基本的には知らん人は怖い。

 

ゴミ

 2歳の時、いつものように社宅の子ども達で敷地内の砂場で遊んでいると突然見知らぬ若い女の人が現れ砂場の中に大きなゴミ袋をドサッと置いてきたので 「ごみすてば、あっちだよ」と伝えた所、「今日からここがゴミ捨て場になったの」との事。

 なにしろピュアな2歳児達なので「へ〜そうなんだ」と思っているうちに女の人はどこかへ去って行きました。

 そのすぐ後、家に忘れ物を取りに行っていた母が戻ってきて「何このゴミ袋?」と聞いてきたので「ここきょうからごみすてばなんだって」と伝えたら「そんなわけないでしょ!」と即答され「???」状態に。

 あの女の人うそついたの?それまで大人が言う事を全て信じて疑わなかった私にはあまりに刺衝撃的で、脳の「記憶」スイッチが初めてONになった出来事でした。

 結局あの女の人はなんだったのか、なぜわざわざ社宅の敷地内の砂場に置いたのか。今思えばゴミ袋の中身すらも怪しいです。

ぱんこっこ

 ゴミ捨て場まで行くのめんどくせ〜とかじゃなくてどう考えても悪意があるからめっちゃ怖いな。

 

おしっこおじさん1

 職場から歩いて帰宅中、道端で立ちションしているおっさんがいた。

 激務が続き夜遅くまでボロボロになって働いた1日の終わりに最悪な気分だったけれど、こちらが避けて回り道をするのもなんだかシャクだったので、堂々と横を通り過ぎることにした。

 すると「おい、見るなよ!」とすれ違いざまに、まあまあの声量で注意された。

 公衆の面前で小便してるのはそっちなのに、ワケのわからない羞恥心に腹が立って 「見てませんよ!!」と言い返したが、あまりに頭にきていたので、うっかりおっさんの方を向いて返事をしてしまった。

 周辺視野に垂れ流し最中のブツが見えて、おっさんからも「ほら!見たな!見たよな?!」とか追い打ちをかけられるし、なんかもう全部に負けた気がして泣けた夜だった。

 理不尽な罠だ。ジョジョみたいな心理戦でもある。でもおじさんの勝利でもないしな。誰も得してない。敗者しかいない。

 

おしっこおじさん2

 高校の部活の遠征に行った時の話。

 遠征が終わり、フェリーの相部屋で部活仲間(私含め4人)でオールしようという話になりました。私達の他にはコーチとおじさん3人とお爺さん1人がおり(オールは許してくれた)、彼らが寝静まったあとトランプなどで楽しく過ごしていました。

 するとベロベロに酔っていた1人のおじさんが急に起き上がり、仲間のおじさんの顔に向けてオシッコをかけ始めました。

 勇気ある部活仲間が後処理をする中、酔った人間の行動に対する恐怖で全く何も出来なかった私は、「せめてこのおじさんらの関係を知りたい」という謎ジャーナリズムを発揮させ、ウエットティッシュを渡すついでにオシッコをかけられたおじさんに話しかけました。

 会話の中で ・おじいさん含めた4人は行き先で仕事がある ・おじいさんと酔ったおじさんは親子であり、仕事の関係で他おじさん2人とは会うのが2回目くらい ということを知りました。

 翌朝になって唖然とする酔ってたおじさんと、「昨夜はありがとうございました!」と私達に言ってくるオシッコをかけられたおじさんを見て、今後の彼らの関係を憂いつつ船を降りました。

 仲良くやってたらいいなぁ…

トランプはめちゃくちゃ白熱した

「すると」から急展開すぎて何行か読み飛ばしてないか確認してしまった。同じ船に乗り合わせただけのおじさんのおしっこ処理できる部活仲間、良いやつすぎる。たしかにおじさんたちの関係性も気になるからインタビューも良かったと思う。

 

いいから

 夜、友達とカラオケに行くことになりコンビニ横で待っていたら突然知らないおばちゃんが目の前に現れて「うんうん、良いから良いから!」って頷きながら何かを強引に手渡してきた。

 呆気にとられるうちにおばちゃんは去っていき、何を握らされたのか確認するとそれは抹茶色の飴のようなものだった。

 当然商品名も書いてないし、変なものだったらと怖くて食べれていない。

ほねつき

 怖すぎる。

 

あの人お父さん?

