垂金権造(たるかねごんぞう)とは、
マンガ及びテレビアニメ「幽☆遊☆白書」に登場する悪役キャラである。
宝石商、これでも人間だ。
妖怪・氷女(こおりめ)が生み出す宝石「氷泪石(ひるいせき)」を闇のルートで売り捌き、巨額の富を得て成り上がった人物である。
氷泪石が氷女の涙から生成されることから、氷女の少女を監禁・拷問しており、アニメ版にて「肉体に対するあらゆる苦痛はこの5年間やりつくした。もう悲鳴はおろか眉一つ動かさん」というセリフも言い放っていることから、彼の残虐非道な性格がうかがえる。
実際、作中での立ち振る舞いはまさに外道そのもので、救いようのないほどの悪党っぷりを発揮しており、垂金の悪党エピソードは枚挙にいとまがない。そのうえ最後は色々あって多額の損失を負って発狂した挙句、手駒だと思っていた妖怪に殺される。結局、金に物を言わせるだけで自身はなんの力も持たないやつなのです。
醜い成金の小悪党、それが垂金権造だ。
そんな誰からも嫌われるべく与えられたキャラクターデザインの垂金権造だが、あまりにもインパクトのある見た目と言動そして死にざまから、作中序盤で登場して数話で退場したにも関わらずコアなファンが多いキャラクターでもある。
筆者にとっても
・悪役(胸糞悪い相手)として完成され過ぎている
・嫌い過ぎて逆に魅力的だ
等の理由から、幽☆遊☆白書という作品を語る上で外すことのできないお気に入りのキャラクターである。