こんにちは、ARuFaです。
突然ですがみなさんは『喫茶店』という施設をご存知でしょうか? 僕はとてもご存知です。
喫茶店といえば、人々がお茶を飲みながら楽しく会話したり、くつろぎの場として利用する憩いの場。僕もよく利用しては、『コーヒー』という黒く濁った苦くて熱い汁を少しずつ飲んでいます。
……さて、そんな喫茶店ですが、ここでは時として喫茶店ならではのシリアスな事件も起こってしまうのです。
それがこちら……
ケンカ相手から水をかけられるやつ
何らかのトラブルでケンカ中の二人。その口論は徐々に白熱し、ついにはブチ切れた相手に水をかけられてしまう……というアレです。
主にテレビドラマなどでよく見る『喫茶店あるある』ですが、僕にはこの光景について、前々から疑問に思っていることがありました。
「これ防げないの?」
これです。これが今日のテーマとなります。
口論の内容や、二人のどちらが悪いのかという話は置いておいて、そもそも急に水をかけられるのって普通に嫌じゃないですか? 嫌ですよね?
「たかが水でしょ?」と思っている方もいるかもしれません。しかし、予想外の場所で水に濡れるということは、あなたが思っている以上に恐ろしいリスクやデメリットを負うことになるのです。
こちらは僕が考える『喫茶店で水に濡れるデメリット』です。
特に恐ろしいのは最後の項目でしょう。意図せず身体が濡れたとき、人はつい自分が海にいるものだと勘違いして水着になってしまいがちですよね。
……そこで今回は、喫茶店での突然のビショ濡れを回避すべく、飛んでくる水を何とかして防いでみたいと思います!
そして、飛んでくる水を防ぐ方法を発見した暁には、安全で伸び伸びと口論ができる平和な世界が待っていることでしょう。
まずは色々試してみよう
さあ、そんなわけで、降りかかる水を防ぐ方法を探るべく、実際に喫茶店にやってきました。
こちらは、都内某所にある喫茶店 兼 撮影スタジオ。検証のためにお店を貸し切っているのでお客さんに迷惑をかけずに水をかけることができます。
……そして、僕に水をかけてくれるのは、同じ会社に務めるモンゴルナイフさん。好きな食べ物は『デパ地下の肉団子』とのことです。
今回、社内で僕に水をかけてくれる人を募集したところ、休日にも関わらず「他人に水をかけてみたいから」という理由で駆け付けてくれました。モチベーションが好戦的なので期待できます。
今日は遠慮なく水をかけてくださいね
そのつもりです。だって私は水をかけるためにここに来たのだから
もう一度言いますが、モチベーションが好戦的なので期待できますね。
……ちなみに僕は、インターネットの掲示板でしか口論をしたことがないため、喫茶店で面と向かって水をかけられた経験がまだありません。
そこで、ここからは検証に役立てるデータを得るために、実際に水をかけられつつ、事前に考えてきた「水を防ぐアイデア」を3つほど検証してみたいと思います。
というわけで、まず1つ目はこちら。
こちらは非常にシンプルな解決策なのですが、そもそも飛んでくる水って避けることはできないのでしょうか? なんか普通に避けれちゃいそうな気がしません?
そこでまずは、好きなタイミングで水をかけてもらうことに。
突然水をかけられるとはいえ、相手の腕の動きにさえ注意を払っていれば反応できるのではないでしょうか。僕、元卓球部だし。
というわけで、早速お願いします
わかりました
あっ
無理だこれ。
恥ずかしながら、「んっ…」と言う声を漏らすだけでピクリとも動けず、次の瞬間には頭が真っ白になっていました(キスってこんな感じなのかな)。
あと、これは実際にやってみてわかったのですが、コップから顔までの軌道が直線なので、最短距離で水が到達するだけでなく、水が空中で拡散しながら飛んでくるので恐らく避けるのは無理な気がします。
あと、こういう形で水を食らって初めてわかったのですが、これ、エグい量の水が鼻に入るんですね。
陸上で溺死するかと思ったのですが、それが現実になる前に何としてでも水を防ぐ方法を見つけたいと思います。
2つ目の解決策はこちらです。
こちらも非常に単純な理屈なのですが、物理的に相手のコップを押さえつけてしまえば、水をかけられないのではないでしょうか?