 昨年ブックオフで立ち読みしていたら、急に見知らぬ男性が隣に来て、小声で「あの人お父さん?」と話しかけられました。

 訳が分からずに聞き返すと、男性は私の後ろに視線を向けながら「斜め後ろの男がさっきから君を見て後をつけてる。痴漢かもしれないから逃げた方がいい」というような事を言ってくれました。

 そんな状況は初めてだったのと極度のコミュ障のため、どもりながらお礼を言うので精一杯でした。

 その場から離れる時にちらっと後ろを振り返ると、確かこちらを見ている男性がいて目が合いました。

 それ以上男性と会話をする事はありませんでしたが、今でもブックオフに行くと思い出します。
 あの時忠告してくれた方、ありがとうございました。

黒豆

 怖い。似たような話を知人からも聞いたことがあるので普通にみんな気をつけてください。

 

 とにかくなんか良いものいっぱい。

 

ザリガニ

 従業員用のエレベーターで降りる途中、他のテナント従業員さんが乗って早々「このエレベーターザリガニのにおいしません!?」って言い出し、ザリガニのにおいって何!?ってびっくりして「そう……ですかね……?!」ってむにゃむにゃな返事しかできなかった

 先にその人は降りて行って、改めてにおいを確認したらスッ……と脳裏に小学生の教室が過って、ザリガニだ……と遅れて思った

多分地下の食品スーパーのエビ

 異臭の例えがしっくりきた時って人に言いたくなる。気持ちはわかる。

 

リップ

 コンビニでバイトしてた大学生のときの話です。コロナ前でした。

 血のような真っ赤なリップが似合う女の子になりたくて、当時初めてデパコスで理想の赤いリップを買ったので嬉しくてバイトに付けていきました。

 自分より少し年上くらいのかわいらしいお姉さんが、会計を終えて退店するときに「お姉さん赤いリップすごく似合ってますね!」と褒めてくれました。

 普段は夕勤で、その日は人手が足りなくてたまたまヘルプで入った春休みの昼間だったので二度とそのお姉さんに会えていません。

 今自信を持って赤リップを使えているのは、初めて付けて外に出た日に褒めてくれたお姉さんのおかげです。ありがとう!!!!!!!

お気に入りはラデュレのリキッドルージュ01

 読んでるだけでなんか嬉しくなる話だ。ちょっと冒険して身につけたお気に入りが褒められた時超嬉しいよね。

 

釣れますか

 大学3年の11月、ふと思い立って夜中2時くらいに星を見ようと海まで自転車(約5km)で行ったら釣り人の先客がいた。

 1人で2本も飲めると楽しいかなぁって途中でホットコーヒー2本買ってたのもあって1本渡して「釣れますか?」って声かけてみた。

 キョトンとした顔で全然伝わってない感じで、よくよく聞いてみると日本語ほとんど喋れない中国人で、お互いにGoogle翻訳に話しかけつつ聞いてみると「近くの中華料理屋で働いてる」「友達がいなくて寂しい」って淡々と教えてくれた。
 その流れでコーヒーのお礼ってタバコを1本くれた。

 会話が盛り上がったわけでもなく働いてる中華料理屋すら聞かなかったけど、これまでの人生で1番美味しかったタバコはその時に無言で2人並んで夜中の海を眺めながら吸ったやつ。

たしかメビウスだった

 良い。こういうの読むと時間を共有する道具としてのタバコって羨ましくなる。あとほとんどの人が翻訳機持ち歩いてる現代すごいよな〜とも思う。

 

パチンコ

 特に用事もなかったが駅周辺をぷらぷら歩いていた。
 すると、近くのパチンコ帰りのお爺さんに急に話しかけられ、「おう姉ちゃんかわいいな!これ景品なんだけど飲まねえからやるよ!」と小さいペットボトルの緑茶を渡された。

 ありがたく受け取ったあと、お礼代わりに話に付き合ってあげようと思い、「勝ちましたか〜何の台打ってたんですか〜」と聞くとキョトンとした顔でコチラを見たあと、「パチンコ打ちすぎて耳が使えなくなっちゃってんだ笑」と告げられ、颯爽と去っていった。

