うーん、やっぱ戦姫絶唱シンフォギアは最高だな…
ストーリーも良いし登場人物も良い。なにより歌いながら戦うっていうコンセプトも斬新で良いしその歌も良いんだよな…
特に主人公の立花響の生き様にはいっぱい勇気をもらったんだよな…
今年で10周年を迎えたけどまだまだ勢いのあるコンテンツだ…
そういえば11月に新プロジェクト始動の発表があったけど、TVシリーズは5期で完結したしな…
劇場版…いや、新作アプリゲーム…まさかTVシリーズ6期なんて大穴も…何にしてもシンフォギアがまだまだ楽しめるってだけで人生がキラッキラしてるぜ…
アニメを観ながらで失礼します。こんにちは、アニメオタクのりきすいと申します。
今の時代は良いですよね。映像もきれい、演出も素晴らしいアニメが沢山あります。しかもサブスクの見放題アニメともなるともう手に負えません。アマプラ、ネトフリ…色々ありますよね。ちょっと多過ぎな気もします。観ても観ても観ても観ても…どんなに観ても追い付きません!生まれた時代に感謝ですねぇ…
そんな私ですがこう見えて普段は自動車教習所で指導員をしております。教習指導員の資格を取得して早3年、4年目に差し掛かりいつまでも新人のツラをしてぬくぬくと仕事をするわけにいかなくなってきてます。個人的な想いを吐くと、あと10年…いや、定年まで新人でいたいです。切実に。いつまでも可愛がってほしい…
さて、多くの人には運転免許を取得する時にしか縁の無い自動車教習所ですが、内部で働いてみて色んな気付きがあります。どんな業界でもそうですが、関係者だからこそわかることってたくさんありますよね。
我々にとっては馴染み深いものでも、一般の方には馴染みの浅いものがたくさんあるのです。
その代表的なものがコレではないでしょうか。
教習原簿です!
教習原簿とは、指定自動車教習所における運転免許取得のために必要な教習を欠けることなく行うため、その教習の進度を記録するための書類です。
要するに教習を受けたら指導員にハンコを押してもらうスタンプカード的なアレです。定められた教習課程をコンプリートしないと卒業資格が得られないってヤツですね。
こんな感じで、教習原簿には教習生の個人情報がてんこ盛りに記されているので取り扱いには一定の配慮が必要になるんですが、教習情報の改ざんや偽造を防ぐために我々職員はもちろん、教習生自身においても、所外への原簿持ち出しは原則禁止となっております。
とは言え、私の網膜にはこれまで見てきたさまざまな教習原簿が焼き付いています。老若男女さまざまな教習生がいました。免許を取るという人生の大きなクエストに携わり指導をするのは、大きなやりがいを感じるとともに、他人の知らないその人の一面を見ているようでいて、こう言うとなんだかアレな感じもしますが、少しドキドキします。…失敬。
現在、免許取得者の大多数が公安委員会指定の自動車教習所を卒業しています。教習所を介さず免許センターへ直接試験を受けに行くケースも少数派ながらあるようですが、その難易度はかなり高いらしく、合格のための知識とそれを実現する運転技量が必要であり、完全な初心運転者が免許を取得するためには教習所の卒業がほぼ必須事項となっています。よって運転免許を持っていない人ならば、教習所へやって来る可能性がゼロではないと言いかえることができます。
つまり、教習所に勤める限り、まだ免許を取得していない推しキャラがやってくる可能性も微レ存ってこと!?※ 微レ存・・・微粒子レベルで存在しているという意味
微レ存ってことだよなあ!?
ッかー!こうしちゃいられねえッ!!
作りました。
推しの教習原簿を。
立花響の教習原簿をッ!!