というわけで、相手のコップを押さえつけてみました。これでもう僕に水がかかりようありません。
単純ながらも非常に実践的なこの解決策……我ながら自分のクレバーさには驚くばかりですね。
この状態で水がかけられるのであれば、是非かけて欲しいくらいですね
わかりました
あっ、そっち!? そっち使っちゃう!?!?
そっちいっちゃうか~~~~~~~~~~!!!!!!
……すみません。「自分のコップなら安全」という固定概念に完全にとらわれていました。
確かに考えてみれば、ブチ切れている人はその場にあるものを最大限に利用して相手を殺そうとするので、自分のコップでさえ使われるのは当然ですね。
『コップを2つとも両手で押さえておけば?』という考え方もあるのですが、そうなると「お水DJ」みたいでダサいのでこの案はボツとしました。
やはり水を防ぐといえば傘。そこで最後は傘で水を防げないのかを試してみたいと思います。
避けられない上にコップを押さえていても意味が無いのであれば、あとはもう防御に徹するしかないですもんね。
……というわけで、傘を手に持ちつつ席に着きます。
この傘はボタンを押せば勝手に開くタイプなので、あとは相手がコップに手をかけた瞬間に傘のボタンを押すだけ。きっとこれで飛んでくる水を防御できるはずです。
さあ、そうこうしているうちに、物凄い速さでコップに手がかけられました。
それと同時に僕は傘のボタンを力強くプッシュ!! あとは傘が開いたら相手に向かって構えるだけです!!!
……ってあれ? 待って、全然開かないんだけど
待って!!この傘ぜんっぜん開かん!!この傘開くのすっっっっげー遅い!!!!
こ傘す遅~~~~~~!!!!
すみません。向かってくる水に対して傘を開く速度が全然間に合いませんでした。
ボンッ
……実際に時間を計測してみたところ、傘が開くまでの時間は平均1.2秒ほど。
対して、コップをつかんでから相手に水をかけるまでの時間は平均0.6秒であることがわかりました。思ったより速い。
また、やっていて思ったのですが、喫茶店でずっと傘を持っているのもダサいので、どうせならかっこよくスピーディに水を防ぎたいなとも思いました。
さて、これまでの検証の結果、水を防ぐためにはこちらの4項目が重要であることがわかりました。
この4項目を同時に達成するのは非常に難易度が高そうですが、この条件がわかっただけでも、ズブ濡れになったかいはあったと言えましょう。
そして僕は全身がズブ濡れになったせいで、脳が「ここは海だ」と錯覚して水着姿になってしまいました。
もはやこうなってしまったら検証どころではないので、ここはひとまず喫茶店から退却し、一旦会社に戻って再び作戦会議をしたいと思います。
……とはいえ、「回避不可能」「防御が効果的」「素早く防ぐ」「かっこよく防ぐ」という4項目を解決する方法など存在するのでしょうか。
色々考えることはありますが、とりあえずは一旦あたたかいお風呂に入りたいと思います。
答えは『壁の錬成』だった
あの検証から数日後。
水を防ぐヒントを探すために様々な文献を読んでいたところ、とあるマンガの中で興味深いシーンを発見しました。
そのシーンをイラストで再現したのがこちらです。
パンッと手を叩いて、
ドンッと両手を地面につけたら、
ズァッ! っと壁が出現!
これです。これ、めちゃくちゃかっこよくないですか? 地面から『壁』を錬成(出現)させて攻撃を防ぐんですよ?
しかもこの方法は、まさに「回避不可能」「防御が効果的」「素早く防ぐ」「かっこよく防ぐ」の4項目が見事に揃っているんですよね。
……そこで、僕はこう思いました。
じゃあ『壁を錬成できるテーブル』を作ったら水を防げるのでは?