 もらっておいて失礼かもしれないが、お爺さんのダメ人間っぷりが妙に心に残っている。

ゆうき

 すごい。楽しそうな爺さんだ。

 

ハクビシン

 夕方に近所を散歩してたらハクビシンがフェンスの上を歩いていて、その頭上で烏の群れがバチクソに威嚇してた。

 ちょうど進行方向にハクビシンも進むのでなんとなく追いかけていたが、彼の方が素早くてあっという間に道路を渡って森の方へ行ってしまった。

 するとハクビシンが去った方から見知らぬおじさんが歩いてきて、明らかにハクビシンの後ろ姿を目で追っていた。

 たまらず「あれハクビシンですよね!?」と話し掛けたら、おじさんも「ハクビシンですよね!?」答えてくれた。

 その後は「カラスがクッソ威嚇してますね」「本当ですね」と興奮気味に会話を交わして解散したが、いまだに夕焼けの森に消えていくハクビシンの姿が忘れられない。

なでぃあ

「うわ、ハクビシンいる」って瞬間を誰かと共有できたのが良いな。あとで誰かに「ハクビシン見たわ」って言っても仕方ないしな。

 

ビール

 バイトが終わり徒歩で帰宅途中に中華屋さんの前に腰かけてビールをジョッキで飲んでいるおじいさんを発見した。

 晴れ渡った青空のジリジリと暑い気温の中、外でビール飲むなんてなんて気持ち良さそうな豪気なじいさんだ!と思って 「めっちゃ気持ち良さそうっすねえ!」 と話しかけたところ 「店内が冷房効きすぎて寒くて……」 と照れ笑いしてこたえられた。

 さぞ豪快なじいさんだろうと思ってちょっと雑な口調で話しかけたのに思いがけずかわいい丁寧なおじいさんだったので、おじいさんは輩みたいな女に急に話しかけられてビックリしただろうと思う。ごめんねおじいさん。

 それにしても気持ち良さそうで美味しそうだった。

炭酸が苦手でビール飲めない

 シチュエーションに反して可愛い登場人物しかいない。豪快に見える人でもいろんな理由があるんだ。

 

すごい日

 アウトレットのレストラン街で食事を取った22:30頃、シャッターの閉まり照明の落ちた人のいない通りを友人と星を眺めながら歩いていた。

 すると、向かいから懐中電灯を携えた警備員が歩いてきて
「今日は土星と木星と火星が並んでるすごい日ですよ……」
と、すれ違いざまにちょっと大きすぎるひとりごとを残し、早足でいってしまった。

 私たちはへぇーそうなんだと思いながら、「さっきのあれ、もしかしたら私たちに話しかけたつもりのかな?」と言い合っていた。

 するとまた先程の警備員がやってきて 「星が並ぶのは○○年ぶりで滅多に見られないんですよ……」 と大きなひとりごとを言いながらすれ違おうとした。

「そうなんですね、きれいな星ですね」 と私が返すと、警備員は勢いよく振り返って 「そうでしょ!!!」 とニコニコしながら最初来た方へ帰っていった。

 天体ニュースを見ると、警備員さんのすごい嬉しそうな顔を思い出します。

ヨガラス

 本当にどうしても誰かに言いたかったんだろうな〜って感じがだいぶ可愛い。それでいて仕事の手を止めて立ち止まるわけでもない真面目さがあるのもいい。

 

お疲れ様です!

 個人経営のカフェでバイトを始めたばかりの頃、かなり疲れきった状態で慣れない看板の片付けをしていたら、自分と同じように店のシャッターを閉めているご近所のお店のお姉さんがいて、「お疲れ様です」という声が聞こえました。

 最初はまさかその言葉が自分に向けられているなんて素敵なことは起きる訳ないだろうと思って無視していました。

 でもちょっと気になったのでチラッとお姉さんの顔を見てみたら、しっかり自分に目を合わせて再び「お疲れ様です」と言ってくれて、すごく嬉しくてドキドキして飛び上がりそうになりながら自分も「お疲れ様です!」と返しました。

 後からバイト先の先輩に話を聞いてみると、そこは以前からうちとお店ぐるみで仲良くしてくださっているそうで、社会の素敵な部分だ……!と感動しました。

新人カフェ店員

 たしかに社会の素敵な部分だ。あまりにも普通に素敵だ。

 