立花 響(たちばな ひびき) CV:悠木 碧
戦姫絶唱シンフォギアシリーズの主人公
趣味は人助けで、好きなものはごはん&ごはん
私立リディアン音楽院高等科の生徒であるが、国連直轄の超常災害対策機動部タスクフォース”S.O.N.G.”の一員でもある
歌唱を戦う力に換えるシンフォギアシステムの装者であり、彼女のギアは第3号聖遺物「ガングニール」を媒体としている
強い正義感の持ち主で、困っている人を見ると放っておくことができない。その危ういまでの自己犠牲精神は周囲を以ってして「歪(いびつ)」「前向きな自殺衝動」等と評されるが、作中時間2年間の中で多くの出来事、戦いを経て大きく成長した
立花響の作中での最終年齢は17歳ですが普通免許の取得は18歳からですので、本編終了から1年後の設定で彼女の教習原簿を作ってみました。
ちなみにTVシリーズ最終期に当たる5期の2話にてストーリーに関わるライブの開催があったのですが、作中表記で2045年1月21日と思しき具体的な表現があったので、こちらを参考にしました。仮に元号がこのまま令和で続いたとして、響が18歳になるのは令和27年9月13日です。逆算すると立花響の誕生日は令和9年9月13日です。5年後に推しの誕生を祝えるぞ!最高!
それより見てくださいよこれ!
こうして職業柄身近な物に推しを落とし込むことで、そこに息づいてる感がすごいです!
そんなわけがないのに私自身が彼女の人生に出演するのでは?という嬉しいような恥ずかしいような気持ちがあります!これはすごいことですよ!
たしか響も「可能性にゼロはないッ!」って言ってましたし、また一つ、私の人生のステージが変わったような気がします!
さて、推しの教習原簿があるなら私がやるべきことは一つ。これからちょーっと物思いに耽りますが、私のことは構わず、そーっとしておいてくださいね!
以下、筆者の妄想
俺の名前はりきすい。オモコロ自動車学校で教習指導員をしている。
今日は新しい教習生を迎え入れる日だ。
「君の教習を担当するりきすいです。免許取得へ向けて、今日から頑張りましょう」
「はいッ!立花響ですッ!よろしくお願いしますッ!」
「立花さんはMT車での教習を受けるようだけど、今どきAT限定じゃないのも珍しいね。MT車に乗る予定があるのかな?」
「私にはよくわからないんですけど、乗ることがあるかもしれないからって司令…じゃなかった、バ、バイト先の上司がッ!」
「そうなんだね。その制服…リディアンだよね?高校在学中の免許取得は禁止されてる学校も多いけど、リディアンは学校から免許の許可がおりやすいって聞いたことがあるな」
「そうなんですッ!進学じゃなくても卒業したらタレントになる人もいるし、私の先輩も在学中にバイクの免許を取ってる人がいて…学校側も卒業前に免許が取れる方がいいだろうって、よっぽど成績が悪くなければ許可がもらえるんですッ!私はちょーっとギリギリだったんですけどね…(苦笑)」
「ギリギリでもクリアしたならぜんぜん大丈夫だよ!へーきへーき!」
「そうですよねッ!へいき、へっちゃらですよねッ!先生、私ッ!運転もがんばりますッ!」
こうして、立花 響の免許取得への挑戦が始まったッ!
戦姫絶唱シンフォギアDS
(ドライバーズソング)
OP主題歌 水樹奈々
「さあ、まずは運転の基本、発進と停止を練習しよう!」
「はいッ!りきすい先生ッ!」
「まずは右足でブレーキペダル、左足でクラッチペダルを踏んでおこう。エンジンをかけたらギアをローに入れて、ブレーキを離してアクセルペダルを踏みながらクラッチペダルを上げよう。車が動き出し始める半クラッチの位置で一旦止めておいて、車の速度が上がっていくのに合わせてゆっくりクラッチを離しましょう」
「先生ッ!」
「ん?」
「言ってること、全然わかりませんッ!」
「・・・」
・
・
・
「アクセルを踏みながら…」
ブーン…
「クラッチを離していく…」
ッパーン!
ガガッ…
シーン…
「エンスト、してしまいましたね」※エンスト・・・回転数不足やクラッチの急接によりエンジンが意図せず停止してしまうこと
「発進、難しいですよぉ…」
「上手く発進するには踏み込んだアクセル量を保ちつつ半クラッチの位置で足を一旦止めることが大事です。クラッチに意識を向けすぎてアクセルが緩んだり、焦ってクラッチペダルをいきなり離し切らないようにね!まずはゆっくり確実に、気を取り直して、落ち着いて練習しましょう!」
・
・
・
「だいぶ、安定して発進できるようになったね。それじゃあ、今度は素早く半クラッチにできるように練習していきましょう。アクセルを踏むことも忘れないようにね!」
「はいッ!最速でッ!」
ブーーーン!!!
「最短でッ!」
ッパーン!