……そう、実現できるかわかりませんが、一瞬にして頑丈な壁を出現させられるテーブルを作り、その特製テーブルを喫茶店に持ち込めば、いざ口論となっても水を防ぐことができるのではないでしょうか?
そうと決まれば早速、『壁を錬成できるテーブル』を作ってみたいと思います。
『壁を錬成できるテーブル』を作ろう
さあ、そんなわけで、さっそく材料となるテーブルを通販で購入してみました。今回はこれを改造していく予定です。
ちなみにこれは4人掛けのテーブルなのですが、僕のような独身が一人寂しく暮らしている家に4人掛けのファミリーテーブルを持ち込むと心が壊れてしまうので、今回は僕が働いている会社で作業することにしました。
まずは、ドリルとノコギリを使って、テーブルに壁を出現させる穴を開けていきます。
これはやってみてわかったのですが、テーブルに使われている素材の木は死ぬほど硬いので、これからテーブルを切り刻む予定のある方は注意した方がいいです。
約1時間ほどテーブルをゴリゴリ切り進め、なんとか穴が開きました。
……ちなみに、先ほど書いた通りこの作業は会社でしており、そこそこ大きい音が社内に1時間以上響き渡っていたわけですが、
会社の人たちは、隣で僕がどれだけ大きな音を立てても、誰一人として文句を言わずにいてくれて嬉しかったです。
なんと寛大な心を持った同僚たちでしょう。そして僕がどれだけ彼等から愛されているのかがわかりますね。
と思ったら、社内チャットでクソボロに言われていました。こいつら『インターネット』かよ。
さて、同僚のことは気にせず、次は『壁』を作っていきましょう。
壁の素材は、軽くて丈夫な「高密度発泡スチロール」を使用し、それを塗装をしていきます。
とはいえ、ただのっぺりと塗装をするだけでは味気ないため、今回はヒビ割れ加工ができる塗料も使ってみることに。
こちらは、塗るだけで表面にランダムなヒビ割れを発生させられる不思議な塗料です。
使用すると、こんな感じで表面をバッキバキにすることができます。
表面にひび割れ加工を施すことによって、「たった今急ごしらえで錬成された壁だから、分子構造とかが甘いんですよ感」を出し、より錬成した感じを出します。
あとは、細かな改造を施しつつ……
同僚に嫌がらせをしながら細部の調整をして……
そして、壁を錬成するための機構をテーブルの裏に仕込めば、完成です!!!
完成!『壁を錬成できるテーブル』!
いかがでしょうか。ついに、飛んでくる水から身を守れるテーブルが完成しました。
一見するとただのテーブルのように見えますが、その内側は壁を一瞬で錬成するための仕組みがギッシリと組み込まれています。
これがこの装置の内部構造です。ゴチャゴチャとした機構とともに、壁が布とともにテーブルの下に格納されているのがわかるでしょうか。
このテーブルから、壁を錬成(出現)させる仕組みはこんな感じ。
IT革命が起きた後とは思えないほど原始的な仕組みで申し訳ないのですが、このように布を引っ張ると壁が飛び出すようになっています。
そして、この布を足に結び付けてタイミングよく引っ張れば、壁を錬成しているように出現させることができるのです。
なお、テーブルの端には、音声センサーをつけたドライヤーをセット。
こんな感じで、一定の音量が鳴ると自動的にスイッチが入って風が起きるようにしました。
壁を錬成する直前には手を『パンッ!』と合わせるので、その時の音で風が吹いたらかっこいいなと思ったのでつけました。
……さあ、そんなこんなで『壁を錬成できるテーブル』が完成したところで、ここからは実際にこのテーブルで水を防げるのかをさっそく検証してみたいと思います。
はたして、僕はあの襲いくる水をかっこよく防ぐことができるのでしょうか!?
