何故かいつも霊媒師

 真似するときは気心がしれた仲でやろうね。

 

カニ

中学生の頃、おもんない男子が「確かに」と相槌を打つ時に「確かにカニと言っていたのですがおもんないため誰も使いませんでした。しかしその話を部活内(女子だけの演劇部)でしたところ何故か流行ってしまい、その日から部活の中では普通に相槌を打つことは許されなくなり同意を示す際には「確かにカニ!!!」と大声で言わなければ無くなりました。

君の「確かにカニ」は実はひっそりと流行していたよと、あの時のおもんない男子に伝えたいです。

桃の木

 どんなクソギャグでも輝けるところがある。

 

浅はか

高校生の頃、若くて可愛い女性の先生が休日に男性といるところを目撃した生徒が「先生、あの日一緒にいたのって彼氏ですか!?」と聞いたら、実は先生のお兄さんだった、ということがあった。その時先生が「浅はかですねぇ~」というセリフを発したのだが、その絶妙なイントネーションと間延び具合が面白くて誰かがちょっとずれたことを言う度に「浅はかですねぇ~」というのがちょっとだけ流行った。

無記名

 エピソードが良すぎる。

 

強い仲間意識や友情が生んだタイプの内輪ネタ
『ハイコンテクスト型』

なで肩

中学生の頃、友達と部室に向かうときにエナメルバッグが重くて肩からずり落ちたときに「なで肩ですけん」と言うのが流行りました(そんな方言のある地方ではない)。発祥は覚えていないし何が面白かったのかも分からないのですが毎回笑っていました。

高校もその友達と一緒で一緒に登校していました。そのときもスクールバッグが落ちたときには毎回「なで肩ですけん」と言って笑っていました。途中から言われると「それホントはなんも面白くないけどな」と返すまでお決まりの流れみたいになっていました。

おおもりごはん

 九州男児キャラとなで肩の奇跡のような合わなさ。

 

ケプラー

内輪ネタ記事今回も面白かったです! 自分のを送ります。

高校時代、芸術鑑賞で天文学者ケプラーを題材にしたオーケストラの公演を観たとき、休憩時間に友人が焦ったような顔で「誰かあれ持ってない? ケプラー!」と聞いてきました。

トイレに行こうとしている状況だったので、その場の全員が生理用ナプキンを指していることを一瞬で理解しました。女子校ということもあり、普段は普通に「ナプキン持ってない?」と聞くのですが、その場には他校の生徒もいたため隠語として咄嗟に「ケプラー」を使ったようです。

その後学校内でもナプキンをケプラーと呼ぶのが数人の間で流行り、生理自体や生理中の不快感をも指すようになりました。

じゅぴ

 これはその場の人たちの察しの良さに普通に感心してしまった。

 

英国

図書館司書資格を取るための授業がある大学に通っていました。使用する教材の中に、巻末に図書館関係の用語集・略語集のようなものが付いている本があり、その中に「BL=British Library(英国図書館)」という項目がありました。当時よく一緒に授業を受けていた友人が全員オタクだったこともあり、BLのことを「British Library」「英国図書館」果ては「英国」と呼ぶのが仲間内で一瞬流行りました。(例:「この前貸した英国読んだ?」など)

MS大王

 これぞハイコンテクスト型。

 

お恵み

今思うと悲しいしめちゃ卑しい光景なのですが、運動部だった学生時代はみんな飢えていたので誰かがカロリーメイトやポカリを持っていると寄ってたかって手を器のように差し出し、「お恵みを…」とやるのが流行りました。(ポカリスエットも手に注ぐ)

部員が多かったのでカロリーメイトもポソポソバラバラの粉状態になったもの少ししか貰えないのですが、“お恵み”をいただいた方は慌ててヒュッ!と吸い込みありがてえありがてえと大袈裟に喜びます。

部室に置いてあった賞味期限切れの粉ポカリスエットもまれに部長からみんなに少しずつ配られる”お恵み”だったので喜んでヒュッしましたし、水道の水もお恵みなので休憩時間に他の部を差し置いて我先に取り合って笑っていました。が、取り合いの様子はマジでした。

他校に練習試合に行ったときにも水道を見つけてはお恵みじゃん!!!とみんなで駆け寄って後輩先輩関係なくお恵みを奪い合っていましたが、部長がやってくるとお恵みを譲らなくてはならない鉄のルールがありました。(部長が去るとまたお恵みを奪い合う)

ヒュッ

 ここまで飢えても分かち合っているのが偉い。

 

高校時代、他のクラスは男女の割合がほぼ同じだったのでお互いに恋愛したり女子はオシャレしたりキラキラしてたのですが、うちの学科は明らかに女子の比率が高くてほぼ女子高のような学生生活を送ってました。

