こんにちは。たかやです。

先日地元に帰省しました。これはその時の話です。

 

まずは僕の地元を紹介させてください。

僕の地元は長野県の南部。見渡す限りに山が広がります。自分は高校を卒業し、県外の大学に進学するまでの18年間をこの地で育ちました。

 

「モールじゃないけどイオンはある」

「深夜アニメは映らないが車を走らせればTSUTAYAがある」

「でも田んぼの方が圧倒的に多い」

 

いわゆる“地方都市”ですね。

 

若い頃の僕はこの土地から出たくて仕方ありませんでした。

 

都会の生活に憧れていた訳ではありません。

 

ただ、なんとなく。本当になんとなくこの土地を出たかったんです。

山に囲まれたこの土地で、息が詰まって仕方がなかったのです。

 

今なら、思春期特有の“ありふれた衝動”だったことは理解しています。

 

皮肉にも、地元を離れたからこそ地元の良さに気付きました。

ベタですがやっぱり空気は綺麗ですし、雄大な山が見せる四季折々の変化には心が癒されます。

 

また、長野県の阿智村は平成18年に環境省から「日本で星が最も輝いて見える場所」とのお墨付きを頂いています。

日本一ですって。名誉なことです。

 

シーズンにはナイトツアーも開催されています(↑の写真の「ヘブンスそのはら」で開かれています)。

興味を持たれた方は是非ともお越しください。

何もない、夜には明かりがほとんど消えてしまうからこそ得られた名誉ですが…

 

いまは地元を離れています。

それでも、僕はこの土地に産まれてよかったなと誇れます。

決して華がある土地とは言えませんが、僕を育んでくれたこの地元に感謝しているんです。

 

久々の実家

実家です。いいですね、この実家感。

大体の人が持つ“実家”のイメージを凝縮すればこんな実家が生まれるはずです(現にこれは実家)。

 

「仕事終わるの遅くなってなぁ。ありものでごめんなぁ」

母はそう言います。いやいや、そんな気にせんでくれ…!

 

むしろこーいうのがいいんだよ! こーいうのがなんか嬉しいんだよ!

 

「明日は3人で焼き肉でも行くかぁ」

そう父は言います。

 

お父さん、その気遣いだけで胸がいっぱいだよ。焼き肉なんていつでも食べれる(いつでもは食えんけど)。

むしろ、僕はこの歳になっても職に就かず、いまだに初任給で焼き肉の1つも奢れなくてごめん。

僕は、東京でもちゃんとご飯は食べてるよ。

 

あぁ…トウモロコシが甘いなぁ(泣)

 

帰省をするたびに、両親の存在に救われます。自分が両親に返せることはまだ少ないけど、少しずつでも親孝行していきたいなぁ…。

僕は両親に感謝しかないんです。

 

そして事件は起きた。

自室です。

地元を離れてからも、僕が使っていた勉強机はほぼそのままにされています。

 

…ん?

勉強机に落書きがされています。どうやら、昔の僕が書いたようです。

若気の至りとはいえ、親が購入してくれた勉強机になんて愚かな所業。

大人になってお金を稼ぐ大変さがわかった今だからこそ、勉強机を買ってくれた親には感謝しかありません。その机に落書き。反省しなければなりません。

 

 

…なんと書いてあるのでしょう。

 

 

Fuck Fuck Fuck Fuck Fuck Fuck Fuck Fuck Fuck Fuck Fuck Fuck Fuck Fuck Fuck Fuck Fuck Fuck Fuck Fuck Fuck Fuck Fuck Fuck Fuck Fuck Fuck Fuck Fuck Fuck Fuck 

 

あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ああ゛あ゛あ゛ああ゛あ゛あ゛ああ゛あ゛あ゛ああ゛あ゛あ゛ああ゛あ゛あ゛ああ゛あ゛あ゛ああ゛あ゛

 

Fuck Fuck Fuck Fuck Fuck Fuck Fuck Fuck Fuck Fuck Fuck Fuck Fuck Fuck Fuck Fuck Fuck Fuck Fuck Fuck…

 

うあああああああああああああああああああ!!!