ギュオオオオオン!!
「あわわわわッ!」
「ストップ!ストーップ!!」
キキーッ!
「急発進してしまうから、アクセルを踏んだ状態でクラッチペダルをいきなり離し切ってはダメだよ!」
・
・
・
「えー、このように交差点での安全確認や徐行は非常に大切で…」
「グガー…グガー…」
「グガー…グガー…」
「ちょっと、響ッ!」
「グガッ…あれぇ?どうしたの?未来」
「立花さん」
「!?はいッ!」
「今はとても大切な学科教習中ですよ。そんな時間に居眠りをしてはダメじゃないですか」
「はい…」
「今日はもう、帰りなさい」
キーンコーンカーンコーン
「りきすい先生」
「君は…」
「小日向さん、だね。どうしたの?」
「私の友だちが、すいませんでしたッ!」
「そんな、君が謝ることじゃないよ」
「それでも、響は私の親友ですからッ!」
「立花さんのこと、大切に思ってるんだね。彼女は技能教習の時もどこか集中し切れていない時があって、僕にはわからないけど、もしかすると何か事情があって疲れが溜まってるんじゃないかな?今日は怒ってしまったけど、小日向さんからも励ましてあげてほしい」
「…響のこと、よろしくお願いします」
・
・
・
「りきすい先生ッ!こないだはすみませんでしたッ!」
「こちらこそ、途中で帰らせたりしてごめんね」
「いえッ!寝ちゃった私が悪いんだし、それに、未来にも怒られちゃいました」
「僕たちには教習を欠かさず行う責任があって、もし居眠り等で正しく教習ができていないなら、原簿に判を押すことはできないんだ。厳しい措置に見えるかもしれないけど、それは今後君が、交通事故や違反を起こさないためでもあるんだ」
「未来も言ってました。先生も私のことを思って言ってくれてるんだって。私、もっと頑張らなくちゃいけませんねッ!」
「立花さん、君は少し気負い過ぎだよ。たしかに頑張らなくちゃいけない。けど、それは無理をすることとは違うんだ。車の運転だって、無理に車間距離を詰めたりすればもちろん危険だし、寝不足なのに無理をして運転をすれば取り返しのつかない事故を起こすこともある。だから君には、もう少しゆとりを持って教習に臨んでほしいな。疲れてる時には休むことも大切だよ」
「先生…ッ!」
「もちろん、居眠りしない程度には気を引き締めてね!」
・
・
・
そして、仮免試験の日がやってきたッ!
技能試験、響はここまで順調に運転していたッ!
「次はクランクです」※クランク・・・直角に曲がった狭路のこと
「クランク、苦手なんだよなあ…」
「クランクでは脱輪しない走行位置と速度調節が大事だよ。走行位置が良くてもハンドル操作を焦ってしまうと内輪差の影響で後輪を脱輪することが多いから気をつけよう」
「うぅ…緊張するけど、ここまで練習してきたんだッ!やってやれないことはないッ!」
「あわわッ!脱輪したッ!?私、ハンドルを焦ったんだッ!」
「このままじゃ不合格?…いや、だとしてもッ!」
「もし脱輪しても焦ってはいけないよ。後方を確認してバック、脱輪する前まで戻れば、やり直すことができる。減点はあるけれど、それでも失敗は、やり直せるんだ!」
「ちゃんと後方確認をして…」
「…よしッ!」
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「りきすい先生ッ!無事に仮免許、取れましたッ!」
「やったね立花さん!君なら大丈夫だと思ってたよ!」
「学科試験も不安だったんですけど、未来もたくさん勉強に付き合ってくれて、受かって本当によかったですッ!」
「響が頑張ったからだよッ!」
「小日向さんもおめでとう。君は俺の担当じゃないけど、立花さんと一緒に合格できて嬉しく思うよ!」
「さっすが未来ッ!私のひだまりッ!」
「響は私のおひさまだものッ!それに、私が付いててあげないとまた居眠りしちゃうかもしれないでしょ?」
「もーッ!未来のいじわるッ!」
「ハハハハ!でも、まだまだこれからだよ。ここからは二段階の教習が待ち構えてる。運転も実際の路上へ出ていくようになって、より判断が難しくなる。それでも、二人なら平気だと信じているよ!」
「はいッ!へいき、へっちゃらですッ!」