なので編み込みヘアやコテで巻いてくるなど気合の入れた髪型をしたり、ほんのりメイクをして登校すると「女やん!!!」「女が来た!!!!」と一日中「女」と呼ばれる文化がありました。

料理や裁縫などは「労働」とみなされる為女呼ばわりにカウントはされません。本人が楽しんでオシャレしてることを「女」と呼び称賛し合ってました。

3年間の学生生活これがずっと続き卒業して10年経ちますが友人間ではまだ続いているので感覚が麻痺して同僚に「今日めっちゃ女やね」と言うと怪訝な顔で見られました。

カニカマ

 たしかに男もお前は「男」だぜって言われると褒めっぽいしな。

 

G

友人とドライブ中に急なカーブを曲がるたび、運転者ではない方(助手席に座っている方)が「ほっほっほ、Gが掛かっておりますよ」と鷹揚に笑い、運転者が「Gじいや!ありがとう、じいやのお陰でGが掛かっていることに気付けましたわ!」と返すという一連の流れがあります。ラリーはそれだけで、くだらね〜!とひとしきり笑って終了です。

ぐいんと揺れたり引っ張られる感覚を指してなんとなくGを使っていますが、それが本来のGなのかはお互い分かってないし、Gじいやという語感だけを重視しているので別にGがどんな意味でもいいかなとは思っています。

ドライバー

 くだらね〜! けど良い。

 

逆セックス

仲良かった異性の友達と俺ら絶対セックスしないよなーみたいな話をしている時にあ〜〜気持ちよくない!とかイかなそう!イかないでいい?とか叫んで遊んでいたら「逆セックス」というノリが生まれました。そしてそれで深夜高速の替え歌で「行こうぜ 行こうぜ セックスの逆へ〜♪」というのを作ったのがウケて、どっか行こうみたいな話になるたびにセックスの逆へ〜と言っていました。

あとセックスすることを「逆セックスをしない」とも言っていました。

うさちゅ

 逆セックスはもはやセックスだろうが。

 

5.6.7.8

同じダンスサークルに所属してた友人との間で。ダンサーがよく使うカウント「5.6.7.8(ファイブ、シックス、セブン、エイト)」 を2人ともなぜか異様に気に入っていて、その”せーの”的な意味合いから派生して「準備をすること」のニュアンスで使ってた。発音は短縮気味に

「お前、ちゃんとファイシッセブェイしてんの?」

「まってこれからファイシッセブェイするから」

みたいな感じで言うのがポイント。若干キザくさい感じでサラッと言うのがミソ、みたいになってるネタだけど、どうもツボで半笑いになってしまう。鉄板ネタ。

ポッチャマ

 こういう業界ならではのやつ大好き。

 

おどけて

ひょうきんで可愛い友達がいる。

真面目な話をしている時も、しょっちゅうふざけるため、「すぐそうやっておどけてはぐらかす!」と言ったところ、そのフレーズの詩的さに後になってから二人でツボり、それからどちらかがふざけたときには「またおどけてはぐらかす………」「…へへっ!」というやりとりをすることが流行った。

暴れ馬

 ずっとそのままの二人でいて。

 

おっぱい

小学4年生の時、「おっぱい」という単語はタブーでした。

授業中に発言しようものなら次の休み時間に軽く噂になるくらいには。

ある日資料準備室という物置の掃除を親友2人と共に命じられた時、閉鎖的な空間と信頼できる人物が集まっているという状況にテンションがあがり、そこそこ大きめの声で「おっぱい」と呟きました。

親友2人は顔を見合わせ、おそるおそる「おっぱい」と呟きました。

おっぱいのタブーから解放された我々は肩を組みながら「おっぱい」と連呼してぐるぐる回り、その後に笑い転げました。

10数年経ち、3人で集まることも少なくなってきましたが、居酒屋の個室を開けると「おー おっぱい」というのが定番の挨拶になっています。

 世界一可愛い共犯関係。

 

もはや完全に意味がわからない
『意味不明型』

風邪を引かない儀式

小学校の高学年の時のことです。男子達が冬休み明けの昼休みに一斉に教室からいなくなり、次の時間に濡れた状態で帰ってきたので先生が何をしたのか尋ねると彼らは「風邪を引かない儀式をした」と言いました。内容は「コート類を身に付けずに雪の中へ飛び込む」というもの。明らかに苦行ですがなんか皆楽しそうでした。

如月天吏

 ウルトラバカ。

 