 

「中指を立てたイラスト」

いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ

 

「“お前を殺すぜ”のドクロ」

ひぃっ…! 

 

「オリジナルキャラクター」

おげぇーーー!

 

 

 

く…

 

くっ……!

 

誰か僕を殺してください。可及的速やかに、僕の息の音を止めてください。…あああ!

 

というわけで、これが本題です。久々に帰省したら自分の勉強机に「大量のFuck」が書かれているのを発見したんです。もちろん犯人は厨二時代の僕。殺してくれ。

 

…これを書いたときの記憶はマジでありません。でも大体察せます。

 

当時の僕

嬉しかったんだよね?!

厨二病全盛期の僕は、英語辞書で「Fuck」の単語を見つけたことが嬉しかったんだよね? 嬉しさのあまり、机にたくさん「Fuck」って書いちゃったんだよねぇ!?

わかるんだよ! お前は俺だから! ボケー!!!

 

(あと「エア・ギア」に登場する咢というキャラに憧れてたのもある)

 

 

「Fuck」の文字もだけど、この中指を立てたイラストもマジでキツい…。

 

落書きと関係ないけど、なにこの茶色いの。カレー? 汚すぎる(絵の具でした)

 

 

きつい…。マジできつい…!

そして取り返しのつかないことをやってしまった。一時の衝動でなんてことを…。

お父さんお母さん、大切な勉強机にごめん…!!!

 

…このイタズラ書きを消すのは簡単です。でも、果たしてそれでいいんでしょうか。

僕は決めました。この落書きは、自分が一生背負っていかねばならないと。

 

そこで…

 

Tシャツにしました

 

シャツになると、よりダセぇ~

僕はこのくそダサいシャツを一生着ていきます。それが罪を背負うということなのだから……。

 

以上が「帰省したらクソダサいファックを発見したのでTシャツにした話」です。

みなさんも、一時の衝動に身を任せるのはやめましょうね。

お父さんお母さん、過去の自分が本当にごめんなさい。いつか、ちゃんと謝るから…。

 

 


 

 

 

 

 

 

 

聴いてくれ!

 

俺は田舎生まれ田舎育ち

いまだにできねぇ独り立ち

 

 

18で離れた故郷

威勢だけのバカげた虚構

 

あの頃の俺は何と戦っていた?

自意識だけが肥大。導きだけが期待。

 

住んだ東京。家賃は数万。

来んだ望郷。ふとした瞬間。

 

俺は何が欲しかった?

成功? 栄光?

 

才能。運。見えないモノに追い込まれる日々。

すり減るやる気。売れてる同期。

履歴書の空欄。人生にヒビ。

 

気づけば20。低めな収入。

同級生はどんどん結婚していくぜ(最近も友達の結婚式に参加しました。おめでとう。いえーい!)

 

胸を張れない帰省。上を向けない姿勢。

 

それでも実家のお布団は…暖かい……

暖かい…

暖かい…

暖かい…

 

 

シェケシェケシェケシェケシェケシェケシェケシェケシェケシェケ

 

うおおおおおおおおおお!

 

贔屓の地元は暖けぇ!

地域の仕事はやっぱすげえ!

 

田んぼ!散歩!

山!ヤバッ!

星が綺麗! 良きな地形!

 

深夜アニメやってねぇ!

車がねぇと田舎は住めねえ!

 

スローライフ? 苦労だいぶ!

 

それでも俺の地元は最高さ!

いつかは俺も地元に還元!断言!

 

そしていつかは親孝行!

 

連れてきたい。高級料亭

してて期待。For you料亭!

 

迷惑ばっかりかけてごめん!!!

 

俺は地元にマジ感謝!

俺は両親にマジ感謝!

 

俺は地元にマジ感謝!

俺は両親にマジ感謝!

 

俺は地元にマジ感謝!

俺は両親にマジ感謝!

 

 

俺が言いてえことはそれだけさ!

今は言うことしかできねえけどさ!

それが俺の伝えたかった…

 

 

ファッキュー!!!

 


次に帰省したら、親に自分のお金で焼き肉を食わせてあげようと思います

<おわり>