旅行大好きリックェです。
今日話すのは

です。

ねぇ、このテーマで心動かない人間いる?

動かない人は、スプリガン読んでない?おいおいマスターキートンも!?

 

 

2012年の思い出話です。

そのころ仕事やめてプラプラ中南米旅行をしていました。マチュピチュのふもとの町は伊豆だったこととか、チチカカ湖の水上で暮らしてる民族の話とか、色々話したいことあるんですが(読みたいって声あったら書くかも)今回はともかくペルーの遺跡馬の話をしたいと思います。

 

 

アクセルと名乗る、ペルーの首都クスコに破天荒なツアーガイドがいたんです。何度かツアーお願いしていて、仕事はいつも真面目で同い年の髪のきれいな謎のオレンジ色の飲み物をいつも持ち歩いてる男性ツアーガイド。

ファイブミニ?

その日は、おまかせ1日ツアーガイドをお願いしていました。
草原にバンで乗り付けると

 

「馬で遺跡を目指す。行こう」

 

あのですね、いきなり馬乗れって言われても乗れないって。一般的な日本人の乗馬経験ってワンダと巨像を除いたら、ほぼ0じゃない?そんなチャリンコ感覚で言われても・・・

 

「乗り方はバイクと同じだ、右手を引けば右に、左手を引けば左に曲がるからOK?」

 

それだけ言って、アクセルのやつ、もう馬をスタートさせたんですよね。

追わなきゃ。マジで?

ていうか、前提、馬の背中に上がれないんですけど?

馬って壁なの?登れんくない?

もうとにかくなんとかよじ登って(ごめんね登り方ヘタでって気持ちで)、雰囲気で馬の脇腹ちょいちょいって蹴ったら、急加速よ。すんげぇ速いのよ「パカポコ」とかそういうのんきなやつじゃない。

ドドドドドド!!!!

って。

なにこれ? STEEL BALL RUN?

 

 

それも丘だから、上下に揺れるので、尻つけて座ってらんないんですよ、自動的に中腰になって、これモンキー乗りってやつでは!?

ぼくはマンガの知識で生きてる!

 

 

ちょっとスピードに慣れてくると、馬上の視座ってすっげぇ高くて、一面緑の丘が見渡せるんですよ。もうねゼルダ(当時まだ発売前だけど)だよこれ。ブレス・オブ・ザ・ワイルドよ!野生の息吹感じちゃってた。

すげえんだ、前方の羊の群れに突っ込んでいって、メェェェーって左右2つに割って、べっしべし枝を喰らいながら森を抜けて、小川に到着して。小川の水ずっと飲んで馬は動かなくなって。馬を降りる。

こんな地球の歩き方聞いてないよ。

小川の上流は洞窟に続いていて、くるぶしまでずぶ濡れになりながら中に入っていくアクセルを追う、3mの崖を降りるルート。怪我してもこれ海外保険のカバー範囲外確定だなーと思いながらジャンプ。

真っ暗な洞窟を進むこと20m「営利誘拐かな?」と疑い始めたころに、4mの竪穴。希望の光、天の窓を目指してよじ登る。

と、そこは岩山の上。平原が開けそこに古い遺跡が点々としている。

さすがに感動したんだけど、その遺跡群についてアクセルは解説せず、代わりに「来年はここに天体望遠鏡を置いてナイトツアーをやりたいと思ってる」そう夢を語り、おもむろに缶ビールを出し、小気味いい音を立ててプルタブを開けた。

 

 

 

思い出しては、また旅にでかけたくなる。

アクセルもツアーガイド続けてるらしい。

 

 

うしじまいい肉写真集

今アクセルは、うしじまいい肉さんをフェイスブックでフォローしている。
どういう経緯なの?