冷水機

小学校低学年のころ、休み時間に冷水機の水を限界まで飲むのが、友達2人の間だけで流行りました。

学校の冷水機がぬるかったりキンキンに冷えていたりと、一定の温度ではなかったので、冷たい分の水を全部飲んだらぬるくなると思っていました。

ぬるくなってくると、そろそろだ!ぬるい!と興奮して騒いでいました。 飲みすぎて次の授業では2人とも若干グロッキーになっていたのは今でも2人の間で笑います。

ウォータークーラー

 全く意味のない挑戦が小学生的で良い。

 

ポリポンポン

小学生時代、理科の授業中で使った「試験管を立てる器具」の名前を、友人がテキトーに「ポリポンポン」と言って以来、しばらく内輪で流行りました。 ポリポンポンのせいで、正式名称が全く思い出せません。

巻尺スカイバード

 テキトーにも程がある。

 

高校時代、私含めクラスの仲間たちは、トイレでうんこをする時は基本的に鍵をかけず、必要に応じて個室のドアを開け閉めし合っていました。

大体はそれだけなのですが、ある友人の時だけそいつが脱糞中に全力で水洗レバーを押しに行き水を流すという習慣がありました。そいつ曰くそれをされるとケツがふわふわするらしく、毎回「ウワーーーーーーーーッ!!!!!」と叫ぶのでとても面白く卒業までやり続けました。

無記名

 まともな部分が一切ない。

 

人面魚

『人面魚ー!!!』と言いながらタッチする 謎の鬼ごっこ

クソほど流行っていた

ヘックションまもの

 なんで。

 

消臭

高校の頃、まあまあ権力を持った面白いクラスメイトのくしゃみが「シュッ」という音で、何のきっかけだったかは分からないのですが日本史の時間だけその子がくしゃみをするとみんなが「消臭?」「ありがとう!」「○○のおかげで空気が綺麗になったわ」と声をかけ、その子は満更でもなさそうにみんなに向かって手を振るという一連の流れがありました。

 日本史の時間だけなのはなんでなの。

 

イオン

中学時代に特定の友人との間で、突然相手の肩についたゴミを取る動作をして「おい!お前肩に…これ……イオンモールだ!!!」と言う遊びをしてました。大型商業施設なら何でもOKです。デカい所を言っても「おぉっ!すげぇっ!」っと盛り上がるし、突然近所のスーパーとかにランクダウンさせても「なんだぁ~」と盛り上がりました。

○○店とか地名を足すのも規模が変わるので楽しいです。

無記名

 そんなところにまでイオングループの進出が。

 

モス吸い

高校生の頃、私と友人の間で好きだったやりとりです

パン、レタス、トマト、お肉、レタス、(1拍おいて)パン。と言いながらそれぞれの素材を吸うまねをしてくれるのですが、その様子が妖怪みたいだったので「モス吸い(モスバーガー吸い)」と名付けて楽しんでいました

発現したきっかけはもう覚えていないのですが、私が「モス吸いして」というといつでも全力で吸ってくれて嬉しかったのは覚えています

無記名

 わざわざバラバラにして吸うあたりが妖怪っぽいよな。

 

That’s The Way

小学生中学年ぐらいの頃の友達との家での遊びといえば「ざっざうぇい」でした。 KC&ザ・サンシャイン・バンドの「That’s The Way」のイントロを口ずさみながら、物干し竿の両先端をそれぞれ掴んで労働させられてる奴隷が押してるレバーのように真ん中部分を中心にぐるぐる回るだけの遊びでした。

これだけ一時間も二時間も遊べました。僕はポケットピカチュウの歩数も稼いでいたので一石二鳥でしたが一緒に遊んでいた高橋さんはそれもなかったので全くの無意味でした。

ざっざうぇい

 本当になんでそんな事始めたの。

 

キティちゃん

同じクラスの友人がキティちゃんを見る度に大爆笑してしまう病気にかかっており(現在進行形です)、みんなが異常にキティちゃんグッズを購入しているのが非常に楽しいです。

お弁当を包む布やネクタイピン、シャーペンなどとにかく日常にキティを取り入れるのが毎日めちゃくちゃ楽しいし、それを見て「ちょっ、ま、ヨホホハハハ!!?!」みたいな笑い方をする友人もめちゃくちゃ楽しそうです。

数年後に思い返したら何が楽しかったのか全然分かんないんだろうなと思います。

無記名

 今だけの輝きを大事にして。

 

 以上第五回だった。みんなはどんな内輪ネタが好きかな。俺はハイコンテクスト型を読んでると「そうそう内輪ネタってこうだよな~」と思うし意味不明型を読んでいると気が狂いそうになるよ。

 皆さんもこれを読んで「そういえばうちも内輪ネタがあったばい」と何か思い出したらぜひこのフォームから教えて欲しい。ちゃんと全部読んでるから同じの何回も送ってこなくて良いぞ。記事がまたウケたらまた紹介するかもしれない。