実際に試してみよう
そんなわけで、再び検証をするために同じ喫茶店にやってきました。こんにちは、ARuFaです。
そして、水かけ役は、前回と同じく会社の同僚であるモンゴルナイフさん。好きな武器は「レールガン」だそうです。
僕たちはお互いに沈黙を貫いたまま、特製テーブルを挟むような形で席につきます。
……さあ、それでは全ての準備が整ったところで、ここからはいよいよ検証に移りたいと思います。
せっかくなら実戦に近い形で検証したいため、今回は実際にマジの口論をしている流れで水をかけてもらうことにしました。
それでは、緊張感漂う空気の中……いよいよ検証スタートです!!
よろしくお願いします。もし僕に不満などがあったら言ってください
わかりました。マジの不満を用意してきたので伝えさせてもらいます
……あの、私、昨年にARuFaさんと同じ会社に入社したじゃないですか
そうですね
で、その時、ARuFaさんが入社祝いのプレゼントをくれたじゃないですか
あげましたね
……そのプレゼント、何だか覚えてます?
……あれですよね? 『新しい一歩を踏み出せるように』って意味で、確か「クツ」をプレゼントしましたよね?
そうなんですよ。私ARuFaさんから「クツをプレゼントするね」って言われて、すごい嬉しかったんです。なんて素敵な人なんだろうって思いました
はい
でも、実際にくれたやつ、これじゃないですか
小っさくない?
小っさいよね
指しか履けない
指しか履けないよね
……これの理由を知りたいんですけど
なんか、靴が急に小さかったら面白いかなと思ったから……
………。
とはいえ、じつは何となく「クツのことでキレて来るんだろうな~」ってのはわかってました
……?
なので、じつは今日もサプライズで、プレゼントがあるんです!!
どうせまた変なものですよね?
いや、めちゃくちゃ嬉しいと思うけどな~!!
ヒントは、キラキラ光ってて、表面がツヤツヤしてるものです!
……?
肌身離さず持っておきたい……そんなものです!
……
持ってると、豊かな気持ちになれるかもしれませんね
えっ……?
Q.キラキラ光ってて、肌身離さず持ち歩きたくて、豊かな気持ちになれる、手の中に納まる大きさのもの、な~んだ!?
………
………!!
……もしかしてなんですけど、
「……指輪とか?」
んっ?
あっヤベ! 来る!!!!!!
行くぞ行くぞ行くぞ行くぞ行くぞ~~~!!!
パンッ!!
ブワァ……
うおおおおおおおおおお!!
おらあああああああァッ!!
完全防御じゃコラ!!!
……ご覧ください。完璧に水を防ぐことができました。
僕はモチロン、水をかけた側もまったく濡れておらず、壁自体にも撥水加工がしてあるため、コップの水は壁が出てきたテーブルの穴から下に排出されます。
まさに、「防御力」「スピード」「お手軽さ」そのすべてを兼ね備えた、完璧な防御方法といっても過言ではないでしょう。
しかも壁というものはとても便利。
壁の手前側は相手から見えないため、謝罪する際のカンペを貼っておけば、確実に気持ちを伝えることができますし……
このように、飲み終えたティーカップを店員さんに返却する際も、壁を錬成すれば非常に効率良く手渡せます。
まさに良いこと尽くめ。水を防ぐだけでなく、アイデア次第で様々なことに活用できそうです。
……いかがでしたでしょうか?
みなさんも喫茶店で口論する予定があるときには、是非ともテーブルから壁を錬成してみてはいかがでしょうか。
これからは自分の身は自分で守る時代!
みんなで壁を錬成して、楽しい口論ライフを漫喫しましょう!!
あっ
すみません、後ろに回り込まれたら普通に【詰み】でした。
それではみなさん、さようなら。
さて、どうせ髪が濡れるのなら……
さて、今回はどうあがいても顔面に水をかけられてしまったわけですが、どうせビショ濡れになるのであれば、もういっそシャンプーしちゃった方が良いと思いませんか? 僕はそう思うんですけど皆さんはどうですか? そう思いますよね?
その上、どうせシャンプーを使うのならば、良いシャンプーを使った方がいいですよね?
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それでは僕は、早く家に帰って泡を流さないといけないので、この辺で失礼いたします。
さようなら。