天気

 新潟はまだまだ冬みたいで、ねずみ色の悪天候が続く3月のある日、「もう何ヶ月もこんな空、見てない!」というくらい青い空の朝だった。

 通勤のためにバスを待っていると、前に並ぶおばあさんがこちらを向いて喋りだした。
 イヤホンを外して「すみません、何かおっしゃいましたか?」と聞くと、おばあさんは「今日、すごい晴れてるわねえ!!春みたいで、嬉しいわねえ!!!」とニコニコしながら言っていた。

 おばあさんはマスクから笑顔がはみ出るくらい喜んでいて、わたしも嬉しかった。
 降りる所も一緒だったようでバス停で「良い天気、頑張ってね!!」と言ってくれて別れた。

 会社の人たちも「今日は春みたいだから」と理由をつけてちょっと高いランチを食べたり早く帰ったりしていた。営業先の人も喜んでてかなり良い打ち合わせができた。
 上京して春の晴天に珍しさを感じなくなってしまったけど、この日のことは忘れられない。

ぴこぴこ丸

 ここまで素朴に良い天気であることが人を幸せにしまくっているとなんか良いな。なんか良い以上のことが言えないけど。

 

 ふと夏だし海が見たいなと思い立ち、休日に一人で由比ヶ浜に出かけたことがあります。

 海水浴客であふれる浜辺を歩いていると日焼けして浜に慣れた感じの男性に「暗い顔してどうしたの!海、楽しんでね!」と声をかけられ、「はーい!」と答えてそのまますれ違いました。

 自分では楽しんでいるつもりだったけどそう見えてるのか〜という気づきがあり、これからはもう少し人にわかるように楽しもうと思いました。

大人の余裕

 爽やかさと失礼って両立するんだ。

 

アクリルたわし

 犬が使った後の食器のヌメりに悩み、ペットショップに行った時の話です。

 食器のヌメりが落ちるという洗剤を見ながら、母とどれを買うか相談をしていました。

 すると「ちょっといい事を教えてもいいかしら?」と声をかけられ、驚きながら振り向くと見知らぬマダムがいました。
 今話しかけられたのは私たちだよね……と不安になりながら「はい」と答えると、「洗剤を使わなくてもアクリルたわしなら簡単にヌメりは落ちるわよ!試してみて!」と言い、マダムは颯爽と去っていきました。

 帰宅後、実際試してみると、確かに簡単に落ちる!それからずっと我が家ではアクリルたわしを愛用しています。

無記名

「ちょっといい事を教えてもいいかしら?」って相当自信がないと知らない人にかけられない言葉だ。結果を見たところ本当に自信があったんだろうな。

 

 バイト先の焼肉屋が閉店する事になり、最後の日にお店に集まっての飲み会がある日の事でした。

 店に向かっている途中、信号待ちをしているとお爺さんが話しかけて来て、天気の話かなにかをしました。

 すぐに会話が途切れ、しかしお互い信号待ちで立ち去るわけにもいかず気まずかったです。

 お爺さんの方も気まずく思ったのか、1分ほどの沈黙の後、「これあげるよ」と柿を2個もらいました。
 飲み会でこの話をしたらウケたし、店長が柿を切ってくれておいしかったです。

ばくだん

 知らねえお爺さんが柿をくれるってイベントがもう素朴でいい。

 

褒め

 高校生の頃、バスを待っている時に白髪のお婆さんに話しかけられ時刻を教えたりバスの時刻を読んだりした。
 そのままバス停のイスに横並びで座るとお婆さんは私の顔を突然褒めだした、私の好きな女優さんに似てるだの目が大きいだの大袈裟なほど褒められ私は戸惑ってはぁ、そんなこと無いですよ…とコミュ力の無い返事をした。

 お婆さんがバスに乗って去った後にジワジワと嬉しくなってきた。私は天パとニキビがコンプレックスで自分の見た目が大嫌いだったのが第三者にお世辞でも褒められたのが嬉しくてその日からニキビを何とかしようとそれまで投げやりになっていたスキンケアを再開した。

たろう

 今回ちょいちょい紹介してるけどこういう通り魔みたいな褒めエピソード好きだな。他にもいっぱいきていた。通り魔みたいな褒めが横行している。

 

