こんにちは、山口です。
2016年7月9日(土)・10日(日)の両日、京都で「BitSummit 4th」という国内最大規模のインディーゲームの祭典が開催されました。
インディーゲームの祭典「BitSummit 4th」。
……が!今回ブロスで紹介するのはこっちじゃありません。同じ日に開催されたもう1つのインディーゲームのイベント、「MEGABIT CONVENTION」というイベントのほうです。
このイベント、何がすごいかと言うと
BitSummitの会場となったみやこメッセの……
通りを挟んだ向かいで開催されてるところ。日時と場所がかぶったのは”偶然”なのだろうか、あるいは……?
なんだかとっても気になるMEGABIT CONVENTION、潜入してきました。
よりインディーインディーしたカオスが広がる
会場に入ってまず目に入ったのがこちらの格闘ゲーム。
「Brief KARATE FOOLISH」。タイトルからにじみ出る「なんかヤバそう感」。
実際にプレイしてみると……
完全に身内集めて撮影しただろ!という、ブリーフ着用のファイター達。開発者の方によると「自宅に呼んで撮影しました」とのこと。やっぱりそうだった。
ぽっちゃり体型が多い中、ぼくは分厚い本をもった「ガリガリ」を選択。コマンド式の必殺技やバックステップに残像のエフェクトが施されてたり、内容はしっかりとした格闘ゲーム。もてる技術を全力でネタ方向に振り切った快作でした。
こちらはサークル・デスモフモフさんが制作する、猫をモチーフにした弾幕シューティングゲーム「ネコネイビー」。猫が好きで、猫が登場するゲームばっかり作ってるとのこと。
サークル名に「デス」がつくだけあって、かわいい見た目とは裏腹にめちゃくちゃな数の弾が飛んでくる結構な難易度。「猫の真ん中にある円が当たり判定なので、けっこう避けれますよ〜」とのこと。
……だけど、シューティング初心者にはそれでもじゅうぶん難しい!ボムを使うタイミングをミスり、惜しくもゲームオーバー。
そしてこちらはoverload Gamesさんの鉄道会社経営シュミレーションゲーム「鉄道事業戦略」なのですが……。
あれ?ゲームがないぞ?と思ったら「ここで長時間プレイするわけにはいかないだろうから、プレイレポートを持ってきました」と、なぜか昨年のBitSummitのTシャツを着ていた作成者のぷーすけさん。
昨年のBitSummitのTシャツを着用。
しかし、読んでみるとめちゃくちゃ細かい!客層も3種類に別れていて、それぞれ鉄道の利用の仕方が違う。混雑具合など、そのへんも考慮しながらうまく経営をしないといけないらしい。
細かすぎて、思わず笑っちゃうぼく。
会場でもひときわ異彩を放っていた「THE PLUNGER MAN」は、メガドライブ 新作オリジナルゲーム。
SEGAもゲームハード事業から撤退した現在に、なんでメガドライブなんだろう??聞いてみると「単純に開発に慣れてるから」と製作者のチョコ山さん。深い意味なかった。
このゲームをプレイするには、ファミコンのパワーグローブを使います。つまった便器から飛び出してくるウンコが少年少女に当たらないよう、空中にある間に殴って破壊するとのこと。
途中からとんでもない量のウンコが飛び出してくるので「最後にウンコしたやつ誰だ!」「お前らもうずくまってないで逃げろよ!」と一人で大騒ぎをすることに。
インディーゲームの「もう1つの可能性世界」が広がる
その他にも、「企業が出していてもおかしくないゲーム」はもちろん「絶対企業では出せないゲーム」も展示されていました。これぞインディーズ。インディーゲームにおける「もう1つの可能世界」を垣間見れたような気がしました。修羅に対する羅刹。カレーに対するハヤシライス。それがMEGABIT CONVENTION。
BitSummitもいいけど、独自の進化を見せるこちらのイベントに今後も要注目!