せいこ先輩

 

栗ひろいの世界チャンピオン。まりかより一個上。

 

 

まりか

 

まりか以外の何者でもない。好きな武器はハルバード。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 イラつかせ年賀状

 

 

 

 

 

やあ、みんな。もう年賀状書いた？

また今回も年が明けてから送ってきた人にだけ返すつもり？

そんなことしてるから友達いなくなるんだよ・・・

 

 

 

 

 

 

 

あ、先輩！先輩もハガキ出すところですか？

 

 もちろん！早めに出して”2015年”に媚びておかないとね。

 

 

さすが先輩、媚びる対象がでかい！

 

ところでまりか、「イラつかせ年賀状」って知ってる？

気をつけないと干されるらしいよ。

 

 

干されるって何から？

 

 

全部。

 

 

全部！？

じゃあ、気をつけないと！

 

 

あ！でね、まりか！「黒髪ストレートみたいな女のほうが逆にビッチ」

みたいな風潮がネットであるけどあれについてどう思う？

 

 

えっ・・・！？

（先輩の手前あるし）それは嘘なんじゃ・・・

 

 

だよねー！あんなの真っ赤な嘘だよ！失礼しちゃうわ！

あんなの信じるやつのほうが逆に信じられない！

 

で、ですよねー！

「実は逆に」みたいな理論って信じやすいっていうか・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まあでも、私に限っては完全に当たりなんだけどね。

 

 

 

 

 

 

そ、そうなんですか・・・

（何なんだ・・・）

 

そりゃもう、めちゃくちゃだからね。

本当に、笑っちゃうんだから。

 

 

 

 

 

 

 

画面の前のみんなはどうかな？

 

 

 

 

 

 

 

あっ違った！うるさい！そんなことはどうでもいいのよ。

”イラつかせ年賀状”の話だったわね。

 

 

はあ・・・

 

 

イラつかせ年賀状は主に３つの要素から構成されるの。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

イラつかせ年賀状の三原則

 

 

 

 

 

1.内輪感（知らんがなという情報）

 

受け手に関係ない「だから何だよ」という情報を

載せてしまうのが”内輪感”の原因ね。

 

 

例えばどういうことですか？

 

”仲間内で海に行きました、イェーイ”とか”この間のバーベキュー楽しかったね、

イェーイ”みたいなハガキを「その会に出てない人」に送るとこれに該当するわ。

 

 

気をつけよう。

 

 

 

 

 

 

2.自慢感（幸せの押し売り）

 

２つ目の要素は”自慢感”。幸せなことを報告するときはその三倍は

不幸な要素を入れないと”なんだこいつ、自慢かよ”と陰口を叩かれるわ。

 

 

例えば・・・？

 

例えば、「今年はヨーロッパ旅行に行きました（なぜならそれだけの

金銭的余裕があるから）」みたいな写真を織り込んだハガキとか・・・

 

 

（送るとこだった・・・）

 

その場合は「海外にいる間は時効の日数がストップするルールを知らず、

帰国すると同時に逮捕されました」ぐらいの不幸要素が欲しいわ。

 

 

それは不幸って言うんですかね。

 

 

 

 

 

 

3.儀礼感（一応お前にも送っとくぜ）

 

 

年賀状はともすれば会わないだけで蓄積する人間間の憎悪を軽減する

目的であるものだから、「嫌々だけど送ってやるよ」みたいな雰囲気が

伝わってしまうと本末転倒なのよ。

 

 

そんな目的だったんですか・・・？

 

これは手書きのメッセージを一言添えるだけでだいぶ軽減されるから

あんまりよそよそしい感じにならないよう気をつけてね。

 

 

はい、分かりました！

 

 

 

 

 

 

 

 

 

送ってみよう！

 

 

 

 

 

ということで、まりかちゃんはどんな年賀状出すの？

見せて見せて！

 

えっ！？

ちょっと恥ずかしいかな・・・

 

いいじゃん、ほら！私のも見せるから！

この世の恥はかき合いでしょう！？

 

先輩はどんなの出すんですか？

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いっぱいあるんだけど・・・

たとえばこんなのかな。

 

え、嘘っ・・・

（この意図は何？髪はどうなってるの？）

 

これは今アタック中の男子、２０１５（におひこ）くんに宛てたやつだよ。

やだ、ちょっと好意が露骨すぎるかしら・・・お゛ぉ゛ん・・・

 

そんな３２６みたいな名前の知り合いいるんだ・・・

年号と紛らわしいな。

 

 

まりかは？

 

私も何枚かあるけど、これとか・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まりか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ギャ～～～～～！！！！！！！！

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ごめん、思わず。

 

これ実際にできるのかよ・・・

怖いなこの先輩。

 

え・・・と。

結婚したの？

 

 

は・・・はい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

わ、何！？

 

今のは私の心の中のヤシの実（ココやし）が

落ちる音・・・

 

 

ココやし！？同じ名前のあるよ！？

 

ココやしは人の中に通常３つあって傷ついて落ちると２つに減る・・・

さらに落ちて１つになると完全に頭がおかしくなるの。

 

 

それが落ちたんだ！今！

 

ていうかあんた結婚してたんだね。

あたしに秘密で・・・

 

あ、はい・・・

秘密っていうか、先輩のこと忘れてました、すみません。

 

 

いいのいいの、だけどちょっとだけ顔シンプルにならせて。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ふぅ・・・落ち着くわ～・・・

 

 

あの・・・本当にすみません。

 

いや、全然怒ってないよ。怒ってないし傷ついてもないよ。

ただ現実が厳しかっただけだよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

おいおい、そんなことで”イラつかせ年賀状”の解説なんてできんのけ？

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 その声は・・・ピノキオどんぐり！？

 

 

ピノキオどんぐり！？

 

 

ウジウジしとんのは似合わんで！ほな！

 

 

ありがとう、ピノキオどんぐり・・・

 

 

ピノキオどんぐり、何！？

 

 

うじむしドングリ。

 

 

うじむしドングリ！？

 

私も元カレに励まされてるようじゃまだまだね・・・

さあ、続きを始めましょう。

 

 

元カレだったんだ！？

 

そうそう、そんなことはいいの。

私が言いたいのは「これこそがイラつかせ年賀状」ってこと。

 

えっ・・・！

何かいけなかったですか？

 

 

イラつかせ年賀状の三原則を思い出して・・・

 

 

 

 

 

1.内輪感（知らんがなという情報）

2.自慢感（幸せの押し売り）

3.儀礼感（一応お前にも送っとくぜ）

 

 

 

 

 

 

 

結婚という内輪感と自慢感のダブルパンチ・・・

おまけに手書きのメッセージもなし・・・

 

 

あっ・・・そう言われれば確かに。

 

 

これでは”イラつかせ”どころか”嫌がらせ”年賀状だわね。

 

 

どうしたらいいですか？

 

そうね、例えばあなたの顔・・・

ちょっと写りが良すぎない？なんかつけあがってる感じする。

 

 

そうですか？

 

ちょっとペン貸して？

カキカキ・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

このぐらいが丁度いいわね。

 

 

私こんなメガネ取ったメガネキャラみたいでしたっけ？

 

 

あと、旦那がかっこよくてもイラつかれるわよ当然。

 

 

旦那の方は・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ポテトチップスうすしおでいいわね。

 

 

私がポテチに目がない人みたいになってるよ！？

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

よし。

 

 

（よくない・・・）

 

 

他にも送ってないハガキはある？

 

そうですね、あとは・・・

 

 

 

 

＞＞まりかが送ったもう一つの年賀状とは？！