ラブロマンス

 美術館へ企画展を見に行った時のことです。

 皇室にゆかりのある品々を集めた展示で、繊細な絵が施された工芸品やらそれはもう緻密に描かれた絵画やらが鑑賞できる素晴らしい内容だったのですが、その中に恋物語を記したなっがいなっがい絵巻物がありました。
 私の覚えている限り、添えられていた紹介文には 「○○姫と○○のラブロマンスの物語です」 といったことが書かれていました。

 ラブロマンスね……ふん……と俄然興味が湧いたので、そのクソ長い絵巻物のそばの現代語訳を追いかけてみることに。

 とにかく姫が売られまくる。日本を一周する勢いで売られまくる。もはや売られること以外書かれていない。 多分これは冒頭部分で、展示されなかった部分にはちゃんとラブロマンスな展開が待っているはずなのでしょうが、思ってたんと違う感が否めませんでした。

 まあでもここまででこれだけ物理的に長くなっちゃうからしょうがないか~と納得しようとしたその時、私と同じように絵巻物を見ていた20代後半ぐらいのお姉さんが急に 「あの、これラブロマンスって書いてあったんですけど、『○○姫 越前国に売られる』とかしか書いてなくないですか……!?」 と小声で力強く話しかけてきました。

 その瞬間は「やっぱそうですよね……!?」と返事をするので精一杯でしたが、後からジワジワ来て、象牙の彫刻を見ながらニヤつくことになりました。

無記名

 めちゃめちゃ良い。「あの人も多分そう思っただろうな」って確証があったのかわからないけど、とにかく誰かとツッコミたかったんだろうな。

 

ポテト

 小学生の頃、友達数人と隣町まで映画を観に行ったのですが、鑑賞後にフードコートで山盛りポテトを食べていたらお爺さんが同じテーブルにいきなり腰掛けてきました。

 なんだこの人と思っていたらポテトを指差して、「これ一本もらって良いか?」とのこと。

 あまりのことに戸惑ったので思わず許可してしまい、結局雑談をしながら3本くらいポテトをつまんでどこかに消えていきました。

 当時は学校の先生や親以外の大人とあまり話す機会がなかったので、「大人と話してしまった!」という高揚感があったのですが、自分が大人になった今で考えると、子供にポテトをせびるヤベェジジイだったなと思いました。

グラタン

 怖い枠にするか迷ったけど、まあなんか良い話でもある気もするし……。

 

ピック

 大好きなバンドのライブに参加した際、アーティストがはける直前にジャンプして猛アピールしていたらピックを私めがけて投げてくれたのですが、そのピックが後ろのお姉さんの足元に落ちたためおずおずと「拾っていいですか?」と聞いたところ「ああ、いいですよ!私〇〇さん(ピックを投げたアーティスト)全然興味ないんで!」と天真爛漫な笑顔で答え拾わせてくれました。私が遠慮しないように配慮してくれたんだろうけどさ。。。

てんちゃん

「遠慮すんなよ」の意味だったんだろうけど、言い方が凄すぎる。

 

クイズ

 学生時代の話です。

 あまり使われていない校舎の屋上でぼっち飯するのにハマっていたのですが、学生を見下ろしながらおにぎりを食べていたら突然他学年の男性に話しかけられたことがあります。

「何年生?」「おにぎり何味?」から始まり、「俺の名前当てて!」とうるさかったので「たかし」とか「ひろし」とか適当に言ってたのですが全然引く様子がなく、名前を当てるまで帰らせてもらえないと思い「ヒントは?」と聞いたら「サッカー!」と言われました。

 漠然としすぎて絞れるわけないしとにかくもう帰りたくて「中田英寿!!」と言って立ち上がり、去り際に「翼だよ!」と声をかけられました。

 その後屋上には二度と行かないまま卒業しました。キャプテン翼を見ると思い出します。

無記名

 すごい。今にも何か物語が始まりそうなのに、クソクイズやっただけだ。

 

 

 今回はここまで。今回も良かったな。なんかやけにおじさんが多かったな。ご協力いただいた皆様本当にありがとうございました。知らない人と話す機会があったらまた教えてね。

 

 自分も何かこういう知らん人と1回きり話した思い出あったな〜という方はこちらから投稿ください。4回目がなかったらごめんなさい。